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開会式は、喉にささった魚の骨のよう・・・じゃありませんでしたか?

 私個人は、本来、終わってしまったことを、とやかく言わない人なんですけど、開会式のまとまりのないバラバラ感が喉に刺さった魚の骨のようだったので、骨取りのつもりで投稿します。


 リオ・オリンピックで安倍総理をマリオに変身させ、青森大学体操部の若者の見事なパフォーマンスを活かし、少人数ながらもそれを感じさせない見事な演出をしたのが、振付師のMIKIKOさん。
 その腕を買われて、280ページに及ぶ開会式案を作成、IOCにプレゼンをして絶賛された。その内容は、大友克洋原作の『AKIRA』の主人公のAKIRAが、トレードマークの真っ赤なバイクに乗って登場。1964年東京オリンピックを振り返った後、タレントの渡部直美さんが、「Are you ready?」と叫ぶと一転、これから開催されるオリンピック競技をスーパーマリオが紹介して…と、いう展開だった。500人を越す人々が出演することになっており、そのスケジュールを押さえ、ほぼ完成形まで準備が進んでいた。
 そこで発生したのがコロナだった。大会組織委員会は、電通出身の佐々木宏さんを開会式コロナ対策の責任者にと依頼したところ、「開会式を1から自分にやらしてくれないと、受けない」としたため、水面下でその調整が進んだ。時を同じくして、彼は自分の開会式案を練る中で渡部直美さんを豚の姿にして、オリンピッグにするとグループLINEで流した情報を文春が報道。辞任に追い込まれた。
 宙ぶらりんの状態のまま放置されたMIKIKOさんは、「これ以上不透明なまま、多くの人のスケジュールを拘束できない」と判断。辞任届けを提出するに至った。


 結果的に、インテルから数十億ともいわれるドローンのパフォーマンスをまるごと購入したり、雑多な意見(多様な意見ではない)を反映させた結果、直前になって2名の辞任者を出すことになり、ドタバタの中で開会式を迎えることとなった。その結果、23時30分終了予定だった開会式は、20分超過。パフォーマンスの内容は、ご覧のとおりとなってしまった。
 と、まあ、あくまでネットだけの情報でつなげたんですけど、ほぼ事実もこんな感じだったんだろうと考え、喉にささった骨が取れました。

〈東京五輪開会式の闇〉「このやり方を繰り返す怖さ」「日本は終わってしまう…」 女性演出家MIKIKO氏を“排除” した「電通五輪」 https://bunshun.jp/articles/-/47354

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