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#BLACK_LIVES_MATTER 日本人の僕が考える人種差別について

こんにちは映像ディレクター(SNS Contents Creator)のkentoです。

このnoteではフリーランス映像ディレクターとして働く僕の自己発信や、
日々の学びのアウトプットを目的に週に1回(毎週土曜日)noteを公開していますので、是非見て頂ければ幸いです。

そんな今回は、このnoteの趣旨とは大きくズレてしまうのですが、
人種差別の件について、どうしても取り上げるべきだと感じたので、
遅ればせながら記事にしています。

色々と調べている中で、
日本人である自分自身も当事者であると強く感じました。
なのでこの記事を通して一人でも、
この騒動の中身や歴史を知るきっかけになれば幸いです。


・なぜ今回の騒動がが起きたのか
人種差別の歴史的な背景
・それに対する僕の主観的な考えや想い

これらを順を追って書いていきますので、
最後までご覧頂ければと思います。

ではさっそくいってみましょう。


なぜ今回の騒動が起きているのか

まずアメリカで大騒動になっているデモの発端を、
ご存知の方々が殆どだと思いますが、改めて簡単に説明します。

5月25日アメリカ中西部のミネソタ州で、
無抵抗の黒人ジョージフロイドさんが白人警官に殺されました。

フロイドさんは8分46秒にわたって膝で頭部を強く抑えつけられ死亡。

「I can't breathe.(息ができない)」
「Please, the knee in my neck(お願いだ、首にある膝を」

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と、訴える様子を撮影していた動画がSNSで拡散されて怒りが広がり、
アメリカ全土でデモが行われています。

大半が平和的なデモだったが、一部で略奪行為など。
一方で警察による過剰な取締りや暴力も取り沙汰されるようになっています。

また、新型コロナウイルスの影響で自宅自粛の不満も重なり今回のアメリカ全土におよぶ大きなデモに発展したと言われています。
(現在アメリカの経済的な格差は世界恐慌後で最も大きくなっています)


しかし、なぜこんなに大きな騒動へ発展したのか

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人種差別に馴染みのない方だと、
「なんでこんなに大きな騒動になっているの?」
「たまたま黒人だから殺されたんじゃないの?」

って考える方がいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。

今回の事件は黒人だから起きたことです。
人種差別はずっと長い間、姿形を変えながらも存在してます。

僕ら日本人にはあまり馴染みがないのですが、
今回のように黒人が警察官に不当に殺される事件というのは、かなり多く発生しています。

2012年にフロリダで当時17歳の黒人少年トレイヴォン・マーティンが自称自警団の男に射殺された事件。
・2014年にニューヨークで黒人男性のエリックガーナーさんが白人警官に首を絞められて殺された事件。

これら一部ですが、このように今回みたいに無実の黒人が殺される事件は過去にたくさんあり、その度に「黒人だから殺された。」と言われているのが悲しい現実です。

人種差別の歴史的背景

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なぜ人種差別が行われているかというのは歴史的な背景があります。

歴史を辿ると、1662年から1865年までアメリカには合法的な奴隷制度がありました。(アフリカから無理やり黒人の人たちが奴隷として連れてこられて強制的に働かされていた。)

それから1863年に南北戦争という戦争をきっかけに、
リンカーンが「奴隷解放宣言」を命じ奴隷が解放されました。

徐々に奴隷解放運動が広がりましたが、すぐには平等にはならなかった。

理由としては簡単で、
・今まで奴隷だった人種だからすぐに平等は難しい
・白人と比べて見た目が明らかに違うから
・黒人のなかには真っ当な教育を受けられる人が少なかったから。

など。
そこから1963年8月28日のキング牧師による演説など。
『I have a dream』で有名な演説で、

little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers.
(いつの日かきっと)黒人の少年少女が白人の少年少女と手を取り合う日が来るという夢があります。



様々な革命家による歴史的変化もあり、少しずつ平等にはなりつつあるも、
未だに人種差別というのは姿形を変えて存在しています。


現代における人種差別

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「現代では、もう人種差別はないでしょ。」
って思う方もいらっしゃると思いますが

『グローリーロード』という実話に基づいた、
アメリカのバスケットボールの映画にこのような描写があります。

たった50年前の1960年代では大学のバスケットボールの試合では黒人はホーム1人まで、アウェイ2人まで、負けている時は3人までしか出してはいけないって暗黙のルールもあった。


今では絶対に考えられないようなレベルの差別が、
たったの50年前に存在しているんですよ。


かなり最近の話だと、
新型コロナウイルスのより凄まじい数の失業者が増えました。
なかでも白人より黒人(アフリカ系アメリカ人)の方が失業率が2倍ほど高いという数値データも出ています。

また、今回の新型コロナウイルスの件でかなり可視化されたと思いますが、人種差別は黒人だけではなくアジア人もあります。
逆に場所によっては白人に対しての差別も結構あります。

余談ですが、僕が昔お付き合っていた外国人の彼女も、日本に住んでいて人種差別を受けたことが多々あると話していました。

そう。ほとんどの方は良い人達だけど、
残念ながら一定数差別主義者の方はいるのが現実です


今回の騒動について僕なりの主観や想い

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正直、アメリカの差別問題に関しては、日本に生まれて日本に住んでいる僕らには直接どうにかすることが難しいと思います。

しかし、できることもあると思います。

それは、まずはじめに
このような問題に興味をもつこと。何が起きているのか知ること。

僕自身も最初は外国で「なにかが起こってるみたい」で終わり、
特に調べようとも思わずにいました。(非常に情けないです。)

しかし、周りのインフルエンサーやSNSなどでよりリアルな現実を知り、色々と調べている中で自分自身も当事者であると感じました。

そして僕もSNSではフォローして頂いている方が数千人いるので、微力ながらこの影響力を使い発信しようと思い、このような記事を書いています。
(切実にもっと影響力が欲しい。。)

なので、今回の騒動の中身や歴史を知るきっかけになれば幸いです!


そしてもう一つ。
当たり前だが、差別をしないこと。

良くも悪くも平和ボケと言われている日本にいると、
差別なんてないように感じますが結構あると思います。

そこで大事だと思うのが、『固定概念をつけすぎないこと。』

例えば、
職場やバイト先に外国の方がいても外国人だから、〇〇っていうレッテル貼りをするのではなくその人自身の中身や人格をみて判断すること。
黒人だから、白人だから、アジア人だから〇〇なんだね。
って固定概念って勿体ないですよね。

人種差別以外でもそうで、
YouTuberに問題を起こす人や人に迷惑をかける人がいたとしても、
それはYouTuberだからではなく、その人だからなんですよ。

大きなレッテルで物事を判断してしまうのが無意識な差別の始まりだと思います。(迷惑をかける方もいる反面、自身の影響力を他者や社会への貢献として使っている偉大な方もかなりの数いらっしゃると思います)

最後に


僕自身も差別を一切したことがないのかっていうと、
無意識にやってしまっていることもあるかもしれないですし、
特に10代の頃なんて人に胸張れるような人格をしていなかったです。
客観的にみて今でもまだまだだと思います。

なので、出来る限りの事でいいので少しずつ一緒に変えていきましょう!

「じゃあ、とりあえず僕私から変わってみる」
という人が一人でも増えたら幸いです。

以上、最後までご覧頂きありがとうございます。
映像ディレクターのKentoでした。

では、また!
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