【大学とiPad】iPadでTeamsを使う場合に入れておいた方がいいMicrosoftのアプリ

勤務先の大学では、学生はiPadを持っていて、Teamsを使っています。

という前提での話です。

Apple IDとMicrosoft365との関係

大学でTeamsが使えるということは、大学がMicrosoft365(旧Office365)と契約していて、学生にMicrosoftアカウントが発行されているということになります。MicrosoftアカウントでMicrosoftのサービスにログインすると、OneDriveが使えて、Microsoft系のアプリで作られたファイルはそこに保存され、PCとかとも同期が取れます。

これとは別に、大学でiPadの使用が指定されているということは、大学のiPad用のApple IDを持っていることになります。大学によっては、Apple IDもMicrosoftアカウントと同様に大学支給だったり、連携されていたりするところもあれば、私の勤務先のようにiPadは大学指定でも個人の購入物になるので、Apple IDは自分で任意のものを設定するという所もあります。

どちらの場合も、iPadでアプリをダウンロードする場合はApple IDが必要ですし、ダウンロードしたアプリがMicrosoftのものなら別途Microsoftアカウントが必要となります。それぞれのIDとパスワードがどうなっているか、たまにわけがわからなくなっている学生がいるので、ちゃんと理解をして管理しておくことをお勧めします。

基本、Apple IDとMicrosoftアカウントは別の物です。ただ、大学によっては同じアカウント(メールアドレス)になっていて、紐付けられている場合もあります。そうでない場合は、この2つは独立しているので、アプリをインストールするときはApple IDが必要になり、そのアプリがMicrosoftの物だとMicrosoftアカウントが必要ということになります。


さて、前置きはこれくらいで、ダウンロードしておくアプリを説明しましょう。まずは、入れておいた方がいい物から。

Microsoft365

Microsoft365

Microsoft365という謎アプリ?があります。いわゆる管理アプリという物で、入れなくてもいいのですが、最初にこのアプリを入れると、アプリの「Microsoftアプリ」というメニュー(左下にある9個の・のアイコン)から他のアプリのインストールを指定できるので、面倒がなくていいという物です。

Microsoft365の「Microsoftアプリ」メニュー
「取得する」をチェックすると各アプリのインストールが始まる

アプリインストール後は、Microsoftのアプリで作成したファイルの管理やFormの作成等に使えます。意外と便利です。

Teams

Teams

まあ、これがないとはじまりません。

OneDrive

OneDrive

Microsoftのクラウドストレージです。契約や設定によって、各大学等で一人あたりの容量がどれくらいかというのは異なりますが、少なくともApple IDに付いてくる無料のiCloudの容量(5GB)よりは断然多いでしょう。
卒業等で大学等の組織から離れてしまうと使えませんが、所属している間は有効に使っていきたいものです。

Word・Excel・PowerPoint

左から Word Excel PowerPoint

これも学生には必須でしょう。説明するまでもないです。
ちなみに大学の契約によりますが、Teamsを使っている大学では、学生がMicrosoftOfficeをWindowsやMacなどに5台までインストールできるようになっていることが多いです。その5台の中にiPadはカウントされません。ただ、大学のMicrosoftアカウントでiPadのオフィスにサインインすると、ファイルの編集等が可能になります。

Outlook

Outlook

メーラー。メールなんてほとんど使わないかもしれませんが、仕事のやり取りではまだ使うと思います。特に、外部とのやり取りではまだ使うでしょう。
大学のMicrosoftアカウントがある場合、そのアカウントがメールアドレスで、原則Outlookを使うことになります。


ここからは、あったら便利だけど入れなくても問題ないかなって私が思うものです。人によるかなって感じ。

Whiteboard

Whiteboard

Pencilを使って手書き入力した物を保存したり、共有して複数で書き込めるアプリ。実はAppleにはフリーボードという同様のアプリがあって、iPhoneでも使えたりします。

Apple純正 フリーボード

違いはWhiteboardはMicrosoftの物なので、そのままOneDriveにデータが保存できるということ。フリーボードの場合は、それがiCloudっていう違いです。Teamsを使えるという場合は、OneDriveの容量が潤沢であるはずなので、そういう意味ではWhiteboardの方がいいかなと思います。やれることはあまり変わらないと思っています。

Edge

Edge

Webブラウザ。iPadにはSafariが入っているのでいらないと思いますが、何らかの都合でMicrosoftアプリが動かなくなって、Webアプリを使わなければならなくなったときのお守り用。

SharePoint

SharePoint

Teamsのファイルを管理するのに便利なアプリ。同様のことはMicrosoft365アプリの「開く」メニューからでも可能なんですが、こちらの方が直感的な操作が可能。あれば便利だけど、ちょっとマニアックかも。入れなくても困らない。

LENS

LENS

カメラスキャナアプリ。書類や板書を写真に撮って、pdfやその他の形式のファイルにしてくれる。Microsoftの物なので、OneDriveへの保存も可能。あれば便利って感じ。


基本的には、これだけあれば大学の授業を受けるには困らないと思います。オンデマンド授業を視聴するのに、YouTubeが必要とかあるかもしれませんが、そこは各自でお願いしたいと思います。

おしまい

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