COVID-19情報:2023.05.01

皆様

本日のCOVID-19情報を共有します。

本日の論文は、久々のNEJM論文2編と、BMJの2編です。

NEJM1編目は、BCGワクチンのCOVID-19への感染予防効果等に関する国際的な二重盲検プラセボ対照試験の論文です。BCG-Denmarkを接種しても、医療従事者のCOVID-19のリスクはプラセボと比較して低くなりませんでした。まだ、ワクチンの効果も明らかでなく期待が持てなかった時期(2020年10月)に、我々のグループもBCGの効果可能性について既存のデータから検証しましたが、今回のエビデンスレベルが高いRCTの結果として否定的な結果が出たことを考えると、我々の研究閣下も生態学的誤謬(集団(群)レベルで言えることが、個人(個体)レベルでは当てはまらない現象)の範疇だったのかもしれません。
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8014005/pdf/10.1177_1757177420976812.pdf
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35495105/
2編目は、国際川崎病レジストリ(IKDR:International Kawasaki Disease Registry)のデータを用いて、2020年4月から2022年6月までの期間にSARS-CoV-2感染で入院し、米国疾病対策予防センターによるMIS-Cの基準を満たした患者を特定し、MIS-C(Multisystem inflammatory syndrome in children)の臨床症状や転帰との関連性を検証した論文です。生態学的研究デザインの限界と、患者レベルでの変異の誤分類の固有のリスクはありえますが、今回のデータは、MIS-Cの重症度が、その後のSARS-CoV-2変異株ごとに低下しているとの見解を支持するようです。控え目ですが、期待の持てる結論です。

BMJの1編目では、WHOのコンタクトトレーシング基準に基づくコンタクトトレーシングアプリとしてカタールで採用されていたEhteraz(従来のコンタクトレーシング技術と併用されて採用されていた、全地球測位システムとBluetooth技術を利用した近接トレーシング携帯電話アプリ)の精度を評価し、従来の人間主導のケース調査との有効性を比較することを目的とした研究を扱っています。デジタルコンタクトトレーシングは、人による調査と統合され、補完されることで、効率的な公衆衛生戦略となることが明らかになりました。一国で主要な公衆衛生機能の一つとして考えられていたアプリに関して、科学的な知見に基づいた冷静な評価をしている点が、カタールという国の強みであると感じました。
2篇目では、リマ首都圏のペルー人成人において、最初の1ヶ月間のロックダウン中に、体重変動に関連する食料システムの次元と消費量の変化を評価することを目的とした研究です。ロックダウン中、体重増加は、食料消費と個人的な食料システム要因に多く関連していた一方で、体重減少は外的なフードシステム因子と関連していました。

報道に関しては、「コロナワクチン副反応「懸念すべき特定の症状なし」…厚労省研究班が中間報告 」、「国産ワクチンを海外で治験、JICAが国際ネットワーク構築へ…新感染症に備えタイなど6か国と」、「子どものコロナ後遺症3.9% 発症1カ月以上、小児科学会調査」など必読の記事が揃っています。一方で、「コロナ行動計画、政府が9月に検証開始 来夏にも改定へ:日本経済新聞」、「尾身茂氏らが新型コロナ記録集 「意見の違いこそミソ」:日本経済新聞」をよむと、これらの報告書を読むときには慎重になる必要があると考えます。

