ENTPからENTJになった話。

今回のテーマ

今までMBTI診断をすれば決まってENTPでした。しかしあることから何度やってみてもENTJになるようになりました。今回はこの件について書いてみようと思います。タイプが変化することに興味をお持ちの方に楽しんでもらえばと思っています。 

よろしくお願いします。


おさらいとしてMBTIの科学的根拠にまつわる話

科学的な根拠がないという批判がたびたびなされています

4つの点から著しい不備があるとされ、科学ではなく疑似科学であるとして批判の対象となっています。

1つ目は、測定対象を測定していない、予測力がない、一般化できる項目がないといった有効性に乏しい点。

2つ目は、同じ人物にもかかわらず、異なる機会にMBTIを受験すると異なる結果が出てしまうという信頼性に乏しい点。

3つ目は、互いに相関する特性を独立したものとして測定しているという点。

4つ目は、神経症傾向という特性が含まれていないため、性格診断において包括的なものではないといった点である

ほか、MBTIの正確さはその人の正直な自己報告次第である点などがあげられています。


MBTIと16personalitiesは違うということの確認

質問事項に答えると16タイプのいずれかに分類される無料性格診断サイト「16Personalities」と、スイスの精神分析学者・心理学者ユングのタイプ論をもとに16タイプに分類する性格検査「MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)」を同一視するひとが多いようですが日本MBTI協会は違うものとホームページにて言及しています。

MBTIは他の性格検査とは異なります。MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)は、個人をタイプに分類したり、性格を診断したりすることが目的ではありません。回答した個人一人ひとりが、自分の心を理解するための座標軸として用いることを最大の目的にしています。

日本MBTI協会より引用

「ユングのタイプ論をおもしろおかしく掲載しているホームページ」等によって「タイプ診断」を経験された皆様へ
まずはMBTIそのものに興味を持ってくださりありがとうございます。しかし皆さんが回答された無料の16Personalities性格診断テストは、MBTIとは全く別のもので、質問も結果の出し方も、正式なMBTIとは全く異なります。しかし、ISTJやENFPなど、アルファベットをつかってタイプを表しているのは、MBTIをまねたもののため、皆さんが勘違いしてしまうのも無理はありません。

日本MBTI協会より引用

このnoteでの取り扱い

あくまで自分を知る一つのツールとして利用しています。参考程度にとどめるのが望ましいということです。話のネタになりこれをきっかけに友人等と仲良くなれば儲けものぐらいでいきましょう

またMBTIと16personalitiesは違うということですが、参考程度に利用するため、深刻に受け止めることなくこのnoteでは同一のものとして扱っています

再度申し上げておきますが、あくまで参考手度に利用するものとして読んでください。一般の人がわざわざ有料の診断を受けて自分のタイプを知るというのは、敷居が高いため16personalitiesの無料診断を使って判断すればよいというのが私の考えです。

真剣にやりたい人は有料診断を受けると良いと思います。


タイプのおさらい

今回検討するENTPとENTJのタイプをおさらいしていきます。

ENTPについて

論理的な説明を求める。 構造や仕組みをきちんと理解しようと努力しながら、 新しいアイデアを探し続けます。多面的な角度から思考するために独創的なものになりやすいです。 知的好奇心旺盛です。

楽天的な性格で、良さそうだと思われることは、すぐに実行したくなります。 理解力があるので、挑戦するほど学び、知識が増えていきます。

チャレンジ精神に溢れています。しかし、 初期段階では、何が起こるのかについては、さほど答えを持っていないことがあります。実行してうまくいかなくとも、失敗の経験そのものから新しいアイデアを思いつくこともあります。

仕組みを理解すると次の新しい物に興味の対象が移ります。
この性格故興味が次々と映っていく様子に見えます。他人から見たら飽き性に見えてしまうかもしれません。しかし、本人は新しい刺激を求めているだけです。

競争力があり、有能で、戦略的に多くのことを処理することができます。 負けず嫌いなところがあります。相手に勝つことに集中し、勝ち筋を見つけると気持ちが上がります。

新しい状況に臨機応変に対応することができます。 飽きやすい傾向がありますが、目標を定めると努力を惜しみません。困難な状況でもアイデアを出して突破しようとします。

集中している間は、 人間関係に煩わされるとストレスが溜まります。 しかし、ひと段落した後などは、人との付き合いを大切にしようとします。  新しい人との出会いを求め動きまわることもあって、自然と交友関係が広がります。ユーモアセンスは持っているといってよいでしょう。

自分の考えていることや、やっていることを他の人に知ってもらいたいと思っています。アイデアの共有も抵抗がありません。ライバルからの指摘も自分に有用であれば、感謝して受け取ります。知識を共有したいためか、おしゃべりなところもあります。

素直に自己開示をし、謙虚な一面があります。

優れた分析能力と企画能力を持ち、人を説得します。

議論を好み、よく白熱したものになります。悪魔の代弁者なところがあります。

ひらめきを信頼し、独自の思考過程を経て、 クリエイティブな仕事を成し遂げることができるでしょう。


ENTJについて

優れた直観能力を持ち、全体を俯瞰しながら、物事の関連性を見抜きます。 客観的事実に基づいて推論し、合理的な意思決定を行います。はっきりとした意見を持っており、臆することなく表に出します。

