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きょうだいが仲良く遊ぶための声掛け、そのタイミング〜自立した子どもにPart⑩

前回、前々回に引き続き「きょうだい」がテーマです。親としてはきょうだい仲良く遊んでくれたらと願うところだと思いますが、親の声掛けひとつでそれは随分変わってくるんです。今回はそんな声掛けの”タイミング”についてのお話です。

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Vol.8・Vol.9と読者の方から頂いた子育てにまつわるお悩みについてお話をしてきました。

「きょうだい」が仲良く遊び過ごすための”秘訣”については「上の子を優先的に心も体も満たしてあげる」そうすることで下の子に優しくしてあげられる心の余裕がうまれるということをお伝えしてきました。

そうは言っても、気が付けばいつもケンカになっている!?や保育園のようにずっと子どもの相手をしてあげられないわ…などのお声もあると思います。

そこで今回はもう一つ大切な「きょうだいが上手に遊んだり、過ごすための秘訣」”タイミング”についてお話します。

時には家事をしながらでも子どもに声を掛ける”タイミング”が合っていれば、ケンカや問題行動は起きにくくなるのです。

それは子どもがこれから遊ぼう又はしようとする行動のその先を大人が予測をして、例えばおもちゃの取り合いが予測できれば、まず上の子に「Aちゃんは今から何で遊ぼう、何をしようとしてる?」と聞いてみてあげて下さい。

そして下の子には上の子とバッティングしないよう、それ以外の「Bちゃんは◯◯と△△のどちらで遊びたい?」など遊び始める前に交通整理のように整えてあげるのです。

そして「次の遊びがしたくなったら教えてね」と言って遊ばし始めます。下の子がソワソワしだしたら、「Bちゃん◯◯はもうおしまい?」「次は何をする?」と声を掛けます。

「△△がしたい」となったら「◯◯をまずお片付けして!その間にお母さんが△△を用意するね!」と「ここで家事の手をとめて次の遊具を出してあげるなど、何も考えず上の子の物に寄っていこうとする前に声を掛けることで上手く遊び場を整えることができます。

では「上の子と同じ遊びがしたい!」となったらどうするの?そんなお声が聞こえてきそうですね。

そんな時は少し家事の手をとめて「じゃAちゃん(上の子)に☐☐の遊び方を教えてもらおうね」といって下の子に一度待たせるのです。そして「わぁ~すごく上手に遊んでるね、すごいねAちゃん」と褒めることで優先して遊ばせてもらえた事と褒められたことで上の子が満たされるのです。

どうでしょう、このように声を掛けるタイミングを合わせるだけで一言も「ダメでしょ」など叱らなくても上手に遊べるようになっていきます。

そして上の子も一通り自分のことができ、満足したら、必ず下の子の相手をして遊んでくれるようになりますよ。是非試してください。

3回にわたって「きょうだい」が仲良く遊び過ごせる秘訣についてお伝えしてきました。次回は新しいお悩みについてお話したいと思います。

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