高橋謙造

1)論文関連      
NEJM
Randomized Trial of BCG Vaccine to Protect against Covid-19 in Health Care Workers
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2212616?query=featured_coronavirus
*BCGワクチンのCOVID-19への感染予防効果等に関する国際的な二重盲検プラセボ対照試験の論文です。
BCGワクチンには免疫調節の「オフターゲット」効果があり、それがCOVID-19(コロナウイルス病)に対する防御につながると仮定されています。
医療従事者をBCG-Denmarkワクチン投与群と生理食塩水プラセボ投与群にランダムに割り付け、12カ月間追跡調査しました。主要評価項目である症候性COVID-19および重症COVID-19は6カ月後に評価されました。
医療従事者を対象としたこの第3相多施設共同無作為化比較試験は、2つのステージで実施されました。ステージ1(2020年3月から2020年5月までの募集)は、オーストラリアのみで実施されました。ステージ2(2020年5月から2021年4月までの募集)は、オーストラリア、オランダ、スペイン、英国、ブラジルで行われました。
本試験の二重盲検ステージ2では、参加者はBCG-Denmarkワクチンの皮内投与と生理食塩水のプラセボ投与に1:1の割合でランダムに割り当てられ、12カ月間追跡され、6カ月目に主要アウトカムが評価されました。統計解析計画で事前に指定されたとおり、ステージ1ではSARS-CoV-2の地域伝播はごくわずかだったため、本報告では試験のステージ2だけに焦点を当てています。
主要解析は、ベースライン時にSARS-CoV-2に対するテストが陰性である参加者に限定された修正intention-to-treat集団が対象となりました。
合計3988人の参加者が無作為化を受けましたが、COVID-19ワクチンの入手が可能になったため、予定サンプル数に達する前に募集を終了しました。
修正されたintention-to-treat集団には、無作為化を受けた参加者の84.9%が含まれていました(BCG群1703人、プラセボ群1683人)。
6ヵ月後までの症候性COVID-19の推定リスクは、BCG群で14.7%、プラセボ群で12.3%でした(リスク差、2.4%ポイント;95%信頼区間[CI], -0.7~5.5;P=0.13 )。
6ヵ月後までに重度のCOVID-19が発生するリスクは、BCG群で7.6%、プラセボ群で6.5%(リスク差、1.1%ポイント;95%CI、-1.2~3.5;P=0.34)であり、重度のCOVID-19の試験定義を満たす参加者の大部分は入院しませんでしたが少なくとも連続3日間仕事ができない状態にあることが示された。
より保守的でない打ち切りルールを用いた補足分析および感度分析では、リスク差は同様でしたが、信頼区間はより狭くなっていました。COVID-19による入院は各群で5件でした(プラセボ群の死亡1件を含む)。プラセボ群と比較したBCG群のあらゆるCOVID-19エピソードのハザード比は1.23(95% CI, 0.96~1.59 )でした。安全性に関する懸念は確認されませんでした。
BCG-Denmarkを接種しても、医療従事者のCOVID-19のリスクはプラセボと比較して低くなりませんでした。

