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完璧と未完成

今日は仕事終わり上司のお付き合いで人生初の中国パブに行った。

上司のあまりにも変化球すぎるチョイスに戸惑ったがひとまず入店

店内のいたるところでカタコトの日本語が飛び交っている。

すごい世界に迷い込んでしまったらしい

俺の隣に座ったキャストは驚くほど声にも顔にも感情のない女性。

俺より年上で日本語もあまり得意ではないらしい。

初見にしてラスボスに出会った気分。

彼女は話しながら分からない言葉を中国語に自動変換してくるんだけど、当たり前に俺も中国語分かる訳もなく、終始テストの穴抜け文章問題をやってる気分でした

まあでもこの単時間で割と理解できるようになるあたり人間のすごいところだよな。笑

聞けば聞くほど、環境も常識も全く違う
それが何より面白かった。

そして訪れる会計の刻

固唾を飲んで金額を見ようとしたら上司が払ってくれた。

漢。一生ついていきます。

店を出た後上司に

『なんで普通のキャバとかじゃなくて中国パブに通ってるんですか?』

って聞いたら

『高いお金を払ったら、いいものを提供してもう。それが当たり前だろ?そりゃキャバの方が全ての面において完成度は高いけど、生まれた国も言葉も違う場所で一生懸命話す姿を見ると応援したくなるんだよね。』

って言ってた。

なるほど。
そういう考え方もあるのか。

同じ内容金額でも
今完璧なサービスを受けるか
今は未熟な者の未来に投資をするのか

結構意味合いが変わってくるね。
確かに納得。

そんでこれはバンドとかアイドルとかにおいても同じだ。

なかなか面白いことを言う大人だなと思って感心して聞いていましたが最後の最後で『まあでも一番はおさわり許してくれるところ』と言って締めくくったので全てが台無しになりました。

こう言う予想できないとこで新たな気づきや感性に出会えたりする。これだから人生はおもしろい

上司と別れたあと1人で韓国冷麺を食べながらそんなことを思いました。

ではまた明日

おやすみ

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