失敗や非効率なことには我慢ができません。

決断力があり、有能で、多くの仕事をテキパキとこなしてゆきます。

責務を果たすことに熱心で、 事がうまく運んでいるのを直接見ることができるまでは安心できません。

将来に起こることを予期し、何をすべきかを心得ます。 現状を変える必要があるのなら、それはやりがいのあることです。

戦略を効果的に進めてゆくことに気を配り尽力します。

目の前に困難が立ちはだかっていようとも、持ち前のバイタリティーで現状を打破しようとします。

公平な判断基準に従って判断することを好み、秩序を求めます。 全体を支配しようとすることがあります。 それこそが、最も安全な方法と主張するかもしれません。

公平さと合理的精神に則って、勝敗を潔く認めることができます。

リーダーになると判断力を活かすようになり、立場の力を使うようになります。 規律を重んじ組織を取りまとめ、全体の方針を決める役職に就くことが多いようです。

感傷的な言い訳を聞くことには耐えることができず、 きっぱりとつっぱねたり、冷たい視線を浴びせることがあります。望むのは理性的な意見であり、お気持ちの表明に対して厳しいです。

厳しい意見を述べたり、容赦無い判断を下したりすることがありますが、 それは、秩序の維持と目標達成に必要なことです。 他人や環境のせいにすることなど恥ずべきことだと考えます。

感傷的な気分になることがあります。それでも大抵の場合、弱さであるとあたんの隅に遠ざけます。

活気に満ちた議論を好みます。押しが強く、説明が上手いため、相手を圧倒します。本質を見抜く賢さがあるので、反対意見を納得させることは難しいことです。

思っていることを遠慮無く言います。厳しい態度で発言することが多いため、他の人が委縮するかもしれません。

家の中は整えて、効率的に暮らすことができるようにしたいと考えます。 子どもには、きちんとした教育を与えることを望みます。配偶者には同様の価値観に従い、献身的に働いてもらうことを望みます。 上昇志向ゆえに、キャリアのことを考え、家庭のことは疎かになりがちです。 それがもとで問題に発展する可能性があります。

親しい間柄の人間に愛着を感じ、献身的に尽くします。


ENTPとENTJの比較

2つのタイプの違いは主にPとJの違いです。
すなわち、知覚型か判断型の違いになります。

知覚型は柔軟性を持っており、変化することを好むタイプです。
急な用事にも対応できたりする一方で、思いつきで何か行動を始めてしまう側面があります。予定や計画を立てることで行動を制限されてしまうことを嫌う傾向にあります。自由でありたい、可能性を残しておきたいと考える傾向にあります。答えを出し切らずに曖昧にする側面があるでしょう。
最後までやりきる力がないと判断されたり、計画がない人だという風に捉えられることが多いです。

スケジュールを立て、スケジュール通りに行動をすることがあまり得意ではないです。予定が必ずしも予定通りになるとは限らないと考えているところが要因としてあるためです。

判断型は計画を立てその通りに実行することを好む決断力のある性格だと言われています。
計画通りに物事を実行することを得意としており、決断力があります。時間にも厳しいので、組織や仕事人として活躍しやすいです。
ただし弱点もあります。融通がきかない頑固さ。極端な変化に弱い。可能性を遮断することがある。以上のような弱点がみられることがあります。

判断型の人は実現性を持たせ、現実的であることを大切にしています。その為、判断型の人には実行力が伴っていることが多いでしょう。

をあげると夏休みの宿題があります。思い付きで宿題をこなし、ギリギリになる又は提出しないようなタイプはPであり、計画的かつ厳格にこなしていくのがJ型と言えるかもしれません。

なぜ変化したのだろう

理由の検討

1.セルフコントロールの上達

読書が好きで自分の適当さの改善方法を今まで学び続けてきたから。
適当に日々を過ごすのではなく、ある程度の規律を持たせるために習慣をつける方法を模索したり、少しずつ予定を立てたりするようになったから。


2.自分を知る訓練をして、欠点を補おうとしたから

1と同様。自分が適当な人間なので、最初は簡単な水準から徐々に敷居を挙げて、できることを増やしていった。継続性のなさ、実効性の弱さが自分の弱点だと考えていたので、メモを用意したり、書籍から手に入れた情報を片っ端から試したりした。自分を知る訓練のためにはノートへの書き出しが有効だった。うんざりしたが・・・

3.コンサータの服用

おそらく一番大きな要因。薬を処方されてから変わった。思い付きが減り、活動を最後までやり遂げる力が確実に上がった。思い付きが減ったので、創造性のある仕事は不得意になるかなと考えたが、今のところはなし。可能性ばかりではなく、今この瞬間にできることなのかを検討するようになったので、日常においてテキパキ動く人間になった。
こうしたことを振り返りながら診断を受けるとPからJに代わっていくのかな?

変化してどう思う

生活はしやすくなった。日常生活は。

退屈な人間にはなってはいないが、明かに厳しいことは言うようになった。

チャレンジ精神は減っていない。ただし、夢ばかりを語るのではなく、現実に即したことを考えて確実にやり遂げようとするようになっている。

今はまぁ満足程度という感じです。タイプが変わったからと言って何かが大きく変化するものでもない。考え方の変化が見られたのはおもしろいなぁということくらい。

あくまで個人的な例 鵜呑みにしない

これまでの考察、調べたこと、意見は個人的な見解なので鵜呑みをしないように。こういうこともあるというサンプルとして扱ってください。タイプが変わったからと言って、人生が無茶苦茶になるわけではありません。「こういうことがあるんだぁ」くらいの気持ちで参考にしてください。
研究ではなくエンタメの一種です。


まとめ

タイプが変化したのでそれに関することを書きました。
おもしろいなと思ってもらえたらうれしいです。タイプが変化したのは複合的要因だと思っています。その中でも処方薬の影響が大きいと考えていますが、薬を飲むことを進めているわけではありません。どうかご注意を。

一つの事例として楽しんでいただけたらうれしいです。



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