SARS-CoV-2 Variants and Multisystem Inflammatory Syndrome in Children
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2215074?query=featured_coronavirus
*国際川崎病レジストリ(IKDR:International Kawasaki Disease Registry)のデータを用いて、2020年4月から2022年6月までの期間にSARS-CoV-2感染で入院し、米国疾病対策予防センターによるMIS-Cの基準を満たした患者を特定し、MIS-C(Multisystem inflammatory syndrome in children)の臨床症状や転帰との関連性を検証した論文です。
MIS-Cは、SARS-CoV-2感染に対する遅延性炎症亢進反応であり、子どもの疾患の重要な原因となっています。COVID-19の大流行を通じて流行した株の変化は、感染性や疾患の発生率に影響を与えていますが、MIS-C(Multisystem inflammatory syndrome in children)の臨床症状や転帰との関連性は不完全にしかわかっていません。
参加施設では、地域の規制に従って該当する場合、書面によるインフォームドコンセントまたは保護者の同意を得ている適格なすべての患者を試験に登録しました。
患者は、現地で研究の承認を得る前に入院していた場合はレトロスペクティブに、それ以降はプロスペクティブに登録されました。 Global Initiative on Sharing All Influenza Data (GISAID) データベースによるhCoV-19 配列は、患者および疾患特性の変化との関連を明らかにするために、局所的に循環する優勢な祖先系統または株系統に従って定義された期間に従って患者を層別化するために使用されました。
すべての比較は祖先株流行期間に対して行われました(差異に対する95%信頼区間は多重度について調整されていないため、仮説検証の代わりに使用できません)。
合計2017人の患者が研究に登録され、患者の人口統計学的特性は、MIS-Cの子どものより広い集団のものと同様でした。デルタ株(B.1.617.2)およびオミクロン株(B.1.1.529)の患者は、祖先の時代およびアルファ+(B.1.1.7と他の循環少数株)の時代の患者よりも若くて川崎病患者との表現型の類似性が高く、呼吸機能障害と冠動脈拡張の発生率は低いという結果でした。
祖先の時代以降、免疫調節管理はグルココルチコイドの多用を反映するように進化し、同時に、重篤な合併症(不整脈、心停止、腎合併症、凝固障害、血栓症)、集中治療室への入院、死亡のリスクが低下し、最も顕著に低下したのはオミクロン期間でした。
すべての株期間を通じて、心室機能障害のリスクは、祖先の期間に入院した患者と比較して、アルファ+期間に入院した患者で最も高く(35%対28%、相対リスク、1.19、95%信頼区間、1.04~1.35)、臨床表現型は時間の経過とともに穏やかになりましたが、重篤な疾患は依然として多く、オミクロン期の患者の23%がショックを呈し、37%が集中治療室に収容されました。
しかし、両疾患の決定的な診断検査がないため、このことが表現型の真の変化なのか、それともSARS-CoV-2株の感染によってMIS-Cの基準を満たす川崎病患者の増加なのかはまだわかっていません。生態学的研究デザインの限界と、患者レベルでの変異の誤分類の固有のリスクはありえますが、今回のデータは、MIS-Cの重症度が、その後のSARS-CoV-2変異株ごとに低下しているとの見解を支持します。しかしながら、MIS-Cで入院した患者の重症化は、依然として蔓延しているとのことです。

BMJ
Effectiveness of Ehteraz digital contact tracing app versus conventional contact tracing in managing the outbreak of COVID-19 in the State of Qatar
https://innovations.bmj.com/content/8/4/255
*WHOのコンタクトトレーシング基準に基づくコンタクトトレーシングアプリとしてカタールで採用されていたEhteraz(従来のコンタクトレーシング技術と併用されて採用されていた、全地球測位システムとBluetooth技術を利用した近接トレーシング携帯電話アプリ)の精度を評価し、従来の人間主導のケース調査との有効性を比較することを目的とした研究です。
Ehterazの近接データと、同時期の綿棒採取・症例調査報告書の2つのデータベースを用いて横断的な調査を行いました。
Ehterazアプリによって特定されたコンタクトの46.9%は、WHOの期間と距離の基準を満たしていませんでしたた。期間中にEhterazがフラグを立てた5650人の接触者のうち、4973人(88.0%)が、リンク先のインデックスケースと既知の関係を共有していませんでした。
本研究では、Ehterazの技術が壁を通過する信号を可能にするため、異なる部屋にいる人が不必要に接触したと判定される可能性があり、Ehterazツールの精度の低さが浮き彫りになりました。人口の大部分(たとえば子ども)は必ずしもスマートフォンを使用していないため、Ehterazのデジタル接触追跡アプリでフラグが立てられない。同様に、Ehterazは、Bluetoothが家庭や職場でオフにされているため、人間による調査によって特定された密接な接触にフラグを立てることはほとんどありません。これらの結果から、デジタルコンタクトトレーシングは、人による調査と統合され、補完されることで、効率的な公衆衛生戦略となることが明らかになりました。

