星野リゾートBEB5土浦宿泊記。"映え"要素を満載なのに意外と一人旅向け？

2023年3月26日 12:17

以前から気になっていたブランド、星野リゾートBEB5を訪問しました。「居酒屋以上、旅未満」のキャッチコピー通りグループユースを狙った所かと思いきや、案外一人旅向けじゃないかな？というのが率直な感想です。

実際一人で黙々と作業する人が目立ちました。みんなでワイワイよりもノマドワーカー的なニーズのほうが有りそうです。

1.高級感はなく至ってカジュアル

星野リゾートとは言っても、星のやや星野リゾート界のような高級旅館ではなく、OMOとBEBはビジネスホテルを華やかに、気分を上げるような仕組みで彩ったスタイルです。

中でもここBEB5土浦は星野リゾートグループでも唯一の駅ナカ直結。公式サイトや旅行サイトでは圧縮効果を強調した「改札の目の前感」を押し出してますが、実際にはそこそこ広く、駅ナカ商業施設プレイアトレ土浦に入居する形です。
ただ、フロントからビジネスホテルとは一線を画する仕掛けが目立ちます。

チェックイン&チェックアウトも係員の案内通りタブレット端末を操作するセミセルフ型。アパホテルや変なホテルでも見かけるスタイルです。
アメニティもここで配布される低排出様式。ルームウェアも有料販売で、コストダウンだけど星野リゾートのブランド価値から買うのもアリかな。

お部屋はやぐらをイメージしたかなり開放的な作りです。やはりソーシャルメディアでの"映え"狙いなのか旅先に着いたというより、新居に引っ越した感覚です。

リブマックス等の格安ホテルにありがちな引出し収納が殆ど無い、狭いながら開放的で忘れ物を防げる親切設計。
でも高い天井や鏡やウッドの使い方とかハイクラスホテルっぽい演出もあります。

唯一収納されてるものがポットと冷蔵庫。但し付属品はコップ2つだけでお茶等はありません。フロントで貰えてたかも？冷蔵庫も扉内側収納は無く結局ミニマムです。駅ナカのお店でテイクアウトするかコンビニで買ってくるスタイルです。

それでもダブルベッドだと窓側に寝転がるスペースがあるので快適。泊まった部屋は最上階5階だったのですが駅の真上なのでトレインビューとまでは行かないです。

良いポイントもあります。浴槽の隣に便器があるのが嫌な人向けに、しっかりと分けられています。トイレは温水洗浄便座、浴室は洗い場含め広々、悪くありません。

OMOブランドでも採用されるタイル張りの浴室と木桶。大浴場の雰囲気を部屋で味わえるのが魅力。勿論滑りにくい床や最小限の段差など年配の人も行けそう。

公式サイトのようにグループでワイワイ楽しむのには案外向いてないかも。

フロント3階の共用スペースはあまりにオシャレ過ぎてなかなか使うのはもったいない感覚が。
そして隣接するSTATION LOBBYはプレイアトレ土浦のイートインスペースと兼用。一応注意書きはあるものの、ほぼ誰でも使い放題で出入り自由なのでセキュリティ面でやや難。

4階と5階にも共用スペース。電子レンジや自動販売機もある便利な一方で床がスカスカなので足音が響きます。
今回は人の利用が殆ど見られなかったのですが、サークル合宿とかで使われたら部屋まで音が響きそうです。防音性はビジネスホテル以下なので要注意です。

また部屋のハンガーやポールが金属製で結構音が響きます。1人でこれなので複数人での連泊だと耳障りに感じる人もいるはず。

さらに浴室トイレ別なのに脱衣所が無い。通路のカーテンを閉めるだけです。1人なら良いですが、同居人がいる場合、相方が入浴中は外出もトイレにも行けません。

このホテルにレストランは無く、朝食はフードコートで利用できる引き換え券をフロントで購入するか、直接お店を利用するかです。格安ホテルのリブマックスに似ています。

金額的にはホテル朝食が割安な訳でもありませんが、ラーメン屋龍介は暫定開業で朝メニューが宿泊者限定になってました。

周囲は他に駅の反対側にローソン、西側を少し歩くとすき家や山岡家があります。

チェックアウトはだいたい11時。実際には9時半頃に出ましたがフロントのタブレット端末で行います。

全体としてはビジネスホテルを広々とかつ雰囲気満点にした感じでした。価格レンジと立地やスタイルでは以前のJR九州ホテルブラッサム大分に近い方向性なのかなと思いました。

星野リゾートBEB5は他に軽井沢と沖縄瀬良垣にあるのですが、ここ土浦は交通の便もよくリゾートしてないので、自分みたいに試しに行ってみるにはおすすめですかね。

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