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世界規模ネットワークを強みに成長!クラウドEDIのパイオニア「SPS Commerce」

今回取り上げるのは、クラウドEDIを提供する米国企業のSPSコマースだ。

SPSコマースは1987年に創業。当時の社名は「St. Paul Software」だった。事業売却などを経て2001年には「SPS Commerce」に変更、クラウドEDI領域を開拓しながら成長してきた。

売上高が右肩上がりに伸びていることに加え、収益性も向上。営業利益率は2017年には3.8%だったが、2018年に10.8%へ上昇。その後は15%前後を維持しつつ、2023年には売上成長を加速させた。

株式市場での評価も高まっており、時価総額は目下65億ドルを超える。果たしてSPSコマースとはどんな会社なのか。今回は、その事業モデルや高収益の背景について紹介する。

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注目の米国上場企業の決算データ・企業動向をベースに時間をかけてディープに見ていく記事と、情報を整理・凝縮し時短できるセンサー的な記事の両端で構成。投資家ではなくともビジネスパーソンが「このビジネスはこんな風にグロースしているのか」という学びがあるよう努力します。

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