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「ざわざわ下北沢」映画感想

ざわざわざわ
雑踏、喧騒、日常の音
ごちゃごちゃと雑多な人間の毎日が 
雑然と描かれている映画だった

けど その中に
芝居が、音楽が、夢が
チラッ チラッて光ってた。
全体的に 暗くてガヤガヤした映像の中で
小さくキラキラ光ってるそれらと、
ポツポツ呟かれるワードが
時々
キュッと心を触ってくる

全部に全力じゃなくて良いし、
適当なところは適当で良い。
けど、
「わたしこれ、すき」ってモノは
ちゃんとエネルギーを使って
発光しなきゃなぁって、そんな風に思った

やるせないこととか、
思い通りじゃないことも、
どこか人間の美しさの一部で
それは地球の一部だ

「がっかり」よりも
「夢」が ひとつ多ければ
そうやってやっていけば良い
映画の最後の方に出てくるその言葉が

ざわざわざわざわ
自分の心の中の雑踏の中で
不思議に残ってる

面白い映画でした

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