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LOVERS VOICE 気仙沼とつながる窓

気仙沼漁師カレンダーをご愛顧いただいている方々の声、「漁師カレンダーLOVERS VOICE」。昨年気仙沼つばき会のFacebookでご紹介した記事を、改めてここでも紹介させていただきます。
第二回は、震災ボランティアを機に、その後も東京から気仙沼大島に通い続けておられる杉本健さんです!


窓のない壁に、漁師カレンダーを飾る。

漁師カレンダーLOVERS VOICE vol.2 震災ボランティア 杉本健さん


震災ボランティアを機に気仙沼大島に通う杉本健さん



漁師カレンダーは窓のよう

漁師カレンダーは最初のものから購入しています。気仙沼つばき会のメンバーと知り合いだったこともあって、Facebookで情報をみて、プロの写真家は漁師さんのどんな写真を撮るんだろう?と興味をもったのが購入のきっかけです。毎年、漁師カレンダーを手にすると、まず知ってる人や場所が写ってないか探します。

家ではもともとカレンダーを飾っていなかったので、漁師カレンダーを初めて部屋に飾ったときはすごく新鮮で不思議な感じでした。今はFacebook等のSNSの投稿でほぼリアルタイムに気仙沼の様子もわかると言えばわかるけど、漁師カレンダーはまたちょっと違いますよね。

壁に貼ってあると、窓みたいな感じだって思うんです。パッと見たら景色がある。そんな感じ。大袈裟かもしれないけど、わざわざスマホを開くのではなく、顔を向けると気仙沼の景色がそこにある感じ。
だから漁師カレンダーは「ここに窓が欲しいな」と思ってたところに飾っているんですよ。

気仙沼大島で知った漁師さんの仕事

2011年、震災のボランティアで気仙沼市本吉町の蔵内と、気仙沼大島で瓦礫撤去をしました。その時に出会った大島の漁師さんと親しくなり、その後、新しく船をつくったお祝いをしたり、養殖の手伝いをしたりするようになって、今も定期的に東京から気仙沼に通い続けています。牡蠣を収穫したり、ワカメを刈ったり、イベントに参加したり飲み会をしたり……もう何回行ったか覚えていないくらいです。下手な親戚に会うより大島に行く回数が多いんじゃないかな(笑)


何度も通い漁師さんと仲良くなった


春はワカメのお手伝い




漁師さんのお手伝いを経験するようになって、ゆるくない仕事だなって痛感しました。あんなに一生懸命にやっているのに、貝毒が出たら何も出荷できなくなります。そうなってしまうと、労働力の割に報われないように思って、本当に大変な仕事だと思います。

コロナで行けなくなった時期は、漁師カレンダーを見て、気仙沼は今、この季節だよねって、写真を見て懐かしく思い出していました。ワカメの時期ならこんな作業をやっているんだろうなとか、牡蠣の時期ならこんなことやっているとか、気仙沼の季節感を思い出して。


つばき会の漁師カレンダーに関する投稿をFacebookでシェアしたところ、友達も興味を持ってくれて、毎年友達の分も含めて何冊かまとめ買いをしています。今年もさっそく「漁師カレンダーの季節が近づいてきたから2部買いたい」と連絡が届きました。

以前気仙沼を訪ねたことがある人たちもいて、みんなでカレンダーを見て、牡蠣食いたいとか何が食いたいとか、気仙沼のあの日本酒が飲みたいとか、盛り上がるんです(笑)。

毎年、新しい漁師カレンダーが届く頃になると、今年はどんな写真なんだろう、誰が映っているんだろうと、楽しみにしてます!


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