自分がスキンケアを選ぶときに考えていること(思考の手順)を紹介してみた

みなさん、こんにちは。



巷にはさまざまなスキンケア製品の紹介がSNSでされていますが、みなさんはそれをご覧になって、どのように選んでいますか?


ただ単にオススメされているものを買っていませんか?

それで、「全然合わなかった」と後悔していませんか?



今回は、そんな方々にどのように考えてスキンケア製品を選ぶと少しでも時間やお金の無駄にならず、かつ気に入ったものに巡り合いやすくなるかを化粧品について研究していた僕の目線で、お話ししていきたいと思いますので、最後までお付き合いください。




スキンケア製品を選ぶ上で、まず何よりも大切になるのが、「自分の肌の悩みは何か言語化すること」です。自分の肌を鏡で見て気になったことを言語化して紙でもスマホのメモでも

良いので、とにかく書き出してみてください。


ちなみに僕はこんな感じです。




ここから本題です。


先ほどメモした肌状態がどんなものなのかを具体的に考えていきます。


僕の書いたものを例にとると、まず一つ目は、「白い粉みたいなのが付いている」についてですが、これは落屑といって乾燥肌の時の特徴として現れてくるものになります。この場合、保湿を行なってあげることが大切なのかなと、頭の中で思い浮かびます。

ここで、乾燥肌ならどんなものがいいのかなと考えていきます。ここで、はじめてSNSの情報を見ていきます。乾燥肌におすすめのスキンケア製品の投稿をみてください。

そうすると、いろんな情報が一気に目に入ってきますが、みなさんの目で気にしてほしいのはそのスキンケア製品の粘度など触って伸ばした時の動画などがある投稿をみて、自分のほしいと思う製品なのかを判断してください。また、そこで候補をある程度絞った上で、ドラックストアなどのデスターや触って伸ばした時の感触を確かめると、なお良いと思います。この確認をしておかないと、自分にとって気に入らないことになるので、せっかく良いものでも「自分に合わない」と判断してしまう理由になってしまうのです。仮に同じ成分が入っていてもメーカーなどによって製造技術が違うので、使用した時の感覚は異なります。また、多くのスキンケア製品は連用試験によって効果を発揮することを確かめていることが多いです。そういった点からも「長く使いたい」と思うものを選んだほうがお困りの肌トラブルを解決できる確率が高くなると思います。



もう少し深く掘り下げてスキンケア製品を選びたい人は、成分を元にして探してみても良いかもしれません。


先の話でも出た乾燥肌はセラミド、ヒアルロン酸やスイゼンジノリ多糖体などの多糖類といった保湿効果のあるものも大切ですが、皮膚の中でバリア機能に必要な物質を作り出すような内側からケアしてあげることも大切です。


例えば、ちふれホールディングスさんが以前報告していたリンゴポリフェノールの研究結果を見るとカルボニル化タンパク質がバリア機能の低下に影響を与えることと、リンゴポリフェノールが表皮におけるこのカルボニル化タンパク質の産生を抑制することから、バリア機能低下を抑制することがわかっています。これはあくまで一つの例ですが、こういった内側からのケアでも皮膚のバリア機能を保持できる可能性があるのです。(下のURL参照)

https://www.chifuregrp.co.jp/news/rb0auu00000001w8-att/rb0auu00000001xh.pdf


「頬の赤み」や「ちょっとした出来物」に対してのアプローチはアゼライン酸がよさそうですかね。



なんて考えたりして、そのうえで、それが配合されている化粧品を探して、あとはSNSやそのスキンケア製品を実際に試しにいくといった行動をとると良いかなと思います。



最後にまとめると、スキンケア製品を選ぶときは、


① 自分の肌トラブルを鏡を見て言語化する

② SNS等でその肌トラブルでおすすめされている製品を探す

③ テクスチャを実際に試しに行く

④ (さらに深く考えて選びたい人は)皮膚科学や生命科学などさまざまな知識を統合させて選ぶ


を実践してみるとより楽しいスキンケアライフが待っているかもしれませんよ。



今回はこの辺で。

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