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パパリーマン2人が泣いてしまった出逢いの話

突然ですが、
最近、あなたは人との出逢いで

感情が高まり
泣いたことはありますか?


僕は正直なところ、

平日は会社の拘束時間に翻弄されたり
帰宅後の家事、育児、

休日は
家族との時間などで

時間的な余裕を
感じることができず、

泣けるような
出逢いどころか、

仕事以外の出逢いなど
全く期待もしていませんでした。


・・そうなんです。

ある出逢いが起こるまでは。。


今回はそんな僕が
自分の想いを伝えようとして

泣いてしまった人との出逢いについて
書いていきたいと思います。


僕は
この出逢いによって
新しい夢が一つ生まれました。


出逢いの力を信じて欲しい。

出逢いがないと思っている方、
何となくぼんやりと過ごしてしまう方、
全ての人に読んで欲しい。


そんな想いで書いていきます。

※こちらの記事は2021.4.25、前のブログで僕が会社員時代に書いていた記事です。この出逢いは、これからもっと大きな奇跡が起こってくると信じているので、その軌跡として、こちらの新たに作ったnoteにも残しておきます。


出逢いのきっかけ

平日も休日も
大して時間も取れなかった僕が

出逢いのきっかけとなった場は
情報収集用に利用していた
Twitter(@revenger_2002)という
SNSでした。

それは
昼下がり、久しぶりに
自分の時間が取れ、

SNS上でフラフラと
情報を収集しているときでした。

(なんだろ、このアカウント・・・。)

それはバラの花束を
アイコンにしていた
アカウントでした。

普通、戦略的に考えれば
目を止めてもらおうとするには

目立つアイコンにするのが
一般的なんですよね。

しかし、
僕の気になったアイコンは
真逆でした。

お世辞にも、当時は
目立つアイコンではなかったし、
人気アカウントでもない。

アイコンは人物の画像や
イラストでもなかったので

第一印象には
人間味も感じない。

(すみません、なにかひどい言い方ですね。苦笑)


