見出し画像

国の安全と安心、硬すぎるタイトルかな?

 古来、国家を運営する基本は安全と安心。徴税と正当な内外暴力(警察と軍隊)という安全を確保した上で、苦労してきたのが、安心の確保、それは自然との対峙。要するに、治水が鍵でした。

 水の氾濫を防ぎながら、水を引いてきて(陸稲ではなく水稲なので)、作物が作れる土地を作ることが出来るかどうかが政治の基本です。
 それは、現代に言い換えれば、食料自給と雇用機会の確保でしょう。

 ひるがえって日本をみると、カロリーベースの食料自給率は38%、東京都に至っては1%です。
 正規雇用者はどんどん減って、非正規雇用者の比率は増える一方。国民の50%は年収400万円以下で、30%は200万円以下すなわち生活保護とほぼ同じ状況という事実。

 お金が経済の水だから…という言い訳ではなく、リアルな水の流れ、すなわち人の流れを見つめ直すことで、実はより実体が見えてくるのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?