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少し進む。

エアコンをかけるまでもなく、ぬるい風で凌げる夕方。街は交通量が増え、カーラジオでは台風の情報をしきりに知らせている。そして、3年ぶりのイベント開催の告知と台風情報とをセットにしてパーソナリティが喋りまくり、このタイミグでの不運を笑いにくるもうとしている。

私は、完全なる消極的開業に向け準備を進めている。融資を受けるために資料作成し、相談を繰り返すうちに面白さと面倒くささが入り混じりほどよくブレンドされてきている。

今日は金融公庫というところに初めて足を踏み入れ、事務的な申し込みを行い、体温を感じらない無表情な事務的な対応をされ、ホッとひと段落感を味わう。ネットで済ませればすぐに済むのだろうけれど、完全に時代に乗り遅れている。しかし、大丈夫。この世に生まれてきた時点で遅刻してきていて、社会のルールは既に決まっていてみんな乗り遅れているのだと言い聞かせて都合よく解釈し落ち着きを得ようとして、結局はあたふたしている。こんな感じも楽しいのかもしれない。


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