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1st Album "POV" RELEASE TOUR を振り返る

2020年10月30日に1st Single "Still"をリリース。
3年後の2023年10月29日に1st Album "POV"リリースに伴いアルバムツアーを国内5ヶ所で行いました。

ここでは各地5ヶ所で感じたこと、全体を通してこのツアーで感じたことを書いていきます。内容は小ネタを少々挟んだ日記みたいなもんです。

まずは"POV RELEASE TOUR"の日程と場所。

2023.11.04(土) 東京- 渋谷CYLONE
2023.11.08(水) 愛知- 上前津club Zion
2023.11.09(木) 奈良 - 奈良NEVERLAND
2023.12.01(金) 大阪 - 心斎橋CLAPPER
2023.12.10(日) 岩手 - the five morioka


1日目:2023.11.04(土) 東京- 渋谷CYLONE

この日は4Roses, OLPHEUS, Fall of Tears, WHISPER OUT LOUD, Recollect the Nostalgia にサポートをしてもらって、フロアにはおよそ110人ぐらいのお客さんがいる中で初日を迎えた。

アルバム出した後でセットリストもガラッと変わり、この日からサポートドラマーにPonz(ex. Alfred)を迎える。
また環境が変わったこともあり本番直前までワクワクと不安が入り混じったあの気持ちは未だに少し覚えてる。いざライブしたら全部その気持ちは吹っ飛んで機材トラブルもありてんやわんやな状況でもあったが無事遂行できてこの日を終えれた。
恐らく東京で1番やってる場所なのに渋谷CYCLONEは何度やってもいつも試されてる気分になる。


打ち上げで先輩や関係者からのレビューの善し悪しももらって、次に活かすために2日目にまた気持ちを向けてた事にハッと気付かされた事があった。

1箇所だけでの主催ライブだと反省点や良い点があっても同じ様な場所でもう一回意識してライブするのが難しいけど、自主ツアーだとトライ&エラーが何度もできるからツアーを回るバンドは強くなるんだなとこの日のライブ終わりに感じた。
この日からツアーでライブする毎により今まで意識していなかった点と向き合いながらライブをしていった。

この日のアクトが全部決まりきった中でアルバムのリリース告知直後にVo. Xavierから「けんとくん!新曲神!ツアー出たい!です!」ってLINEが来て、急遽O.A.で4Rosesに出演してもらった。
メンバー全員の行動力は本当にすごいし、自分のバンドが数年間できなくてもどかしかったあの頃から少し惰性が入ってきたような感覚も感じてた時期だからこそ彼らを見て勝手にケツを叩かれてる気分になって良い刺激をもらってる。
急遽で連絡くれて時間とかも調整して出てくれた4Roses、ありがとう。
4Rosesだけではなくこの日サポートしてくれた全バンド、本当に話し足りない人も多かったし普段からお世話になってる人もいたので何名義のライブでも良いからまた必ず一緒にやらせて欲しいと物足りない気持ちと次の2日目への気持ちを整えて初日を終えた。



2日目:2023.11.08(水) 愛知- 上前津club Zion

3日目:2023.11.09(木) 奈良 - 奈良NEVERLAND

※Good Grief, Ⅶ DAYS REASONのアルバムツアーとの共同主催で行った2日間なのでここは同じ枠で書いちゃいます。

2、3日目はGood GriefとⅦ DAYS REASONのアルバムツアーと合流して共同主催という形でライブをした。
Good Griefは2022.05.21にやった2nd E.P.のリリースパーティ以降の付き合いで、1年半程の付き合いだけど各メンバーとはプライベートでも何回か遊び行ったり、何度も対バンしたりとかなり濃い関係。
Ⅶ DAYS REASONはちょくちょくライブ見てたりサーキットイベントで対バンしてたけど、この2日間で初めてがっつり絡む事になって、特にVoのけんたまとは何か通ずるものを感じて彼等の音楽、人間性が更に好きになった。

名古屋に行くのはこの日で多分5回目で1回を除けばずっとやってる場所、上前津club Zion。
ツアーの好きなところは、ライブをしに行かなきゃ会えないその土地のお客さんに会える事。いつも来てくれるお客さん、新しく出会うお客さん、毎回この出会いが好きで車で長時間移動した後も疲れが飛ぶ。

