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Auf Wiedersehen, Wien und Servus grüß dich, Japan!! 留学生日記#9

1.26、ウィーンを立つ。というか、帰国している途中の帰国便の上空で書いている。
今は、どこなんだこれ??
よく分からないけど、おそらくヒマラヤあたりだと思う。あ、ヒマラヤ通らねーや笑
残り日本までは4時間くらい。早かった。
めちゃくちゃ、あっという間だった。

昨日まで住んでいたウィーンでの生活は終わり。今日から日本での生活になる。パッとトランジットを含めても17時間くらいのフライトで日本に帰ることができるし、中々便利な世の中であると思うと同時に、結構あっけなく自分の留学は終わったなって思った。

一昨年の秋、俺は自分の大学のウィーンのプログラムに応募した。
正直最初は、何でサッカーもほとんどないウィーンなんかに行かなきゃいけないんだよとか、サッカー観たいからドイツに行けばよかったとか、何でドイツ語を学ぶためにドイツじゃない国に行かなきゃ行けないんだよとか、音楽の都じゃなくてサッカーの都に行きたいんじゃとか、ウィーンなんて北川航也くらいしか知らんわとかusw.って感じで、色んな不平不満を漏らしまくっていた。

ドイツへの短期留学を含めるとちょうど6ヶ月滞在したわけだが、6ヶ月経った今、同じような戯言が出てくるかというと確実にそうじゃない。唯一ある不満と言えば、「物価高すぎです」ってくらいだと思う。本当に充実した5ヶ月をウィーンで過ごせたと確信しているし、何にも変え難い色々な経験ができたと思っている。
世界が広いことを知れたし、何より世界はまだ色々あるから知りたいという好奇心に駆り立てられるようになった。

唯一心残りがあったことと言えば、どうせ大学院留学するんだから旅行しなくていいやって感じで全く旅行に行かなかったことだろうか。ヨーロッパには様々な都市があり、その都市特有の雰囲気や文化がある。それぞれの目新しさは自分にとってとても新鮮で、色んなことをもっと学びたいなって思うようになれた。だからこそ、もっと色んな国に訪れればよかったと反省している。こんなヨーロッパに住めるとかいう、またとない機会があったわけだから。

留学先では新たな出会いや発見が毎日のようにあり、とても刺激的な毎日を送れた。自分の大学ではなかなか会うことができなかったドイツ語をやってる日本人にも会うことができたし、オーストリアで指導者として挑戦しているエセ関西人や選手として挑戦している俺よりも若い青年や若くして海外を目指したサッカー選手など、本当に本当に色んな人と出会うことができたし、自分の知らない世界を知ったり、経験したりすることができた。

人生で初めて独り暮らしした街が、まさかの国内ではなく国外だったわけだが、何もかも申し分無いくらいに揃っているような街だったし、その環境があった。そんな街で過ごせたことは自分にとって何もかもが最高で、本当に充実した毎日が過ごせたんだと思う。ウィーンという円安×物価バグを起こしている街へ留学を許してくれた両親や勧めてくれた大学の教授には感謝しかない。間違えなく、ウィーンは自分にとっての"第二の故郷"になったし、だからこそ今度は自分のお金で来たいなってそう思えた。心の底から大好きだ、ウィーン!!

日本に帰ったら確実に新しい生活というか、新しくやらなければならないことが色々あるだろう。
就活や卒論準備、大学サッカーの新シーズンももうすぐそこだ。新体制になって、最高学年になってから初めての合流なので凄いワクワクしている。他にも、久しぶりにU14の子達と会えたり、ドイツやウィーンで知り合えた人たちと会えるなど色んなことがある。留学で働かなかった分、ニートみたいに鈍ってるかも知れないけど、無理しない程度の全力投球で張り切っていければと思っている。

帰りの航空便、日本語が聞こえる環境にめちゃくちゃ違和感を覚えながらも懐かしいような嬉しいような気持ちだ。日本語話者とは一定のコミュニケーションはとっていたとしても、特にアナウンスや機会音声が日本語であることには感動を覚えた。やっと帰ってきたんだなって。
自分の大好きな日本に帰れることを心から待ち望んでいたし、早く日本食が食べたい。
そうそう、さっき感じたことを書くとマジで英語が喋れないおかげで、英語を共通語として喋るような空港では苦労した。全てをドイツ語で返してしまうようなもんだから、英語も頑張りたいなって思えた。
言語はいつ何時でも成長できる!!
だって、商学部というドイツ語と縁もゆかりもない学部の俺が喋れてるんだから。

気づけばあと3時間。もうすぐ、日本の上空に入るだろう。待ってろ日本、俺は君と会えることを心待ちにしてたんだからさ。

これからも、留学で学んだことはちょくちょく小出しして行こうかと思うので、引き続きご愛読していただければ幸いです。


”留学生”として書いた記事は以上になります。ご愛読いただき誠にありがとうございました。
改めて読み返しても、当時の自分の気持ちがよみがえってくるなと思いますし、あの時の自分がいたからこそ今の自分がこうしているのだろうなと思います。
留学を終えて、もうすぐで3カ月になります。日本に帰ってきてからも、様々な人と出会うことができ、刺激的な毎日を過ごすことができています。
新学期が始まり、大学生として忙しい時期に入ってくるとともに、就活生としても面接がたくさん入ってくる頃になってきています。

自分の辿って来た道は間違いなく特殊で、特殊だからこそ人に違和感を与え続ける人間でなければならないのかなと思います。そういう人間になるためにも、自分の信じた道を進み続ければなと。
どんな形で表現していくかは検討中ですが、必ず自分の夢をかなえるために、何かしら形を作っていければなと考えています。

それでは、また!!

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