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DTMを始めてから今までの経緯とか


始めたきっかけ

自分は長年音ゲーマーをやっているのですが、プレイ後にもっとこういう感じの曲プレイしたいなーというふうにメロディが浮かんでくることがあり、DTMというものに以前から興味もあったので、じゃあ無いなら自分で作るか!の精神で始めました。

また、DTMを始めた2017年当時、どの音ゲーもこぞって東方アレンジ曲とボカロ曲の人気曲ばかり収録していてウンザリしており、BMS楽曲を収録しているボルテや独自路線な曲を収録しているcrossbeats REV.に傾倒していたので、そういう曲を作ってみたい、というのもありました。
まあそれなのに今メインで作っているのがボカロ曲なのが皮肉ですが…

DTMを始めるにあたって、無料のDAWがあるはずと調べた結果Studio One Primeに行き着きました。

とりあえず童謡を打ち込んでみたりして色々いじっていたのですが、メロディを打ち込むと形になるというのが純粋に楽し過ぎて、これはガッツリやるぞ!とドハマリしました。

ということで曲の作り方を調べた結果、菩薩Pの作曲講座動画を見つけ、これを元にまずは1曲作ってみることにしました。

大学では教育系の学部で、ピアノでバイエル100番までを演奏したことがあり、コードの概念は何となく把握していたので、動画で勉強しながらピアノ曲を作り始めました。
5日間かかって出来たのがこの曲です(ちなみにYoutubeのは軽く再ミキシング・マスタリングしたもの)。

https://soundcloud.com/user-191234694/kozfeo7kgb3l

何でも良いからとにかく1曲作り切った、という経験を得られたのが凄く自信に繋がり、本格的にDTMを学んでいこうと思ったので、いくつか書籍を買ったり動画を観まくったりして音楽理論を勉強し始めました。

作曲に音楽理論はいらないみたいな論をちょくちょく見かけますが、素振りも出来ないくせにいきなり試合するのか?という感じの、基本の型も知らないのにとにかく実戦やれみたいなのがあんま好きじゃなく、武道なんかと同じく守破離に従っていこうということで型から学ぶイメージでやっていました。

DTM休止まで

そんなこんなでStudio One Professionalにアップグレードしたり初音ミクV4X買ったのに全然使わなかったり無駄にプラグインだけは買ったりしつつやっていましたが、多趣味で当時は音ゲーやロードバイク等の他の趣味の優先度が高かったので、2~3か月に1曲作るくらいのペースで気が向いた時にやるという感じでした。

また、作る曲や耳コピする曲も「好きな曲・やりたい曲」よりも「作れそうな曲」ばかり選んでいて、当然リファレンス曲を用意するということもなかったので、一向に実力が上がらないままでした。

更に、このあたりの時期から双極性障害を患ってしまい、躁の時に作って鬱の時に何も出来なくてというのを繰り返していました。
そして鬱がピークな時に歌詞がバンバン浮かんできたので作った初めてのボーカル入り曲がコレです。

ボカロは持ってるのに全然使ってないので試しに使って作ってみた、という感じの曲なので、個人的にはボカロ曲1曲目としてはあんまりカウントしていませんが、雰囲気は凄く出てる曲になったと思います。

この曲の後にもう1曲作って2019年に入った頃からDTMを休止してしまいました。

理由としては、一向に上達しないことにうっすら挫折みたいなものを感じ始めた、双極性障害が悪化してDTMに手をつける気力が湧くのが難しくなった、あまりにも寝食を忘れて没頭してしまって他の趣味が疎かになってしまうのを避けたかった、等の要因が重なった感じです。

休止から復帰まで

休止と言いつつ、メロディがふと浮かんでくることに変わりはないため、これだと思うものがあれば打ち込んでストックしたり、後に作る「Light in the Darkness」の構想を温めていたりはしていました。

また、自分は承認欲求の塊であること、公私ともに現状その欲求を満たせていないことを自覚し受け入れた結果、DTMに打ち込むのが最適解では?という結論に至ったり、双極性障害が寛解に向かっていったり、躁が収まってきたせいで今度は曲が浮かびにくくなってしまったり、と色々ありつつも少しずつDTMへのモチベは回復していました。

そんなこんなで2023年初め、「ぼっち・ざ・ろっく!」のアニメを観終わってDTMモチベが急激に刺激され、勢いのままに3日で作ったのがこの曲です。

ちょうどこの時期画像生成AIにハマっており、コレでジャケット絵を作れば動画化出来るのでは?と考え、それまでSoundCloudにアップロードしていましたがYoutubeに移行することにしました。

また、耳コピをちゃんとやろうと思って耳コピしまくった結果、メロディやコード、楽器の構成を聴き取る力がメキメキ上がっていきました。
耳コピする曲を自分の好きな曲から選ぶようになったこともあり、高いモチベを維持し続けることが出来ました。

曲作りモチベが高まったあまりに「この曲を完成させるまで死ねない」という思いが行き過ぎて死への恐怖が高まる、というよく分からない精神状態になったりもしました。

その勢いのまま作り上げた結果、ようやくちゃんとしたボカロ曲を完成させることが出来ました。

上げてから3日で200回再生という結果を見て、自分はボカロ曲でやっていける!という自信を得て、今後はボカロ曲メインで作っていこうと思いました。

その後は他の趣味よりもDTM優先になり、気がつけば復帰後に作った曲数が休止前とほぼ同じくらいになっていて、実力もついてきているのを感じています。

単純に1曲作るがの速くなったというのもありますが、明確に「こういうのが作りたい」というのを常に意識してリファレンス曲を用意するようになったのが大きいと思います。

今後の目標とか展望とか

目標は今のところ2つあり、1つ目は1曲での再生回数1,000回を達成すること、2つ目は100曲以上作ることです。
後者は最初50曲を目標にしていましたが、目標に届いてしまいそうなことと下記の動画を観たことから上方修正しました。

SNSで猛者が群雄割拠する今の時代で注目されるには完全に運ゲーなので、注目されるまでの試行回数を増やすしかない、という動画をいくつか観て、確かにそのとおりだと思いました。

また、音楽に限らず絵画の世界なんかでもそうですが、有名な人や上手い人はクオリティ以前に作った数が尋常じゃないので、作品数100というのはスタートラインでしかないなと思います。

再生回数については曲のクオリティを上げることはもちろんですが、今後はボカロ曲投稿イベントにも積極的に参加することで少しでも人の目に触れる機会を作っていこうと考えています。

とはいえ趣味を義務感でやることほどつまらないものはないので、目標に縛られ過ぎずに「作りたいから作る」というのは貫いていきたいと思います。