名古屋はKings and Queens, ウェルビーズがいてウェルビーズもアルバムをリリースしてのイベントだったので、一気に4バンドがアルバム出した後の1日で中々濃い1日。
上前津club Zionの打ち上げは毎回凄いことになっててその渦中にいたウェルビーズとはすぐ意気投合して、東京戻ってすぐの彼らのライブに遊び行ったりと最高な仲間が出来た。


本番、初日で感じた事を意識してこの日からはガッツリ今の環境が当てはまってきた感覚もあった。この勢いのまま次の日の奈良へ向かう。

奈良NEVERLANDはLIKE A KIDで行くのは初めての場所。LOSTAGEやAge Factoryが好きなので、その2バンドが育ったライブハウスがどんな場所なのかワクワクしながら向かった。

奈良はTHE SKIPPERS, WTSKZのサポートを受けGood Grief, Ⅶ DAYS REASONとは2日目にして最後の共同主催。
この日に唐突に髪を赤く染めたい衝動に駆られて本番30分前に金髪から赤髪にした。
リハーサルの時と髪色が違うわけだから、当然スタッフの人も染めてからは自分に気付かないし、本番数分前にスタッフの方に「双子の方ですか?」と言われて驚かせてしまったのは申し訳ないと思ってる。

大阪からのお客さんが数人来てくれた事から奈良と大阪がそこそこ近い事をこの日に知って次のLIKE A KIDの大阪が12/1にあったので、Good GriefとⅦ DAYS REASONと一緒に次の日の大阪には迎えずちょっぴり寂しい気持ちになった。

この2バンドはただ楽器を鳴らす、ただ歌うではなく魂から音出してる様なライブをしてて物凄く刺さった上に俺らもまだまだやれたはずって正直悔しくなった事、いまだに覚えてる。
2バンドと一緒に共催をして気づかされたことも沢山あって、貰った影響もでかいなと痛感した2日間だった。

奈良の打ち上げではスタッフの方が調理した鍋が出てきて、めちゃくちゃテンション上がった。この鍋もかなり量があったのに気付いたら一瞬で無くなってた。
名古屋での打ち上げからは全く想像できないぐらいこの日はかなりおとなしい打ち上げで、鍋を囲みながら沢山の人と話をした。特にTHE SKIPPERSのVo. JAGGERさんとはWhen We Were Youngのキャップを被ってらっしゃった事から永遠にBlink-182やNew Found Gloryについて語り合って時間の経過があっという間に感じた。



4日目:2023.12.01(金) 大阪 - 心斎橋CLAPPER

12月に入ってツアーも折り返し。
THE CARDS I PLAYとの共同主催を組んだ元々の背景は今年の6月にVictim of Deceptionの企画で対バンした後に打ち上げで「どこか遊び行く名目でライブやらね?」から始まり最初は沖縄やら福岡やらの名前が挙がって最終的には大阪にしようとの事で合致。

この日LIKE A KIDは2回目の大阪で1回目と同じ心斎橋CLAPPERでやらせてもらった。心斎橋CLAPPER店長のHiGEさんの温かさがかなり好きでこの場所で企画をやれて本当に良かったと思ってる。大阪1回目の打ち上げでキムラが飲みすぎて屍になったところを満面の笑みで「100点の打ち上げだね!」と言って機材車にキムラを積んでる所を優しい目で見届けてくれた事も忘れない。
ツアーのライブ終わりに心が熱くなる話をしてくださったHiGEさんには深く感謝しています。心斎橋CLAPPERは僕の大阪のホームです。

サポートにSUBLIMINALS, Suggestionsとこのツアーの中では1番重め激しめのラインナップでこの日を迎えた。
SuggestionsのドラムのShiboは、大学時代からの付き合いでサークルの後輩の引退ライブでcoldrainをやったり、当時自分がバイトしてたバーでよく朝まで飲んでたこともあったがしっかり自分のバンドで対バンするのは初めてで、数年経ってもまだ音楽をお互い続けれてる事が本当に嬉しくてしみじみ感じた。

22歳ぐらいの時の写真

自分たちより重いジャンルで溢れてた1日で、尚且つツアー3日目までに温めてた気持ちもあったのでよりパッション濃いめで挑めた思う。
全体で多分30人ぐらいいたのかな、数の多さが重要ではないけどこの日のライブは全体通して意味があるものに見えたからこそ大阪のもっと沢山の人に感じてほしかった。これからもまだまだ頑張ります。

