個体差という造形美

トヨタ、日産、スバル、マツダ、イスズ、、、
トヨタならクラウン、プリウス、ハリヤー、アルファード、、、
クラウンなら2018年式、1987年式、1995年式、、、
2018年式ならシルバー、ホワイト、ブラック、レッド、、、

街中で見る車の形・色は何百種類もあり、同じ色形の車を同時に見ることは滅多にありません。

でもこの前、高速道路で運転している時、たまたま目の前に同じ色形の色の車が2台目の前に現れました。
その光景に直感的に気持ち悪さを感じてしまった。と同時に自分が感じた感情に疑問が湧いて、思考の旅が始まりました。

「なんで気持ち悪いと感じたんだろ?」
「普段見慣れないからかな?」
「もしこれが10台くらいいたらもっと気持ち悪いと感じるだろうな」
「でももしその車がシカだったとしたら?シカが10頭くらい目の前を走っていたら?、、、カッコイイ、美しい、ワクワクすると感じたかもしれない。」
「車とシカの何が違うのか?」
「シカだったら色合いや形はほとんど一緒だけどサイズ、色、模様がそれぞれ微妙に違っていただろう、微妙な個体差を踏まえてイメージしてた。」
「車とシカの違いは個体差だ」
「個体差が美しくワクワクさせる感情を沸かせたとしたら、今までぱっと見美しくも何か足りないな、、、と思っていたモダンデザインやパターンデザインに新しい風を吹かせられるかもしれない。」
「個体差を設けたモダンデザイン、パターンデザインは優しく、柔らかく、親しみやすく、温かく、面白いデザインになる気がしてならない、、、」


運転中に長々と妄想は危険ですね。
でも有意義な思考の旅でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?