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Day 30 "A song that reminds you of yourself" | #30DaySongChallenge

A song that reminds you of yourself / 自分自身をあらわす曲

才悩人応援歌 / BUMP OF CHICKEN


さて、最終日。

自分自身をあらわす曲という難しいお題だったけれど、この曲以外にないなと思った。BUMP OF CHICKENの『才悩人応援歌』。

得意な事があった事 今じゃもう忘れてるのは
それを自分より 得意な誰かが居たから

出だしの歌詞で、完全に掴まれた。

他人と比べたって、ロクなことないとわかっているんだけど、心の奥深くで、誰かと比べてしまうことをやめられないでいる。

あいつよりは。なんで自分ばっかり。自分がやったってどうせ。

そういう類のやつだ。

小さい頃だったらもっと純粋に、「これが好き」「これが得意」って言えたはずのものたち。自分よりもっとできる人を知っていくうちに、得意と口に出すのを辞めていった。そればかりか、口に出している人を斜に構えて見て、身勝手な悪態をつくようになっていった。

そういう時期に出会った曲。くすんでいるドロドロした気持ちを代わりに語って、叫んで、吐き出してくれた曲。

曲の結びは、他者への憧れや羨み、当て付けでは終わらない。

僕が歌う 僕のための ラララ
君が歌う 君のための ラララ
いつか 大きな声 唯一人のための唄 ラララ

ちょっとずつだけど、この曲に出会ってから、自分なりの歌を歌えばいいんだって。自分のために歌えばいいんだって。そう思えるようになってきた。

卑屈になりそうな時に聞き返す。わたし自身を表していると同時に、正にわたしにとっての「応援歌」である。



サポートをいただいたら、本屋さんへ行こうと思います。