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責任を負う サッカーのお話#8
プロの監督って大変だよなとつくづく思う。
俺は全ての責任を負う監督って職業がなかなか酷な職業だと思う。
HavertzをWBに置いても、Alphonso Daviesを3CBを左CBに置いても勝てば良い采配と言われる一方で、奇策という奇策を立てて、最善の準備をして臨んだ試合で負けると全責任を負わなければならない。もちろん、いろんな専門家やファンからは批判され,、他チームのファンからは笑い者にされる。
もちろん、選手には適材適所、クオリティを発揮できるポジションがあるわけで、そのポジションで使うことによって本領が発揮される。しかし、時によっては他のポジションで使うことによって才能が開花する場合もある。WGをやっていた選手をSBにすることで、世界的な選手にした例も少なくはない。
監督、およびそれを支えるコーチ陣は何時間も何日もかけて初めてコンバートの決断を下す。決して難しい決断ではなく、何かを変えるべくしてした一つ大きな決断。
正直、育成年代だったら、サッカーIQなど様々な要素から複数ポジションをプレーさせることはあり、頻繁ではないにしろコンバートをすることはある。しかし、その決断には批判は伴わない。
しかし、プロでは違う。チームが勝つことが第一になっていき、そのためには勝つために戦略を練る。戦略がはまらなければ批判に合い、その矢面に立たされるのが議論に関わったコーチではなく、試合でよくプレーしなかった選手でもなく、監督他ならない。
育成年代でも選手の将来を左右するわけだから責任こそ伴うものの、それとはまた違う責任を伴う。それこそ、スタジアム全方位から浴びるブーイングであったり、SNSで自分のことをよく知りもしない奴らがバカにしてみたり、番記者が名指しで批判したり色々であろう。采配一つで負わなきゃいけない責任や重圧は絶大で、絶対的にコーチ時代では感じることのない感情を抱くことになるだろうと思う。
だからこそなのかわからないが、最近そんな責任を負ってみたいなと思い始めた。決して、監督になりたいとかトップレベルのチームで指導するっていう思いではないのだけれど、もし明日負けたら解任とかいう世界で生きてみたいなと思った。
毎日がサバイバル、ただし保身に走るのではなく常に挑戦して責任を負うの繰り返し、そんな世界に足を踏み入れてみたいと思った。
もし、日本で仕事を得たとしても海外で仕事を得たとしても、責任を負うというのはなかなか難しい。でも、責任を負える立場になれなければステップアップもしてないと同然。
どんな役職であれ、責任を負える、「こいつなら責任を負わせられる」そういう人間になりたい。
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