今週の米国株価チャート群をイッキ見する会 ~2019/1/19
V字回復した株価チャート達を眺めながらビールを飲む会(慢心フラグ)
上記のnoteで書いたようなクリスマス時のトランプ大統領の発言
"I think it’s a tremendous opportunity to buy. Really a great opportunity to buy."
常時買い煽りモードのトランプ大統領ですが、この時はかなり強い言葉で買い煽ってましたが、今のところこのタイミングから10%以上のV字回復となっていました。
米国株主要指数は50日移動平均線を上にぶち破り、V字回復でした。
先行して下落していたNASDAQや小型株指数のラッセル2000の反発が強く下落トレンドラインを突破した勢いが続くのかどうなのか、ここから先はもみあったゾーンなので興味深いです。
先週に続き、まずは過去1週間の変動率でみるセクター別の温度感の把握。
総じて上昇。
FAAMG(Tech Giants)の年初来パフォーマンスはこんな感じでAppleすらAppleショック前くらいまで株価が戻っています。また、Instagramという武器をもっているFacebookもケンブリッジ・アナリティカ問題のボトムあたりまでは戻りました。
というわけで、各セクターや注目グループの企業の株価チャートをイッキ見していきます。決算シーズンが忙しいので毎週のピックアップ量は減らして毎月多めにするといったスタイルでいこうかと思います。多すぎても見ないしね。
まずはモメンタムをはかる上で人気株から見ていこう
決算が出たNetflixなどについては今週決算出した企業サマリーと株価まとめnoteを明日作るのでその時に言及。AppleはAppleショック前までは戻った。Facebookもケンブリッジ・アナリティカ問題で揺れたボトムまで戻った。
その他、成長著しいテック株をみてみましょう。
その他テック株見てみましょう。
米銀のバックオフィスを支援し電子商取引システムを提供するファイサーブ(Fiserv: FISV)がファースト・データを220億ドルで買収し世界最大手のEC決済誕生となったことがニュースになりました。この動きはSquareなどディスラプターに対する防衛的な動きだという認識がスタンダードのようだ。
一方そのSquareも金融サービス拡大の動きをすすめている。
そりゃ銀行周辺のサービス事業者は警戒しますね。Land and Expandが徹底しているSquareの動きは本当にビジネスとしてウォッチしていて面白い。
SaaSの株価を見てみましょう。
アトラシアンはいつもツンデレな動きをするので相変わらずですね。マルチプルが高いのでいつも短期的には梯子外しと隣合わせです。全体的には上昇。SaaSの体温計だと思ってるWorkdayの株価が上につきやぶるかどうかウォッチしたい。サービスナウも上にブレイクを迷っている感じ。
アトラシアンの決算で感じたのはソフトウェア開発者の増加トレンドと、やはり企業のデジタルトランスフォーメーションの動きが強いこと、によって関連サービス提供事業者のTAMが拡大しているということですね。
残りのSaaS企業のウォッチは月間株価チャートチェックに回します。
さて、生活必需品セクターを見てみましょう。
今週も食品企業のV字回復が続いている事がわかります。
小売セクターの様子。
製薬企業の株価の様子
セルジーン買収を発表して下げていたブリストル・マイヤーズスクイブの株価がほぼ窓埋め。
医療機器などその他ヘルスケアセクター
心臓ペースメーカー1100台余に停止のおそれ と報道されたのはメドトロニック(Medtronic)です。
金融セクターの様子
決算が続きましたが総じて陽線続きです。
防衛産業・関連株の様子
鉄道・トラック
航空会社
オイルメジャーの様子
公益事業セクターの様子
その他ダウ構成企業ざっくり
レストランセクターの様子
最後に中国ADR
——— ✂ ——— おわり ——— ✂ ———
これ、需要あるんでしょうか…?無いなら「月刊 米国株決算祭り」が忙しいのでやめようかなと思うけど、必要な人いたらフィードバックください。
<昨日の記事>
それでは引き続き、米国株決算スケジュールと今週の決算ハイライトをお届けしますのでまた今夜あいましょう!
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