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知人がどうやら何か始めたらしい


どうも。

昨日2022年5月13日の正午12時からクラウドファンディングというものをスタートさせたらしい。

詳細記事はこちら。

始まってしまったからには後戻りできないので、応援できる限りしていきたいとは思う。

今回このプロジェクトに関しては賛否あるが、できる限りのことを伝えて考えていい発見になればと。

もちろん記事を見てもらいたいので、上のURL開いて欲しい。

こちらでもそんな彼の思いと今までの流れをお伝えしていく。

どんな人がどんな挑戦をしているのか。

体操選手として部活で汗を流していた、ごく普通の高校生だった。
好きなものを買うためのお小遣いほしさに様々なアルバイトをし、お金を稼ぎながら部活もして勉強もしてと忙しい毎日。
そんなある日、中学校の同窓会を控えた日の部活で事件は起きる。
「さーて、ラスト1本技を決めたら練習終わりにして同窓会行くぞ〜!」
そして気持ちはこのあとの同窓会に引きずられたまま、いざバク宙をするとなんだか失速していく。
「あれ?回りきれない。なんでだ?」
そんなことを完全に考え切る前に頭から落下しその衝撃で首の骨が脱臼。
あれよあれよという間に全身が動かなくなり救急搬送。
人工呼吸器を取り付けられ、話すこともままならず唾を飲み込むだけで誤嚥する毎日。
身体もベッドに固定されたかのように動かない。
そんな日々から
「あなたはまだ生きてやることがあるんだよ」
と、お告げのようなものを感じて、なんと座れるようになり、次には電動車椅子で動き回れるようになる。
そうして動けていた筋肉モリモリの時代から電動車椅子となり悔しさを感じながらも同級生が皆卒業してしまった高校に復学。その時はすでに20歳を過ぎていた。複雑な思いを抱えながらも無事高校を卒業。
将来に戸惑いを感じる中でも、親類が施設を見つけたことをきっかけに上京。

上京とはいえ。

上京といえば聞こえはいいが、身体のことや心のことなどがあり、何度も命をさまよった。平穏とは決して呼べない。苦しい時代があった。
そんなことも乗り越え、現在26年目を迎えてなお施設に住み続け、施設暮らしで自由がないため未だに土地勘もなく施設周辺を出てしまうとどうしていいか右も左もわかりません。
神奈川東京は自分の生活圏内しか知ることができないままここまできてしまい、人生損をしてきたような気持ちにもなる。

どうして今なのか。

施設のほうが24時間誰かしら助けを呼べて、ほかの利用者も住んでいるから1人になることはそうそうないし、守られていて安全な場所だからこそなぜこのご時世、この歳にして自立をするのか。
その答えは明確だ。
施設という場所は守られ過ぎているがゆえ、あんなことやこんなことありえないことが起きても誰も知らないまま蓋をされてしまうこともある。
施設にいても地域に暮らしているように活動もできることが本来あるべき姿。
しかし、施設の職員は増減を繰り返し基本的には人手不足。
日々の生活を支えるだけで精一杯。
余暇のフォローまで手を出すことができない状態。
そしてそれに追い打ちをかけるようにコロナというものが世の中で大流行。
施設という鳥籠に、飛び出していなくならないようにと鍵をかけ、そして籠の中で過ごすようになる。
施設の近隣には、素敵な建物ができ、本来であれば書道教室や絵画教室、そして作品の展示会など精力的に活動してきたからこそ、つらいものがあった。
そんなこともありライフワークであった、詩・ポエムの執筆も段々と億劫になりなにをするにも「コロナだから」「施設の方針だから」と諦め癖がつき始める。
自分という存在、今までの自分はどこに行ったのかわからない状態が続く。
実はコロナなどない頃。数年前にも知り合いから「一人暮らししてみない?」と声をかけてもらっていたが、なに不自由なく割と施設にしては緩く暮らしていた。
日中自由に外出し、ご飯も外で食べてもよくて本当に施設というよりも集合住宅のような、入浴や更衣洗面、そして就寝ということだけをしに帰るということが可能で自立の意味があまりわかっていない状態。
それが今回一変し、自立のありがたさや後悔が浮かんだ。
「あのとき自立してたらもう少し若くて将来にワクワクできたけど、今じゃちょっと」
そんな思いとは裏腹に「何歳でもできるよ。自立生活は責任もあるけど楽しいから挑戦する価値はある」と後押しがきた。
いつまで続くかわからない鳥籠生活。クラスターを経験しまともな食事をもらえず栄養ドリンクだけで過ごした日々。こんなときこそしっかり食事を提供し、体力つけさせるべきだと思うけれどその余裕がない施設。
見切りをつける時期なのかもしれない。

じゃあどうするの。

自分で切り開いて、残りの人生誰にも邪魔されず楽しく。
あれもしたいこれもしたい、ずっと見ることのできなかった景色をたくさん見て、絵画や詩・ポエムのアイデアにし作品を生み出したい。
自炊にも挑戦して、施設の味気ないご飯から脱して料理の楽しさを覚えたい。
夢は膨らむ一方。
ただこの状況から一人暮らしするには予算が足りない。
自立し、素晴らしい人生にするため貯金に励んできたが、ほとんど施設の利用費で消えていき、貯金がなかなかできない状況でもなんとか貯めてきた。
これを元手にし、さらに今回みなさんからいただくお金で快適な住まいを手に入れ、創作活動の拠点兼住まいとして活用し作品を世に生み出していきたい。
そんな思いが詰まっている。

何度も死の淵を彷徨い、それでも生かされてきた。
家族が喪服で病院に面会に来たこともあるし、ダメかもしれないと医師に言われ知人にもその連絡が周りこの世から消えた事実が伝わったこともある。
それでも今ここにいるということは、何か伝える使命があるのではないか。
その使命を果たすため、どうかお力添えください。

ということだそうです。

みなさんがどう受け取るかは分かりませんが、これからの彼の挑戦をサポートしていただけたら幸いです。

では。

自分なりの文章で、自分なりの見解でこれからもたくさんの記事を発信していきます📪 どんな形でもサポートしていただけるとうれしいです😊