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シロクマ文芸部参加作品

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シロクマ文芸部に参加させていただいた作品です。
運営しているクリエイター

#シロクマ文芸部

夏祭り #シロクマ文芸部

ラムネの音がした。 瓶の中のビー玉がころがる「カラン」という音。 この音を聞くと、コウヘイ…

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図書の時間 #シロクマ文芸部

白い靴、汚したくないなぁ…。 中学生のアキは降り出した雨を、教室の窓越しに恨めしそうに見…

なかひろし
1か月前
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flower shower #シロクマ文芸部

花吹雪が舞い、顔の上に落ちてきた。 散り際の桜の木がある川べりで、一人寝転んでいたケンは…

なかひろし
2か月前
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月に願いを #シロクマ文芸部

「朧月〜風を待つ身の〜淋しさよ〜」 突然立ち上がり、俳句を詠み出したケンの顔を見ながら、…

なかひろし
3か月前
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chocolat test #シロクマ文芸部

「チョコレート?」 金庫の前で俺は途方にくれていた。 タワーマンションの一室。 羽振りのよ…

なかひろし
4か月前
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snow dream #シロクマ文芸部

雪化粧で病院の中庭は覆われていた。 「まだ降ってるわね」 病室の窓を開け、外を見ていたママ…

なかひろし
5か月前
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海を見ながら #シロクマ文芸部

最後の日、僕はギターを手に浜辺を歩いている。 毎年最後の日、つまり大晦日は、高校のバンド仲間の四人で、海を見ながら過ごすのが恒例となっていた。 リーダーでボーカルのコウ。 ドラムスでムードメーカーのユキ。 キーボードで……僕の憧れだったマイ。 年越しまでバカ話をしたり、昔の思い出に浸ったりして時を忘れて過ごしたものだ。 でも今年は……。 ◇ 僕は海を見ながら、三人と電話で話したことを思い出していた。 コウは不機嫌そうだった。 「大晦日? 仕事が忙しくてそれどころじゃな

ダニー•ゴー

「thank you」 錆びついた机の上に、釘で書かれたような文字を、私はぼんやりと眺めている。 …

なかひろし
6か月前
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ハッピーバースデー #シロクマ文芸部

誕生日だからって何かが変わるわけじゃない。 ただ一つ年を積み重ねるだけ。大学受験を控えた…

なかひろし
7か月前
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秋桜と紅葉 #シロクマ文芸部

「秋桜になれるかな……」 前を歩く彼の背中に、私はそっとつぶやいた。 彼は振り返りもせず歩…

なかひろし
8か月前
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ラストパス #シロクマ文芸部

文化祭の日、私は憂鬱だった。 昨日、私たちバスケ部は県内の強豪校と対戦していたが、必死に…

なかひろし
10か月前
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