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教育と子育て

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「否定教育」「でないといけない思考」は自己肯定感を下げます。「肯定教育」「本当にやりたいことができる環境」が必要なのではないでしょうか。 思うことを色々と書いていきます。
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記事一覧

GHQが禁止した日本の神話。しかし、アメリカの教科書には書かれている(笑)。

大東亜戦争(第二次世界大戦)終結後、GHQが日本に施した政策とその影響について、過去に3本の記事をアップしました(その記事のリンクは最後に貼ります)。 今回は、日本の教育システムが大きく変更され、日本の神話が禁止されたことについて書いていきます。 今回の記事は、YouTube『むすび大学チャンネル』のこちらの動画をまとめたものです👇 ※ 是非この動画もご覧になってください。 神話を教えなくなった民族は100年続かない世界の多くの民族を研究した歴史学者アーノルド・トイン

偏差値教育の光と影:学生に与える影響を考える

偏差値教育に関して、考えるべき点がたくさんあります。今回は、その始まりと人々への影響について話したいと思います。 偏差値教育の始まりと必要性偏差値教育の始まりは1957年とのことです。これは、学生の学力を合理的に評価し、特に競争が激しい学校の合格判定を客観的に行う目的で導入されたシステムです。当初は特定の学校の入試選抜のために開発されましたが、その後の日本の教育界において革新的な役割を果たしました。 1970年代前半には、この偏差値教育が日本全国の学習塾や地方の業者テスト

親が楽しく「好きなこと」をしていれば、それが子育てになる。

親の「好きなこと」が子どもの成長をサポート子育てで悩む必要はない。なぜか?それは、親が楽しく「好きなこと」をしていれば、子どもはそれを見て育つから。 例えば、お母さんが「好きなこと」を心から楽んでいるとする。子どもはその姿を見て、「お母さん楽しそう。私も(僕も)お母さんみたいになりたい」と感じる。そうすることで、子ども自身も「好きなこと」を見つけ、楽しみながら成長し、これが最良の子育てとなる。 お母さんが自分の「やりたいこと」を実践していると、その感覚や喜びが直接わかる

自分で自分の才能を潰す。これやっちゃ絶対にダメ!

ピアノが上手い少年がいた。彼は中学生のときにピアノに出会い、それに魅力された。彼はピアノが大好きだ。大好きだからこそメキメキと上達した。 高校に進学すると、彼の才能はさらに開花。コンクールで良い成績を収めたり、ロックバンドで活動したりした。ロックバンドを結成する場合、ギター、ベース、ドラムは集まりやすいが、ピアノやキーボードは人材不足だ。彼は様々なバンドから声がかかった。 ロックにピアノが加わることで音に厚みが増し、躍動感のあるサウンドへ変貌する。彼の演奏はバンド仲間から

明るい未来への一歩:日本の教育システムの改革

日本をより明るく希望に満ちた国にするためには、教育の役割が非常に重要です。いじめ、家庭内暴力、虐待、そして他人への妬みなど、社会問題の多くが自己肯定感の欠如や自信の不足から生じていると考えられます。このため、教育を通じて子どもたちが自信を持ち、前向きに生きる力を育てることが重要です。 今回は、特に小学生までの教育に対して具体的な改善案をお話しします。僕は教員経験はありませんが、一市民としての視点から以下の点を提案します。 子どもたちの長所を見つけて褒める子どもたちに対して

子どもに価値観を押し付けず、自立心を育む親の役割

子どもの教育は、彼らの将来に大きな影響を与えます。親としては、子どもに最良のものを与えたいという願いは自然なこと。しかし、この過程で親が無意識のうちに自分の価値観を子どもに押し付けてしまうことがあります。このような行動が続くと、子どもの成長に悪影響を与える可能性があります。 子どもに価値観を押し付けることのリスク親が自分の価値観を押し付けるということは、どういうことなのでしょうか?これは、親が自分の信念、期待、夢を子どもに押しつけることです。たとえば、「良い大学に入ることが

自分の「強み」とは「どんなことに一番興味があるか?」という点だ。

自分の強みとは何だろう? 多くの人がその答えを探している。 しかしながら、実は大事なのは「強み」ではなく、「どんなことに一番興味があるのか?」という点である。 人は自分の興味のあることには、無意識に多くの時間が費やすもの。そのため、スキルアップが進み知識も増える。 だから、自分の大好きなこと、夢中になれることは何か?を探すのが大事だ。    大好きなこと、夢中になれることを探す方法1.やりたいことを書き出す 何でもいいので、「やりたいこと」を書き出す。直感で思い浮かぶ

