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非常事態宣言のなかで父として双子を迎える

 理性では、準備できることはしたこと、この状況で夫ができることはほぼないことはわかりつつも、また、仕事柄、それなりに修羅場は経験しているはずなものの、やはり、そわそわするので、気持ちを文字にしてみることにしました。

卵が2つみえる!?

待望の妊娠が判明すると同時に、「卵が2つみえる」という連絡。

「え!?一人でも子育ては大変って聞くのに?共働きでちゃんと育てられる?」

と、ひとしきり混乱した後、

二人目の悩みもなくなるからいいか!と前向きにとらえるようになりました(とはいえ、大変な双子の子育ては待ってるのですが)。

産院選びでは、双子だと受け入れNGというところが多いことを知りました。

出産前にやりたいことをやる

お腹の子は順調に育ち、子どもが産まれるとできなくなるであろう外食、ちょっとした旅行など、二人の時間を過ごしました。

その頃は、コロナで外出自粛となりここまでの事態になるとは思ってもいませんでした。

保育園の見学はほぼ中止となり、おむつは値上がり、幼児用体温計も、ものによっては異常に高騰しました。

こういう状況だし、仕方ないということで、タイミングを見計らって買ったり、ほどほどのもので妥協したりしました。

入院中の面会禁止

母親学級なども軒並み中止となっていき、代わりに用意された助産師さんとの夫婦面談。緊急事態宣言が求められ始めた頃でした。

ひととおりの説明を受け、面会についての話に。

「こういう状況なので、入院中の面会はできないことになりました。立ち会いはできますが、場合によっては、もっと厳しくなるかもしれません。」

確かにこういう状況なので仕方ない、産後の妻子は免疫弱くなってるのだから当然といえば当然、病院によっては立ち会いもNGになってるらしいから、まだいい方、と理性では理解しつつも、午後の仕事の進みが遅くなった一日でした。

立ち会い禁止

緊急事態宣言がでた後、定期検診に行った妻からの連絡。

「立ち会いもNGになったって。」

これも、理性では、在宅勤務とはいえ、立ち会い時も感染リスク高い、万一院内感染したら病院は大変、医療従事者はもっと大変、とわかりつつも、再び仕事の進みが遅くなった一日となりました。

出産へ

出産のカウントダウンが始まったので、料理担当としては、妻が好きそうな食事を作り。

入院当日は、付添いで病院へ。最悪、夫は玄関までかなと覚悟はしていましたが、もう少し中まで入れました。

あとは、やれることはやったし、なるようになる、次は荷物の出し入れのときに来て、退院を迎えるのみということで帰宅。久しぶりの一人暮らしモードということで、直近で入手したどうぶつの森を進めて就寝。

一人で出産を迎える妻の方が大変、夫が今できることはおよそない、プロにおまかせしているのだから待てばいい、ということは理性ではわかりつつも、状況が見えない、なにもできないというのは、そわそわします。

それでも、よかったこと

コロナのおかげで、全く想定しない事態となりましたが、よかったこともありました。

産休中に在宅勤務となったため、それまではあまりなかった、ほぼ三食一緒に食べる生活になりました。双子が産まれると戦争と聞いていますが、貴重な夫婦の時間を過ごせました。

なによりも、こういう状況で産まれてくる双子のことは、退院まで会えない分も、一層かわいがろうと思います。

そして、この気持ちを忘れないように、noteに。



ちなみに、これに触発されて、気持ちを綴りました。





双子の育児に使わせていただきます!