一緒にやってくれたTHE CARDS I PLAYも一緒に時間を過ごせば過ごすほど彼らの事が凄く好きになる。Joji,Daniel,Daiya3人とも愛がめちゃくちゃ深くて共通したアホさも含めて生き様が少年ジャンプ過ぎる。真っ直ぐではっきりしてるからこそ自分が悩んで落ち込んでいた時に何気ない会話をしてる中で彼らから溢れて出る元気をもらって救われたからこそ彼らの成功を強く望んでる。共に強くなっていきたい仲間、良きライバルだからこそ一緒に大阪行けて本当に良かった。

打ち上げで朝までめちゃくちゃ飲んで、THE CARDS I PLAYと一緒にとってたAirbnbで誰も目覚ましかけずに寝てしまい、昼頃に知らない中年の人がいきなり鍵を開けて入ってきて「起きてください!」の声に頭が追いつかないまま全員目が覚めた。時計見たら10:45でチェックアウトが10:00だったのでオーナーの方が起こしに来てくれたそう。失態。(※謝罪して無事チェックアウトできました。)

そしてもう一つ最大の失態。ライブ終わり速攻で打ち上げムーヴになってTHE CARDS I PLAYと写真撮るのすっかり忘れてたからもう一回やり直そう。笑



5日目:2023.12.10(日) 岩手 - the five morioka

このツアーの最終日。
今年の2月にSBEの企画で盛岡に初めて足を運んだ時から年内に絶対盛岡に行きたいと思ってギリギリ間に合っていくことができた。

この日の前日はGood Griefのツアーファイナル「SAD STATION FEST」@渋谷club Asiaに出て次の日がツアーの最終日というのもあり気分も崩さず盛岡へ。


今年の2月の盛岡で初めて対バンして盛岡に呼ぼうと決めてたDrop After Dawn, NEVER FADEと東京からBabyfaith、地元盛岡からHeart’s All Gone, SCALE OUT, ケッセイミッカマエがこの日をサポートしてくれた。

実は前日のライブ終わりにそのまま寝ずに盛岡まで1人で運転したせいか乾燥やら喉のケア足らずやらで本番直前までかなり喉がやられてて、リハ終わりもギリギリまでずっと休んでる始末。
ツアー中の喉の休め方に関してはこの日でかなり反省しなきゃいけないとこだったなと振り返ってより思う。本番ギリギリでようやく喉の調子が戻ってきて何とかやり切る事ができた。

他の土地と比べている訳ではなく盛岡のお客さんはレスポンスが凄い良くて、常に笑顔で溢れてる空気感やピュアに音楽を楽しんでる姿が本当に素敵。このツアーの最終日を盛岡にしてお客さんの屈託のない笑顔に囲まれて完遂できた事が嬉しいしあの場所にいた全員に感謝してます。


お客さん、スタッフ、演者全員で写真を撮ろうと演者をステージに集めてる途中に「アンコールやれよ!」のお声を頂いて、演者全員がステージにいる状態でSunriseをやらせてもらいました。
あのはちゃめちゃな空間も全員等身大に楽しめた感じ、マジで心地よかったな。



初のツアーをやってみてどうだったか。

結論。。。
















ツアーマジで最高!!

5日間本当にあっという間で各地で思ってたことを改めて文字にすると込み上げるものがボロボロ出てきてしまう。今までバンドがずっとやりたくてもメンバーも集まらずに中々出来ずめげずに数年経ってようやくバンドが出来て3年も続けられてる。その苦い思い出があったから新しい仲間に出会える事も顔馴染みに会えることも全部当たり前にできることじゃないって分かってるし改めてこのツアーでそれを実感できた。その思いもあって5日間を完遂出来て感無量。
酸いも甘いも音楽を通じて噛み分けれるこの旅が出来ることって本当にありがたいし、まだまだ新しい出会いも今まであった出会いも大切にしながら目の前の事を頑張っていきたい。それを強くツアーを通して感じた。

2023年内のライブはPOVツアーにて終了、だけども来年以降も沢山ライブ決まってから是非遊びきてほしい。楽しい事いっぱいやろう。




改めて各5ヶ所に来てくれた人達、サポートしてくれたバンド、各ライブハウスのスタッフの方々に感謝してます。
そしてこの長ったらしいNoteをここまで読みきってくれた貴方にも感謝、ありがとう!

Kento - LIKE A KID


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