遊びも勉強も一緒:好きなことを追求することの価値

遊びと勉強の境界線は本当に必要でしょうか? 今回は、好きなことに熱中することが、遊びであろうと勉強であろうと、実は同じ価値を持つことを探求します。 遊びと勉強の区別は必要か?通常、「遊び」と「勉強」は異なるものとして区別されます。しかし、本当に好きなことに取り組むとき、それは遊びであると同時に勉強にもなります。好きなことに没頭することは、心からの楽しみを伴う学びであり、その境界線は実は非常に曖昧です。 好きなことの中に見出す学びたとえば、アイドル好きで乃木坂46のファンが

価値観の押し付けは、バリューハラスメント(バリュハラ)と言うらしい

最近、何かと「○○ハラスメント」と言いますよね。セクハラ、パワハラ、モラハラってのは、よく知られています。面白いのでは「鬼滅の刃」が流行ったとき「え、まだ観てないの?」といった、キメハラってのが出てきたときがありました(笑)。 ふと思ったのですが、自分の価値観を押し付ける人っていますよね。たまに押し付けられるならまだいいのですが、毎回だとほんと嫌になります。そういうのって何なのかな?って、ChatGPTに質問をしてみたら、「バリューハラスメント」、略して「バリュハラ」とのこ

保育士の笑顔が子どもたちの未来を照らす

保育園について考えるとき、子どもたちの笑顔やその活動を最優先にして考える。もちろん、それは絶対に必要なことだし、そうでないといけない。しかし、今本当に求められているのは、現場の保育士さんたちが心から楽しみ、自分の特色を生かせる保育園なのではないか。 実際のところ、保育士さんたちの働きやすさや楽しさは、その場の雰囲気を作る大切な要素だ。彼らが自分らしく、心地よく働ける環境が整っているかどうかが、保育園の質を高めるカギになる。 「○○さん」と声をかけるとき、子どもたちはその保

昭和の受験戦争:偏差値教育に振り回される親たち

先日、【 昭和の受験戦争:勉強が全てだった時代】という記事をアップしました。この記事は、僕が中学3年生だった1979~1980年の受験戦争について書いたものです。👇 今回は、僕より下の世代(1988年に中1~中3の子たち)の受験戦争(偏差値教育)について語ってみたいと思います。 教材のアルバイトを通じて:中学1年1988年3月、僕が23歳の時に教材の訪問販売のアルバイトをしました。その時、僕は大学生でした。このアルバイトは、大学生の男女が中学生を対象に教材を訪問販売すると

昭和の受験戦争:勉強が全てだった時代

1979年から1980年にかけて、僕は中学3年生でした。当時、僕たちは「受験戦争」の最中にいました。この時代は、偏差値教育、落ちこぼれ、校内暴力という言葉で象徴されます。多くの人が「高校受験でその子の人生が全て決まる」と思っており、教師、親、僕たち生徒も、その風潮に飲み込まれていました。 「落ちこぼれ」というレッテルこのような環境の中で、勉強が得意な子は「いい子」と見なされるようになりました。一方で、勉強が苦手な子どもたちもいます。これらの子どもたちは「落ちこぼれ」と呼ばれ

今なお残されているGHQの規定:現代教育への示唆

先日、【 GHQによって制定された多くの規定】という記事をアップしました👇 この記事は、大東亜戦争(第二次世界大戦)終結後、GHQが日本に施した政策とその影響について述べたものです。 今日は、その続編として、特に教育分野における影響について語りたいと思います。 今回もこちらの動画をまとめました。(該当部分は 25:41~になります)👇 ※ 僕の記事よりこの動画を観たほうがよく理解できると思います(笑)。是非この動画もご覧になってください。 系統教育 と 問題解決教育

GHQによって制定された多くの規定

昨年、【 GHQに廃止された「歴史科」と今の「社会科」。違いを探る。】という記事をアップしました👇 この記事では、大東亜戦争(第二次世界大戦)が終わった後、GHQによって日本の教育制度が大きく変更されたことについて語りました。変更による教育への影響について述べたものです。     *   *   * GHQは日本に対して、教育以外でもさまざまな政策を実施していました。今回は、GHQによる日本への政策と、日本の主権回復後にどのような影響を与えたかについて、見ていきたいと思