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コロナのバカヤロウ

大学4年生

この1年と言うのは社会人の準備期間であり、学生最後の期間。言わば、やりたいことを最大限に良い意味で責任を負わずに出来る、ただやりたいことを楽しんで出来る期間である。大学生になるという選択肢をとったことによって、こういう状況が生まれてくる。

最後1年ということは、このやりたいことを最大限にみんなを巻き込んで出来ることである。学生というものはビジネスとしての利益を最優先にして考える必要はなく、大学の制限に引っかからなければ、選手にとってプラスなことは多く出来るだろう。

この準備を淡々と小さな歩幅ではあったが、いろんな人に協力してもらい進めることができた。やったことがないことなので、ゆっくりと一歩ずつ進んでいった。その自分の中での成長、そしてチームとしての成長は、少なからず私の心を豊かにしていっただろう。

2019年12月、中国の武漢で初めて発症が確認され、そこから爆発的に広がっていった。中国を越え、韓国、日本とアジアに。そして、今重大な影響を及ぼしているヨーロッパ、アメリカへと進んでいった。

なにか、初めは余裕を感じていた。言い方は悪いが、整備されていない国だから広がっているのだろう。日本では大丈夫だろうと他人事のように思えた。しかし、今の状況になったら自分の生活が変わってしまった。

正直、ここまで真面目に生きてきたつもりだ。でも神様はこういう意地悪をしてきてしまった。なぜ4年の今の時期になってしまったのか。自分だけのことを考えると、イライラもするし悲しい気持ちにもなる。今の大学4年生、または高校3年生はこういう気持ちが多いだろう。“来年があるから”というのがない状況で、自分にはどうしようもできない壁が目の前にたってしまった。「ふざけるな、邪魔すんなよ」と叫びたくなる。

こんなことを言っていてもしょうがないのはわかっている。この状況だから出来ることを探してやらなければいけないこともわかっている。でもそんな簡単に切り替えられるほど、私は大人ではないし、人間性が素晴らしくもない。ただただ、落ち込んでしまう。

よし、ここまで書けば自分が思っていることはある程度吐き出せただろう。ここからは、偉い大人が言っているように、憧れている人が言っているように、逆に出来ることを探してみよう。コロナの状況があって良かったとまでは言わないが、あそこで成長したなと思える生活をしていこう。

He who moves not forward, goes backward.(前に進んでいない人は、退化している。)

退化しないためにも、ただ大切に今生きていこう。難しいかもしれないが、無理やりにでもポジティブに生きていこう。明けない夜はないし、止まない雨はないのだから。


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