今こうやって
振り返ってみても

なぜ、当時 花に興味もない僕が
バラのアイコンに興味をもったのか、
実は自分でも思い出せないのですが・・。


ただ、何故だかわかりませんが
僕はこのバラの画像に目が止まり、

反応がほとんどないその方の
発信を辿っていったんです。

※名前はひろさんです。
以下、ひろさん(@hiroaki07090709)とします。

そして、気付けば

ひろさんのひっそりとした
発信の中に

ひたむきに
何かを頑張ろうとする姿勢や

ご家族や大事な方を
愛される真っすぐな心などに
心を動かされ、

無意識に自分からひろさんへ
メッセージを送っていました。


「素晴らしいバラのアイコンですね。
発信内容にも心を動かされてしまいました。」

「頑張ってください。応援しています。」


そんな感じの
メッセージだったと思います。


今、こうやって
文字起こししていると

なんか怪しいし、
上から目線みたいにも見えますよね・・



でも、ひろさんの
反応は違ったんです。


「嬉しいメッセージをありがとうございます。
このバラは毎年、妻へプレゼントしているものなんです」


こうやって
僕の一方的な
言葉では説明できない直感から
ひろさんとの繋がりが始まったのでした。


ネットの世界で育まれる信頼感と存在感

繋がったとは言え、

きっかけは
本名も顔もわからない
SNSの世界です。

もちろん、僕もひろさんも
サラリーマンであり、同じ父親です。

日常は
本業や家族を優先する生活。

直接的な交流は
メッセージをやり取りして以降、
ほとんどありませんでした。


ただ、お互いに平日の出勤前である
朝4~5時には活動をはじめ

朝一から140文字以内の発信から
エネルギーを感じ合っていたんです。

「あっ、今日も頑張られているな!」

「自分も時間は大切にしないと」


ネットの世界は
孤独だったりもします。


朝の作業を終えて
職場に出勤すれば

そこは
もちろん現実世界。

「けろすけさん、あの資料、確認して頂けましたか?」

「けろすけさん、ここ間違っていると思うんですが・・・」


ネットの世界に没頭するほど
生じてしまう現実世界との乖離。


乖離が生じる度に
自分の心に問いかけます。

「自分は早朝からパソコンに向かっているけど、
本業に集中した方がいいんじゃないのか・・」



でも、なぜかそんなときに限って
自分の目にはいつもひろさんの活動が
目に入ってきました。


もがき悩みながらも
家族にも応援されながら
頑張っている様子、

限られた時間の中、
出勤前に子どもさんと
ランニングしている様子、

などなど。


「ひろさん、頑張ってるな・・。」

「自分も頑張ろう。やりたいことをやれているんだ」



気付けば、
いつも方向性を見失いそうになったとき

ひろさんの行動や考え方に
救われていたんです。


ひろさんも
僕の情報発信の経験から
悩みや相談などしてくれることもあったりして


出逢って半年を過ぎる頃には
お互い、SNSではいなくては
ならない存在になっていました。



普段は全く連絡を取り合えませんし
反応もし合いません。

でも何かあれば
昨日会ったかのように

何でも話せ、相談し合えるような
精神的な繋がりの深い同志のような存在でした。



そして、さらに月日を重ねる中で
ひろさんの行動が加速度的に
早まっていきます。


それは

「キッチンカーを開業する」

という全ては夢のために。


融資のお願い、仕入れ先の訪問、
出店先探しなどなど。


まるで
何か見えない力に
引っ張られるかのように

ひろさんの行動を
駆り立てているようでした。


サラリーマン、
3人の父親という
肩書を持ちながら

夢を実現させようと
邁進する姿でした。


サラリーマンをしながら
キッチンカーを開業準備を進めていく壁は

普段の発信からも
いつも伝わってきました。

それでも
いつも前向きに、
一歩ずつ前に進めてきたひろさん。


ずっと見てきたからこそ、

そして、ひろさんの存在を
強く意識していたからこそ

キッチンカーの前に
ウェルカムボードも飾られた
完成形の写真を見たときは

自分ごとにように喜び、
自分でも何か異常な感覚だったことを
覚えています。


(ひろさん、本当におめでとうございます・・・)

(本当にいつもありがとうございます・・・)


何度思ったことか
わかりません。


胸が熱くなる感覚を思い出させてくれた
久しぶりの感覚でした。

パソコンの前で泣いてしまった夜

ひろさんがキッチンカーの
準備を一通り終え、出店先などを
探されている時期のことです。


世間では
コロナによる緊急事態宣言による
逆風が巻き起こっていました。


ひろさんとは
1年以上の繋がりの中、

自身の苦しみや辛さの
発信なんて1度もありませんでした。


そんなひろさんが
「辛い時」と発信。


決まらない出店先や

やるべき課題に対して
時間捻出に苦しむ日常。


人の苦労なんて
他人にはわかりません。


もちろん、僕にも
ひろさんの苦労なんて
表面的にしかわかりません。


頑張っているのに

これ以上の
「頑張ってください」
なんて、当然言えるはずもない。


どうしていいのか
わからない僕は

とりあえず
パソコンの前で

音声を録っていました。

「ひろさん、発信みました。

・・・。

・・・。

・・・。」


(声が出ない・・・ 
伝えたいことはいっぱいあるのに声が出ない)


声を出そうとすればするほど
喉につかえる。


気付けば僕は
涙が溢れ出ていました。


逆風にも負けず、
休日返上でひたむきに
出店先を回っているひろさんの姿・・・



そして、ひろさんを
支える奥さんの愛、

ご家族の姿・・・


声をかけようとすれば
するほど、色んな情景が
浮かび上がり、全くメッセージを
伝えることができないんです。


何とか録り直した音声も

結局、何を言っているのか
わからないまとまりのない
メッセージでした。


音声をひろさんに送った後、
僕はあることに気付いたんです。


それは
人への思いや感謝の気持ちなどは

普段、自分が感じているようで
実は十分には気付けていない、

ということ。


ひろさんには
普段から力をもらっているし
感謝をしている「つもり」でした。


改めて
人への感謝の気持ちを
伝えようとすると

無限に込み上がる感情。


今回、感謝の気持ちを
伝えようとすることで
自分はこんなに感情を
豊かにさせてくれる同志がいるんだと
思い起こさせてくれました。

そもそも出逢いとは何か_家族に出来た新たな一つの夢

そもそも140文字以内の交信からはじまった
ひろさんとの繋がりは出逢いと言えるのでしょうか?

このブログを書いている現在、
お互い顔も知りません。

出逢いかどうかは
わかりませんが、

一つだけ言えることがあります。


それは

ひろさんから
新たな夢を与えてくれたということです。


ひろさんのキッチンカーで作られた
わたあめを家族みんなで食べに行きたいんです。


このことは
妻や息子たちにも伝えていますし
家族全員が楽しみにしていることです。


4歳になる長男は

「とうきょうで わたあめを たべたい」

と言っています。


四国のど田舎に住む
息子たちにとっては


東京という場所は

テレビで見る世界で

僕ら大人でいう
宇宙旅行のようなレベルです。


まだ2歳の次男は
この言葉の意味がわかっているかは
僕にはわかりません。


でも、今のコロナが落ち着き、
言葉の意味もわかるようになった頃、

ひろさんのキッチンカーの前で

わたあめを食べながら
夢を実現させたひろさんの話を
家族みんなで聞きたいと思っています。


そして、息子たちにも
自分の夢を持って欲しいと思っています。


これが僕の一つの夢です。
(2021年4月現在)


これが出逢いと
思わない方もいると思います。


それでいいんです。


僕たち家族にとっては
一つの夢であることは
間違いない事実ですから。


いつかまた
この夢を実現したとき、

キッチンカーの前で
綿あめを持った僕ら家族4人と
ひろさんで映っている写真を載せて
このブログを更新したいと思います。

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