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ゲームソフトの著作権保護には二面性が!?

ゲームソフトは、通常、プログラムの著作物と して保護されるが、連続的に再生されるゲー ムの映像は、映画の著作物として保護される 場合があります。

ロールプレイングゲームのケースが主でありますが、ゲーム中に映像が映し出される。この映像が映画の著作物ではないかということで争われた判例があります。
判例では、プレイヤーの操作によって映し出される映像が異なるので、その点、映画とは違うとの主張に対して、その異なる映像は、創作者の範囲内に限定されており、しかも、その操作によって、創作者が指定した映像が映し出されるのであるとの判断から、判決では、映画の著作物であると判定されました。(中古ゲームソフト 事件(2002.4.25最高裁)等多数)

ロールプレイングゲーム・・・おおむね映画の著作物
シミュレーションゲーム・・・内容による判断が異なる
パズルゲームほか・・・おおむね映画の著作物にはならない

よって、ロールプレイングゲームは、プログラムでの著作物と映画での著作物という二面性でもって保護されることになります。

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