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途中下車note ver#2

中部国際空港

2023 12・23

 早朝の名鉄岐阜駅。目的も特に考えず、今日も旅へ行く。目的は現地に着いてから考えるのが私の流儀である。さあ、今日もフリーきっぷを買って改札を通ってホームへ。

6:31 特急(一部特別車) 中部国際空港
 車両は2200系。2005年に登場した特急型車両で同じタイミングで登場した2000系と顔がよく似ている。白い車体に赤い帯が特徴で1号車、2号車が特別車で3~6号車が一般車の2300系となっている。2014年に現在の姿にリニュアールされている。さて、そろそろ出発だ。夜明け前の空から雪が降る中、電車は中部国際空港に向けて出発した。

2200系

6:35 笠松に到着。
 笠松を出てすぐに外を見ると笠松競馬場が見えるのだが、そのコースの中を颯爽と馬が走っていた。これは以前、小耳に挟んだ程度だが、馬は1日1回、このように体を動かさないと足の骨を折るなど大きなけがにつながってしまうという。それは現役の競走馬も、引退した馬も関係なく。馬の体調管理も大変である。
6:44 名鉄一宮に到着。
ここまで車内は僕一人だったが、ここから乗客が乗ってきた。いつの間にか雪は止んでいた。
7:07 神宮前に到着。
 ここで乗務員が交代。名古屋本線とここで別れて常滑線に入線。神宮前を出てすぐに太陽と対面。朝日を浴びる程気持ちのいいものはない。朝風呂も気持ちいいけど。
7:18 太田川に到着。
 常滑線入線後最初の駅。前回触れた知立に負けず劣らずの要塞のような駅となっている。
7:20 尾張横須賀に到着。
 この横須賀という地名はどこにでもあるのだなと感じた。恐らく一番有名なのが神奈川県の三浦半島にある横須賀であろう。
7:33 常滑に到着。
 常滑線はここが終点で、この先は空港線になる。出発と同時に「Big Sunset」という名の曲が流れ始める。空港の雰囲気に合う名曲である。そして車窓からは海が見えた。やはり海を見るとワクワクする。
7:38 中部国際空港に到着。
 目的地に到着。駅は3番線まであり、1番線はミュースカイ専用、2番、3番線は普通、準急、特急のホームとなっている。朝と深夜には急行と快速急行もこのホームから発着している。

中部国際空港

 さて、空港に来たのだから飛行機を見に行こうと思い、歩いてスカイデッキへと向かった。風の音がすごい。外寒いかも。覚悟して出てみると…、案の定寒かった。早朝雪が降るような天気だったからそりゃそうである。でも飛行機を見たいという欲が強かった私はそのままスカイデッキに留まることにした。しかし、こうしてみると色々な飛行機の機体があって面白い。ほぼ全身真っ黒の機体もある(後で調べたらLCC(格安航空会社)のソラシドエア―らしい)と思えば、ピンク色の飛行機(これはLCCのPeach航空らしい)もいたりして見ているだけで楽しい。だが、流石に寒さには耐えきれなかったので、建物の中に入った。が、しばらくしてから別の場所へ行こうと思い、再び外へ。

Peach航空(右奥側)と、タイ航空(左手前側)の飛行機
ソラシドエアーの飛行機

 愛知国際展示場(Aichi Sky Expo)を横目に歩道橋を渡った先にあるのがフライト・オブ・ドリームズである。ここは本物の飛行機(ボーイング787初号機)の展示をメインとする複合商業施設である。ここでは航空や空港について学ぶことが出来る「フライトパーク」、ボーイング社創設の街シアトルを再現した「シアトルパーク」があるのだが・・・、閉まっている。時間が早すぎたのだ。この男は豊橋で何を学んだのだろうか。まあ、嘆いても仕方ないので先程の建物に戻り、コメダ珈琲があったのでモーニングを食べることにした。
 コメダ珈琲は東海地方で愛される喫茶チェーン店で、全国展開をしており、名古屋のモーニング文化を全国に広めたすごい喫茶店である。とくに有名なのはシロノワールと呼ばれるもので、パイにメープルシロップと生クリームが上に乗るという甘党御用達のようなものがあるのだが、朝からそれはきついと思ったのでイチゴのジャムトーストとゆで卵、お伊勢さんの和紅茶「瑞」のセットを頼んだ。

モーニングセット。

 さて、そろそろ食べないとせっかく頼んだものが冷めてしまうので頂こう。まずはトーストから。うん、食感がふわふわでとても美味しい。トーストの上に乗っているジャムもおいしさを更に際立たせていて最高である。やはりモーニングの定番はさすがである。次はゆで卵。殻を机でひびを入れて、剥くという作業をした後、一口。・・・うん、おいしい。中は完熟になっており、卵のうまみが口いっぱいに広がる。一口食べたところで塩をかけてみる。・・・ちょっとかけすぎたかもしれない。でも卵のおいしさは消えていなかった。さて、ここらへんで紅茶を飲んでみよう。うん、奥深い感じがあって歩き疲れた体を癒してくれるような感覚があり、とても美味しい。砂糖を入れても味が半減することもなく、むしろまた別のおいしさが際立っている。こうしてゆっくりしているともうそろそろいい時間になったのでそろそろ帰ることにしよう。さて、次はどこに行こう。

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