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【2023年】インドネシアで初ラマダン(断食月)私たちの過ごし方は?



先週からラマダン(断食月)が始まりました。



日本にいた時は馴染みのない習慣でしたが、ムスリムについて触れることのできる貴重な機会だと思います。


最初、「断食」の期間と聞いて「一ヶ月何も食べないってこと🙄?」と勘違いしてたのですが、もちろんそんなわけではなく、


日の出から日の入りまで食事をしないという決まりで、その間は水も飲まないそうです。


夕方〜夜から断食明け、そこから食事や水分をとります。期間は年によるみたいですが約1ヶ月程だそうです。





ラマダンが始まって約一週間、信仰って本当にすごいな、と感じています。


食べ物はまだしも水を何時間も飲まないと体に影響が出るし、仕事をしている人たちも当然たくさんいるわけで、退勤まで何も食べずに働いているのが本当に大変だと思います。




私たち外国人の過ごし方は?


そして、このラマダン期間中、私達外国人の過ごし方についてです。


インドネシア人の同僚は、プアサ(断食)をしなくてもいつもと同じようにご飯を食べて、水を飲んでもいい。ただ、ラマダンという習慣がある、という認識を持っていればそれでいい、と言っていました。



授業の中でも学生と会話練習のためラマダンについて話します。

私の学生たちはほとんどムスリムではないため、私たちの過ごし方について聞いてみると、大袈裟なことをせず、特別なことをしなくても普通に過ごしていていい、と話していました。


大袈裟なことって?と聞くと、

まあこんな人はいないと思いますが、プアサをしている人たちの前で大袈裟に何かを食べたり飲んだり、食べ物や飲み物の話をしたり。



他の同僚に聞いた時も、「気にしないで!そこでご飯を食べても大丈夫だよ」と言われましたが、今は外やラマダンをしている人たちに見えないところで食事をとるようにしています。


外から食事している様子が見えないようになっています


店内の様子(2F)




最初は端で食べていたんですが美味しそうな匂いが部屋を充満してしまい、これはちょっと…  


ラマダンが終わるまで、外や誰もいない部屋に移動するつもりです。







私たち外国人がここで持つべき意識は、同僚が言っていた通り、その習慣に必ず従うというよりその習慣があるという認識を持つことだと思いました。


もちろんこの機会に一緒にプアサをしてみることもいいと思いますし、実際にしている日本人もいるみたいです。


私は外国人だから!と全く何も気にしないのはちょっと違うかな、?と思いました。


断食中はSNSへの食べ物の投稿にも気をつけるようにしています。



ムスリムの人たちの前では絶対に水を飲まない!置かない!食べ物も隠す!のように過度に気遣うというよりは、普通に生活しながら、でも、今はラマダン期間中であるという意識を持って生活することだと思います。





仕事の休みに一度プアサ(と言っても水は飲んでました🫨)に挑戦してみたのですが、15時頃にはもう頭がフラフラして17時にはもう空腹を超えて胃が痛くなりました。



これを仕事をしながらプアサをしている他の先生たちは本当にすごいなと改めて感じました。


特に会話のクラスでは、私はいつも10分に1度は必ず水を飲みますが、これを退勤まで、となると本当に耐えられないと思います。




自分の国と違う文化・習慣、インドネシア、ムスリムの文化を知り尊重する、ということを実際に感じた経験でした。





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