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中部フィル第91回定期演奏会(小牧市東部市民センター)

小牧市市民会館の改修のため、定期演奏会komakiシリーズの今年度最後は、いつもと違う会場でした。
まず、どこだか不明な場所でした💦元小牧勤務民ですが💦
しらかわホールがあれば振替えられただろうと思うとつくづく惜しい。
というほど演奏は素晴らしかったので、ちょっと冒頭から愚痴ってしまいました🙏

今回満席ということで、中部フィル関係者様方のご尽力が伺えます。
満席で演奏できることは素晴らしいことです。
この勢いができれば広い会場となる次年度にもつづけばと思わずにいられません。

今回の席は通路よりやや後方の階段席でした。
3段目でしたが、階段の音がやけに響くのと、座席が動くと音がするのが気になりました。
コンサートホールの作りっぽくない感じがあちこちあって(天井の高さとか壁とか床とか)それはかなり気になりました。
舞台もちょっと、作りがコンサート向きではなさげだなと感じました。

今回は藤岡マエストロ。うーむ、この方が振るなら余計にもっといいところが良かったんではと、
これは演奏後の感想ですが。
平光ゲストコンマスは名フィルでもたまにお聴きしましたが、引っ張り力の強いタイプの方に今まで感じてまして、これはいい要素になると感じました。

一曲目、レスピーギ組曲「鳥」
冒頭の音が、アンサンブルはきっちりした音を聴かせてくれているのですが、
会場のせいなのか、響きが少し伸びてこない感がありました。(特に弦)
後半気にならなくなりましたが、レスピーギのように古めに小編成向けに作った曲には、
この会場は少し向かないかも、と思いました。
(多分、天井が高すぎるとか床の問題とか、舞台の造りとか、そういうものかな)
ですが、重ねていいますが、演奏はとても良かったです。
各パートのパフォーマンスがいつも以上に強く感じられたのは会場を考慮してのためかもしれません。
あと、平光ゲストコンマスの引っ張り力、すごいと思いました。
弦を鼓舞するような感じで、多分今回の会場のマイナス面をプラスに持っていこうとする力が感じられました。
個人的には、パンフにもありましたが、FMでこの曲の5曲目「郭公」が番組冒頭にかかるのを聴いていた世代なので(ワタシはNHKFMと思ってましたがFM東京だったんですね)すごく懐かしかったです。
そして、自分レスピーギが相当好きなことを再度自覚しました。
いつか、リュートのための古い舞曲の第1、第2組曲、演奏してほしいです。(あのキラキラした演奏と編成が好き)

徳永真一郎氏を迎えてのアランフェス協奏曲。
徳永氏は聴いてみたかった方なので、機会をいただけて感謝。
そして演奏は素晴らしかったです。瑞々しいギターの響きでした。
オケとの調和もすごく感じられました。
同行の相方がアランフェス協奏曲がこんなに長い曲と知らなかったのですが😅
でもすごく良かったと言っておりました。
アンコールはアルハンブラでした👏👏👏

休憩挟んで、メインプロはベートーヴェン交響曲第3番「英雄」でした。
実はプロの演奏で英雄を聴くのはおそらく10年以上ぶりです💦
そして以前はあまりどこが良いか分からず聴いていたせいでそれほど強い印象がなかったという曲だったのですが、
今回はネット関係でもう色々情報入れて音源も聞くようになったので、
心改めて聴いたのですが、
とにかく藤岡マエストロが引き上げてくれたためと、平光コンマスのパフォーマンス力と、
中部フィル自体の底力が持ち上がったためか、熱演でした。

中部フィルの演奏はニューイヤーぶりでしたが、
間違いなくレベルは上がっていると思います。
今回の会場は、会場自体でいうとやや残念なタイプの場所でしたが、
多分良い会場ではもっと今までより良い音が聞けると感じました。

そんなわけで、来季からの芸文でのソワレ、マチネ、楽しみにしております。

あ、そういえば、bravoタオルを振っていたため、
カーテンコールに画像がありません💦
ほんと撮りたかったです。画像無しですみません。



追記
どうしても、小牧シリーズの時、
あまりマナーに通じておられない高齢の方に遭遇します。
ワタシの非常に気にする演奏中の鈴、カバンの開け閉め、飴の開封、チラシめくり音が、
他のオケの時より少し多く感じます。
これはどうしたら良いのでしょう?


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