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DTMで使用している機材等の紹介

noteでは基本的にノウハウを晒すための記事を書いていますが、そういえばハードウェアの面で書いたことなかったなと思ったので晒します。


PC

ゲーミングPCのGALLERIA XA7C-R36Tを使用していて、スペックは以下のとおりです。

  • OS : Windows 11 Home

  • CPU : i7-13700F

  • GPU : GeForce RTX 3060 Ti

  • メモリ : 32GB

  • ストレージ : 1TB NVMe SSD x 2、8TB HDD x 1

DTM用というよりは、とりあえず一通りのゲームをFHDで快適に遊べるスペックのものということで選び、メモリを32GBに増やして音源用にストレージ(処理速度の速いNVMe SSDと容量重視のHDD)を追加しています。

以前使用していたPCもゲーミングPCだったのですがメモリが16GBで、DAWのトラック数が多いと動作が若干不安定だったのですが、32GBもあるとさすがに安定していて非常に快適に作業出来ます。

また、これくらいスペックがあるとStable Diffusionも安定して動作するので、イラスト生成AIで試行回数を重ねるのも苦になりません。

とにかくマシンパワーでゴリ押し出来る場面が多いので、低スペックで我慢していちいちイライラしたり処理の遅さで無駄な時間を食ったりするくらいなら、最初からある程度のスペックのをドン!と買う方が純粋に作業に集中出来るので理想的ではあります。

とはいえこれくらいのゲーミングPCだと最低20万円はするのでおいそれとは手が出しづらいですが、純粋なDTM用であればグラボは要らないしCPUもCore i5もあれば良いので、10万円前後のクリエイター向けPCであれば十分快適だと思います。

DTMは兎にも角にも金のかかる趣味ですが、音源やプラグインを買い漁る前に大元の土台となるPCに金をかけるのが長い目で見ると一番効率的だと思います。


DAW

Studio One 6 Professionalを使用しています。

以前も書きましたが、元々はDTMを始めようと思って無料のDAWが無いか調べたらStudio OneのPrimeに行き着いて、その後初音ミクV4Xを買った際に付属していたArtistにアップグレード、そこから外部プラグインも使用したくなってProfessionalにアップグレード、という流れです。

主にCubaseと比較されることが多いですが、よく言われるメリットは
・最上位版が安い(セールも結構やってる)
・動作が軽い
・出音が良い
・操作やUIが直感的で分かりやすい(ワンウィンドウで操作が完結する、ドラッグアンドドロップで行える操作が多い等)
辺りですかね。

以下の記事で分かりやすく紹介されています。

DAWの選び方については人それぞれだと思いますが、
・価格で選ぶ
・目標とする人が使っているのと同じものを使う
・解説動画・記事が多いものを選ぶ
(一番多数派なのはCubase、EDM系ならFL Studioとか)
辺りが定番でしょうか。

Studio Oneの使い方について、個人的には以下のサイトとYoutubeチャンネルをよく参考にしています。

https://unko.kpop.jp/studio_one/index.html


オーディオインターフェース

入門向けとしてド定番とされていたSteinberg UR22mkIIを使用しています。

歌や楽器演奏をしないのであれば、スピーカー・ヘッドホンに必要な端子が付いていて音質も十分で大きさもコンパクトなコレで必要十分という感じです。

ただ現在は生産終了していて、後継機としてIXO12やIXO22が発売されています。


MIDIキーボード

KORG microKEY2-25 AIRを使用しています。

鍵盤での演奏をしないのであれば、場所を取らず軽量なコレで十分だと思います。

用途としては耳コピ時の音階の確認、シンセのプリセットの音の確認、メロディのアイディア出し等に使っています。

といってもメロディについては最近は鼻歌で思いついたのをマウスで直接ピアノロールにポチポチ打ち込んでいるので、あまり使用しなくなっています。
鍵盤でメロディを作るといかにも「鍵盤で作った」感が出やすいというのもあります(同じ音の連続が少なくなりがち等)。


モニターヘッドホン

オーディオテクニカのATH-M50xを使用しています。

モニターヘッドホンの定番というとSONYのMDR-CD900STがよく挙げられがちですが、それは日本国内のプロの業界標準だからというのが大きく、しかもその用途はあくまでレコーディング用であって、低音が弱く高音がギラつくのもあってミキシングには不向きとされています。

世界的にはATH-M50xの方がモニターヘッドホンとして主流で、音の解像度が高くフラットな音が出るのと、装着時のフィット感が良く(しかも眼鏡をかけていても痛くないというのが最高)、何より2万円以内で買えるので、ミキシング用ならコレ1個あれば十分だと思います。


モニタースピーカー

ADAM AUDIO T5Vを使用しています。

音楽制作の中ではモニター環境(特にスピーカーでの音)が最重要と言っても過言ではないようなので、機材の中ではコレが一番奮発しています。

良いスピーカーの音というのを今まで聴いたことがなかったので、最初聴いた時はとにかく音の良さに驚きました。
全ての音がくっきり聴こえて低音もしっかり鳴るので、ミックス時に曲の粗がすぐ分かります。

ヘッドホンで聴いた時とはまたバランスが変わってくるので、スピーカーと交互に聴いてどちらでも違和感が無いように調整してミックスしています。

この他にスマホのスピーカーや高価なイヤホンでも確認すると結構粗が出てきたりするので、ミックスはとにかく出来る限り色々な環境で聴いて確認しています。

なお、以前はJBL 104-Y3を使用していましたが、こちらは安価な割にしっかりした音が出るのでコスパが非常に良いスピーカーでした。
ただ落として故障してしまったので、どうせ買い替えるなら良いスピーカーにしようと思ってコレを買ったのもあります。

あと買った当初は「良いスピーカーはデカい」ということを理解していなかったので、買ってから思ったより大きいことに気付いて置き場所を取ることに苦労していて、PCモニターのすぐ脇に置いているので机上がギチギチになっています。


動画編集ソフト

Wondershare Filmoraを使用しています。

当初は無料のソフトだと勘違いしていたのですが(当時は検索しても無料であることが強調されていたのもある)、無料版ではロゴがデカデカと入ることを知って仕方なく有料版を購入して以来コレを使用し続けています。

使用し始めた経緯はアレですが、操作自体は直感的でエフェクトやトランジションも豊富なので、初心者には使いやすいソフトだと思います。

高度な編集機能は無いらしいですが、現状そこまで動画制作にこだわるつもりはないのでコレで十分かなと思います。

ただ前述の経緯のほか、メジャーアップデートがあると通知が来るのですがこれも有料である旨が書いていなかったり(しかもアプデするまでプロジェクトを開くたびに毎回通知が入る、ただアプデせずに使い続けることは可)、
有料のエフェクト・プラグインのプラン(クリエイティブアセット)にいつの間にか入っていて解約手続きが面倒だったり、とにかく料金面であくどくて怪しいメーカーです。
まあでも有料版に買い切りライセンス版がある点だけマシではあります。

ちなみにクリエイティブアセットの解約方法は以下の記事が参考になります。無料のエフェクトでも最低限のものは作れるので正直コレ要る?という感じです。
(一応「月に叢雲 花に風」のタイトルエフェクトで一度使っています)


終わりに

改めて見るとDTMってスゲー金かかってんなというのがよく分かります。
音源やプラグインの購入金額も合わせると余裕で7桁届いていると思います。

とはいえPC本体以外は最低限のものでも十分DTMはやれると思うので、まずは初期投資だけはケチらずにちゃんとしたPC(出来ればデスクトップ)を買うことをオススメしたいです。