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妄想経営学マガジン

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妄想経営学の一覧です。 類似の投稿を見たい場合は、ハッシュタグでフィルタリングしてください。
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#ディズニー

Vol.22 魔法の国は妄想か?

これまでの投稿で、さんざんディズニーに賛辞を送ってきました。 そんな私ですが、お恥ずかしいことに、最近ようやくDisney+に加入しました。 ディズニー映画はこれまでたくさん観てきたので、それほど期待していなかったのですが、ディズニー関連のドキュメンタリー系がわんさかあるではないですか!ワクワクが止まらない! で、さっそく「ウォルト・ディズニーの約束」を見てみました。 メリー・ポピンズができるまでの実話に基づく映画です。 原作者の希望を徹底的にかなえようとする姿は、まさにウ

Vol.19 「ディズニーランドは誰にでも作れるが、ディズニーにしか作れない」 パート2

Vol.5で「ディズニーランドは誰にでも作れるが、ディズニーにしか作れない」という話を書きました。 今回は、これの具体的な例を書きます。 ディズニーファンの方々は知っていることばかりですが、これらができているということが、ディズニーを特別な企業にしています。 特許があるわけではないので、他のテーマパークが真似をすることはできます。実際、真似しようとしているテーマパークもあります。 でもやはり、徹底ぶりには歴然とした差があります。 そして、それらが言葉にできないマジックを生

Vol.12 日本の会社は生産効率が悪くて何が悪いのだ

日本の会社は生産効率が悪いと言われます。これは本当です。 でも悪いことなのでしょうか。 もちろん悪い側面もあります。 でも良い面もあるのです。 コロナ渦でこんなニュースが話題になりました。 大打撃を受けているJALやANAが、それでも社員をリストラせず、出向先を探し回っている、という話です。 これに対して、海外はいたってドライです。 シルク・ドゥ・ソレイユの破産、劇団員解雇。 でも、コロナが落ち着いたらすぐに再建を開始しています。 米ディズニーも3万2千人を解雇。

Vol.5 ディズニーランドは誰にでも作れるが、ディズニーにしか作れない

妄想経営学といっても、本当に妄想だけで考えているわけではありません。また、全くオリジナルというわけでもありません。 むしろ強烈に影響を受けた企業があります。 Vol.4までを読んでいただくと分かる通り、それがディズニーです。 「なんだディズニーか。ありふれている。」と言われそうですが、やはりディズニーは最高峰です。 ディズニーこそが「本音と本音の経営」の代表格です。 前回でその話が一段落したので、今日は私とディズニー経営学との出会いについて書いておきます。 初ディズニー「

Vol.3 「逸話」だけでは「神様」になれない

普段頭で考えていることをいざ書いてみると、案外面白くないと気づいたり、ロジックの甘さを見つけてしまったり、文章を書く難しさを痛感する今日この頃です。 さて、今回から2回に分けて、経営理念を収益より優先する意義について書きます。 そして、大胆にも、パナソニックの創業者である松下幸之助さんとウォルト・ディズニーさんを比較して、それがどういうことかを考えてみたいと思います。 しばらくディズニーかぶれした内容が続きます(笑) 経営の神様みなさんは「経営の神様は?」と聞かれたら、

Vol.2 行動基準を見れば経営理念の本音度が分かる

経営未経験者が好き勝手に語る「妄想経営学」です。 前回は「◯◯のため(経営理念)」と「収益」を、「建前」と「本音」ではなく、「本音」と「本音」で捉えて経営しないと勿体ないという話を書きました。 今回は、この「経営理念」に深くかかわる「行動基準」について考えてみます。 経営理念と行動基準だいたいの企業には、経営理念と行動基準があると思います。 経営理念は企業が目指す姿で、行動基準はそれを具現化するために従業員がとるべき行動を示す指針です。 つまり、行動基準は経営理念を映す鏡と