COVID-19, body weight and the neighbourhood: food system dimensions and consumption associated with changes in body weight of Peruvian adults during first wave lockdowns
https://nutrition.bmj.com/content/5/1/87
*リマ首都圏のペルー人成人において、最初の1ヶ月間のロックダウン中に、体重変動に関連する食料システムの次元と消費量の変化を評価することを目的とした研究です。
ペルーのロックダウンの最初の数ヶ月間に横断的研究を実施しました。694人の成人が、ロックダウン中に食料を入手する過程で経験した変化、摂取量の変化、自己認識体重について、ウェブ上で調査に回答しました。体重の変化に関連する要因を評価するために、多項ロジスティック回帰分析を実施した。
体重増加は38%、体重減少は22.8%の参加者が認識していた。39.2%は体重の変化を知覚していませんでした。体重増加の危険因子は、アルコール摂取量の増加(OR=4.510、95% CI 1.764~11.531) と果物摂取量の減少(OR=2.129、95% CI 1.290~3.515 )でしたが、シリアル摂取量の減少( OR=0.498, 95% CI 0.269~0.922 )と購入時のドライバーとして栄養価が高い食べ物を選択した人は( OR=0.512, 95% CI 0.320~ 0.821 )は体重増加に対して防御効果が認められました。
パンデミック時の食事量の減少(OR=2.188、95%CI 1.348~3.550) および重要な食事を欠かさなければならないという認識(OR=2.354、95%CI 1.393~3.978) は、体重減少との関連がみられました。
ロックダウン中、体重増加は、食料消費と個人的な食料システム要因に多く関連していた一方で、体重減少は外的なフードシステム因子と関連していました。

2) 治療薬、 ワクチン関連       
国内     
コロナワクチン副反応「懸念すべき特定の症状なし」…厚労省研究班が中間報告 
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20230501-OYT1T50122/
*「新型コロナウイルスワクチンの接種後、しびれなどが長期間続く人がいるとの報告を受け、厚生労働省の研究班は、副反応に対応する医療機関を受診した患者の症状に関する実態調査の中間報告をまとめた。約120人の患者が70以上の様々な症状を訴えていたが、1~2人にとどまる症状が多く、「現時点で懸念すべき特定の症状はみられなかった」と分析した。」

国産ワクチンを海外で治験、JICAが国際ネットワーク構築へ…新感染症に備えタイなど6か国と
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20230501-OYT1T50087/
*「新興感染症の世界的大流行に備え、国際協力機構(JICA)は、国内の製薬企業と連携して、ワクチンの安全性や効果などを確かめる治験の国際ネットワーク構築に乗り出した。タイやケニアなど6か国が対象で、日本の企業が開発したワクチンの治験を実施できるように医療従事者の研修や技術協力を進め、次の大流行までにあらかじめ体制を整える。」

海外     
ファイザー、EUにコロナワクチンのキャンセルで半額支払い提案=FT
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-eu-pfizer-idJPKBN2WS0MH
*「米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品会社ビオンテックは、新型コロナウイルスワクチンの供給過剰となる中、欧州連合(EU)に対して約7000万回分のキャンセルを巡り、契約に新たに加盟国が1回分当たりの半額となる約10ユーロ(11ドル)を支払う条項を盛り込むよう提案した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が30日報じた。」

治療薬      

3)診断・検査、サーベイランス関連
変異株     

Long COVID
子どものコロナ後遺症3.9% 発症1カ月以上、小児科学会調査
https://nordot.app/1025741003604574208
*「国内で新型コロナウイルスに感染した子どものうち、発症から1カ月以上たっても続く後遺症がある割合は3.9%だったとの調査結果を日本小児科学会の研究チームが1日までにまとめた。症状は発熱やせき、嗅覚障害、倦怠感などが目立ち、入院したり、学校や保育園などを休んだりしたケースもあった。子どもの後遺症に関して国内でまとまった数のデータが判明するのは初めて。」

コロナ後遺症、診療報酬加算へ 「5類」移行の5月8日から 厚労省
https://www.asahi.com/articles/ASR4W6V79R4WUTFL01J.html
*「新型コロナウイルスに感染後、症状が長引く「後遺症」について、厚生労働省は、患者を診た医療機関への診療報酬を加算する。新型コロナの感染症法上の位置づけが「5類」に移行する5月8日から始める。」

国内        
コロナ5類移行後の感染者数、毎週金曜に公表 厚労省が「定点把握」
https://www.asahi.com/articles/ASR4W6KGCR4WUTFL00Z.html
*「新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行後の新規感染者数について、厚生労働省は27日、全国の特定の医療機関からの報告をまとめ、毎週金曜日に1週間分の感染者数を公表すると明らかにした。初回は5月19日で、同8~14日分を公表する。」

