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#3 衝撃の展開を乗り越え、その先へ

初めて購入した1号物件の初めての連絡が入居者の方の訃報というショッキングな状況でしたが、動じても仕方あるまいと思い込み、管理会社の方とのやりとりを淡々と続けました。

単身で住まわれており、親族の方もすぐに連絡が取れる状況ではなかったようで、まずは親族の方を探すことから始まりました。

その後、故人の兄弟を発見することができ、色々と聞き取りを行ったものの、協力的ではない状況でした。その方は相続放棄することとなり、覚書にて財産処分の同意は得ることとなりました。

その後、警察、市役所共に相談してもらいましたが、それ以外の相続人(子供3人)を捜索するのが困難な状況となったため、結局、兄弟の方の書面をもって残置物処理を実施する運びとなりました。

当方負担で部屋の中の残置物処理および現状復帰をする運びとなり、出費は約20万円ほど。そしてその修繕が完了した後に、そのまま入居者募集をかけることになりました。

5月末に連絡があってから、全て落ち着いたのは10月のことでした。

その対応の間にも、共用部のガラスドアが破損したり、入居者の居室で不具合が発生したりするなど、様々な修繕が嵩張り、中古マンションをきちんと下調べすることなく買ってしまうことへの洗礼を浴びることとなりました。

期待に胸膨らむ1棟目が波乱な幕開けでスタートした状況の中、苦しみながら、もがきながら、身をもって不動産経営とはなんたるかを学び続けました。今まで経験したことがなかったため、とてもいい勉強だったと感じています。

一方、同時に、この一棟だけを持って運用していることへの不安も覚えました。

果たしてこのまま修繕が続き、毎月費用が出続ける状況がいつまで続くのか?

また、同様の事故が起きたりしないだろうか?

別の安定資産をもってリスクヘッジをした方が良いのではなかろうか?

そんな矢先に、新たなアパートの購入の話をもちかけてきたのが、I社でした。後にT社に社名変更を行った会社で、少し世の中にニュースを振りまいていました。

不安で胸いっぱいだった当時の私は、甘い言葉に誘われるがまま、結果的にもう一棟購入をしてしまいました。神奈川に新築アパートを購入です。中古マンションで痛い目を見てしまったため、新築は安心だろうという安易な考えによるものでした。

2016年5月に一棟目を購入し、2016年11月に契約を交わしたため、わずかその間半年。一棟目の事故が起こる傍ら、不安に駆られるがままに購入してしまった2棟目。しかも金額にして約1億円ちょっと。

なんと愚かな行動だったんだろうと、今思えば震えますし、数年前の私に説教してやりたいです。

この続きは、また改めて綴りたいと思います。


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