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小澤征爾氏のこと(すごく小さなことですが)

ワタシがピアノ以外の楽器を弾く(吹く)ようになったのは中学校からでしたが、
それまでは部活で音楽部で普通に合奏してた程度で、それはピアノの延長線でした。
中学校では一時ほぼ音楽をやめて(家で勝手にピアノ弾く程度)いたわけですが、
ちょうどその頃に始まったのが山本直純氏と小澤氏を中心として結成された新日フィルと共に作られた
「オーケストラがやって来た」でした。
山本直純氏は音楽界では異端の方(とあとで知った)でしたが、この方が作ったクラシック普及のための名番組と言って良いでしょう、
これより前から「題名のない音楽会」はやってましたが、そちらは当時の内容はやや敷居が高い感じで小中学校時代に聞くのはちょっとしんどかったです。
山本直純氏はご自身でも振りましたが、小澤征爾さんがいらした時は小澤氏が振っており、番組は短いので大きな曲には触れられませんでしたが、オーケストラを普通の音楽好きな小中学校生を近づけさせてくれた素晴らしい番組だったと思います。
小澤さんについてはこの番組がきっかけで図書館でいろんな著書を読み、視聴覚室で作品を聞きました。
ここら辺で管弦楽にのめり込み始め、自分でもやりたいと思った理由が忘れてしまってわからない「チェロが弾きたい」につながっていったような気がします。

いつかは生で聴けるとと思ってましたが(オーケストラがやって来たの公開録画にも行きましたが)遂に聴けませんでした、ですが音源はたくさん聞きました。
松本のサイトウキネンもいつか行きたいと思っていたまま遂に叶いませんでした。
ですが、いろんなところで残してくださった演奏にはまだ触れることができます。これは幸せなことです。
小澤氏のおかげでたくさんの方が世界に飛び出して素晴らしい演奏を聞かせてくださいます。これは小澤氏の財産と思います。
心より感謝すると共に、
ご冥福をお祈りいたします。

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