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拼多多が急騰、アリババと逆転する未来は来るか?中華三大ECプラットフォームの現在

11月28日に拼多多(PDD Holdings)の決算が発表され、中国三大ECプラットフォームの7〜9月期決算が出揃った。アリババグループ、JD.com、そして拼多多の三つだ。

どの会社も以前は高成長企業として名を馳せたが、今では状況が様変わり。特にアリババグループは中核事業以外のスピンオフ計画を打ち出すも、一部が頓挫するなど怪しい雲行きが目立つ。

グラフは相対値

2021年以降に株価が低迷したのは三社とも同様であるが、2022年からは明暗が分かれた。下落基調が止まらないアリババとJDを横目に、拼多多の株価が急伸したのだ。

昨日の決算後にもPDDの株価は18%上昇し、時価総額は1,834億ドルに到達。1,962億ドルのアリババグループと逆転しそうな勢いで迫っている。今回の記事では、各社の決算概況を紐解きながら、三社の現在についてまとめる。

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