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正しさだけで生きれない

”本当に終わっている日記”を書いたら友人からLINEとかフォロワーさんからDMとかサポートとか、もちろんここにもコメントをもらったりした。うじうじした私に皆が優しいとなんだか申し訳なくなって、それで元気になった。泣き疲れてお腹が空いてキッチンに立つのと同じ原理。私は陰も陽もエネルギーを持て余している。同じ風に「今過去のカルマに悩まされている」人が結構いたので、こういう言い方はよくないかもしれないけどちょっと安心した。多分私たちがすべて悪いわけじゃなくて、星周りが悪いよ。本当に。どうにもならないことは宇宙のせいにして責任を1回投げ出すぐらいでいいと思う。そのぐらいやってもバチは当たらないでしょうよ。こんなに一生懸命生きているんだから。正しいとか、間違っているとかは、この先分かる、今それを分別してる暇はちょっとないので、1回宇宙に預けます。ピッ、ザー、そちらで、よろしく、どうぞ、ザザ、ピッ。無重力に葬られてもう2度と顔を出さないでほしい。陰鬱な私。この周期でポジティブおばさんと死にたい鬱女が顔を出してこられるとさすがに情緒どうしました?って感じなので、日記に残すのもほどほどにしておく(でもアウトプットがここだけなので多分また梅雨半ばでバカ凹みしそう)

久しぶりの友人と美味しいお鮨をカウンターで食べながら「本当に終わってる」最近の話をしたらその友人は言葉を選んで私を励ましてくれた。お鮨はおいしかった、それ以上に溜まった話したい事がたくさんあった。話すたびに楽しくて笑って、帰りの電車で私ばかりが少し話しすぎたかもしれないと思いながら次あったら友人の話もキチンと聞こうと思った。だけどまだ話し忘れた事とか、披露するのを忘れたモノマネとかもあるので結構時間はカツカツだよ。もう大人になったしたくさんの失敗をしたのできっとこれからはいい距離感でいられると思うんだ。「またすぐ会おうね」ってLINEして、帰りに新宿で単行本を4冊買って小田急線に乗り込んだ(KANDYTOWN風に言うとODQ線。ダサ)なんとなくで購入した島本理生のあなたの愛人の名前は、という文庫は一気に読み終えた。結構好きだった。

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親友の誕生日で鎌倉のフレンチを食べにいった。久しぶりに目にも、それから舌の上にもたくさんの知らない味覚を知れて嬉しかった。知らないものを知る、というのはやっぱり幸福だな。帰り、親友の母がみなとみらいでフラダンスの発表で踊るというので見に行く。うちの母もそうだけど、アグレッシブに動き回る大人を見ると私も寝言や泣き言ばかり言って先延ばしにしてると本当にすぐ死んで後悔だけが残るよなと思い直す。フラダンスでも習おうかな、と親友と話す。いつも思いつきで話をしている。

夜は中華街に行って親友が「前にここに来たことがある。おいしかった」という店に入ったら回転寿司みたいにオーダーした料理がレーンに乗ってやってくるシステムと、やけに天井が高く、マイナーコードの暗い音楽と食事の色も悪くなりそうな白光りした蛍光灯で、安っぽいメニュー、積み重なったお皿たちの前には携帯を片手に話す若い客ばかりで、どう考えても選択肢に入らないような店だった。席についてから親友は申し訳なさそうに「ごめん間違えた」と謝っていた。私も同じ立場なら誤り倒すなと思った。
元気だったら店を出たけど足が痛かったのでそのまま注文して食べた。メニューが通ってなくて20分待たされて、支配人はインカムの相手に中国語でめちゃくちゃ怒ってたのに、私たちには優しくてカタコトの日本語は怖かった。可もなく不可もない小籠包を2つずつ食べて、海鮮お粥を流し込んですぐにお店を出ると中華街には雨が降っていた。

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ピノに星形があったので今週はいい1週間になると思う。ピノには荷が重いかもしれないけど。

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夏とそれ以降の予定がどんどん決まる。独身女3人でリゾート。恋人たちとキャンプ。親友と瀬戸内までトライアスロンと伊勢神宮。友人とちょっと面白いことを計画している。水星の逆行が終わったら筋トレを開始する。来週車を見に行く。車がきたら、私はさながらレッドブルよろしく翼を授かったようなものなので、海でも山でもどこへでも、スーパースターに助けられたみたいな頼もしさを背中にもっと軽やかに日常を送れるはず。いびつで心許ない気持ちや生活をそれなりに形作っていけるのはいつだって自分だけ。親友と誕生日を海外で過ごす計画がコロナになって叶わないままなので38はオーストラリアで、39はカリフォルニアで、40はモルディブで、ってそういうざっくりした未来しか見えてないぐらいのほうが、それでいてどうせお祝いは40歳の時も結局都内のレストランでまたフレンチかもしれないけど、それでもそういう事を言い合える相手と不確かな楽しい予定はいくつあってもいいなと思う。

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「またすぐ会おうね」とか軽く言うくせに予定を決めるとなると自ら誘えない人間なので、声をかけてくれる人が尊い。そんな重い想いがあるなんて相手は多分知らないけど。重い女なんだよ私は。辺鄙な田舎に引っ越しても変わらずに飲みの誘いや連絡をくれる皆が大好き。行かないんだけど。

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5月ももう終わる。梅雨に入ったらどうせまた泣き言を言い出すので誰かぶっ飛ばしてください。

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ファジを抱きしめて「死にたいなんて思ってごめんね」って言う。彼は自分の鼻を少し舐めて1歩後ずさる。

集中して書くためのコーヒー代になって、ラブと共に私の体の一部になります。本当にありがとう。コメントをくれてもいいんだよ。