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詩)水面

水面みなもに風が当たり
騒めく様に小さな波がたつ
雨が降れば
波紋が広がりを見せ
日照りひでりが続けば
干からびた地表があらわになり
穏やかな晴れ間には
光を反射してプリズムをつくる

私の今は如何様いかようにあるのだろう
色を失くしてはいないか
温度を失くしてはいないか
起こり得る事象を
そのままに受け入れ
その都度に姿や形を変え
あるがままにいられる
その様に在りたいと願い
叶わぬ思いを
目の前の水面みなもに投げる