海外       

4)対策関連
国内      
コロナ行動計画、政府が9月に検証開始 来夏にも改定へ:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2914N0Z20C23A4000000/
*「政府は9月の内閣感染症危機管理統括庁の発足にあわせ、新型コロナウイルス対策の検証を始める。政府の感染症対応の方針を示した「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」を検証し、2024年夏をメドに行動計画とガイドラインを改定する。コロナ禍での対応を振り返り、新たな感染症の発生に備える。
危機管理統括庁の発足後、速やかに結核予防会理事長の尾身茂氏を議長とする新型インフルエンザ等対策推進会議で行動計画の検証を始める。有識者や地方自治体の関係者らの意見を聞く。」
*お手盛りのアリバイ作り、と言われないように責任を持って検証していただきたいものです。すぐに露呈するようなウソをつかないようにしていただきたい。

コロナ5類「移行後」、複数の知事が懸念 入院対応に難色示す病院も
https://www.asahi.com/articles/ASR4W5QW8R4SUTFL011.html
*コロナ5類移行後の医療機関、確保は 知事の4割「わからない」
https://www.asahi.com/articles/ASR4W563TR4WUTIL01G.html
*「季節性インフルエンザ並みの「5類」移行に伴い、新型コロナウイルス感染者を診る医療体制も「インフル並み」の水準に広げられるのか。コロナと向き合ってきた医療現場の現状や、それを支えてきた47都道府県の知事アンケートからは道のりの険しさも浮かぶ。」

発熱したらどこで診てもらえる? コロナ5類移行でこう変わる/1 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230425/k00/00m/040/101000c
*「5類移行に伴って、原則として季節性インフルエンザと同じように、自分で医療機関を選べるようになる。これまでのように、自治体が指定する「発熱外来」に予約をして受診する必要はなくなる。
政府は受け入れる医療機関を増やすため、「新型コロナに感染している」、または「感染が疑われる」というだけでは、診療を拒否する正当な理由にならないことを周知するという。」

東京都、コロナ5類移行で感染対策支援など一部事業終了:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC015M70R00C23A5000000/

埼玉県、新型コロナ対策会議8日廃止 「5類」移行で:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC0144I0R00C23A5000000/
*新型コロナ5類移行、栃木県の基本的対応方針廃止へ
https://www.asahi.com/articles/ASR4X6T5YR4XUUHB006.html

コロナ5類移行 長崎県 診療可能な医療機関拡大へ
https://www.asahi.com/articles/ASR4Y740YR4YTOLB001.html

海外       

5)社会・経済関連     
尾身茂氏らが新型コロナ記録集 「意見の違いこそミソ」:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA27CET0X20C23A4000000/
*「刊行した「新型コロナウイルス感染症対応記録」はおよそ90人が執筆し、尾身氏と国立感染症研究所の脇田隆字所長が監修した。分量は500ページを超え、ホームページでも公開した。2020年の初期対応から東京五輪・パラリンピックが開催された21年夏の第5波までの対応をまとめた。
尾身氏は政府が全世帯に配布した布マスク「アベノマスク」を例に挙げ「専門家の意見を聞かずに(政府が)先に方針を決める例もあった」と指摘した。
厚生労働省の助言組織アドバイザリーボードの座長を務める脇田氏は「科学と政治のせめぎあい」だったと語る。専門家が「このようなことを発信したい」と考えても役所側が「そこまで言うのは困る」と難色を示し「折り合いをつけるのに非常に苦労した」とした。
記録集によると、専門家らは東京五輪前に「無観客開催が望ましい」との提言を出す準備をしていた。政府は有観客で開催する意向だったため政府分科会の正式な議事とならず「有志による記者会見という道を選択せざるを得なかった」(尾身氏)と明かした。」

GW初日、各地でコロナ前の活気 列島タイムライン:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE287D00Y3A420C2000000/

星野リゾート代表 「観光産業、コロナ前に戻るべきではない」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20230429/k00/00m/020/070000c


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