【俺の好きなレコードの事を書くパート2】TOKYO野蛮人:もっと動いて / インターナショナル・プレイボーイズ feat. 中尊寺まい
前回あんなにスワンピーな傑作、名盤の話を書いたのに、今回は激しく手前味噌的な文章になります。
昨日12月9日に高木壮太さんが主宰運営するPARKTONE RECORDSからリリースされた、PARKTONE RECORDSのハウスバンド、インターナショナル・プレイボーイズがベッド・インのギターとパイオツカイデー担当の中尊寺まいさんをフィーチャーした菊池桃子ラ・ムーの『TOKYO野蛮人』と畑中葉子の『もっと動いて』のカップリング7インチシングルを紹介致します。
A面に配されたTOKYO野蛮人。元々エレクトロファンクテイストを持つこの楽曲。高木壮太さん制作したゲートリバーブが鳴り響くLinnDrumに引っ張られるリズムトラックにファンキーな中尊寺まいさんのギターカッティング冴えております。まさしく年末から年始春先までDJパーティなどで大活躍間違いなしのグルーヴィなトラックとなっております。また、間奏/ブレイク部分ではオリジナルよりも激しくロックするギターフレーズも飛び出し原曲をアップデートしたと言ってもいいでしょう。
また、ボーカルにおいても菊池桃子直系ともいえるロリータライクな歌声が、ファンキーな伴奏とのコントラストを描いており大変絶妙な均衡を保っておりこれが曲におけるスパイスとなっております。
それではB面を聴いてみましょう。畑中葉子が名お色気ソング「後から前から」に続いてリリースしたもっと動いてのカバーとなっており。イントロから中尊寺まいさんのギブソンSGによるファットなギターソロから曲が始まります。
オリジナルでは当時のスタジオミュージシャンが演奏したであろうギターを中尊寺まいさんはさらにR&R的なニュアンスを加味し楽曲を加速させます。
またブリッジ部分でバックに聴こえるダブルチョーキングのフレーズも歌との性行為を思わせ、随所に挿入されるセクシーボイスと合わせ大変セクシーな仕上がりになっており、アウトロのギターソロでのスリリングなフレージングはギタリストとしての中尊寺まいさんの非凡な才能を堪能できます。
ちなみにこちら筆者がジャケットのイラストを含めたデザインと中尊寺まいさんのギターRECのエンジニアリングを担当させて頂きました。
デザインに関しましては、90年代のUKジャズファンク的なセクシーさとノベルティ的にリリースされてきたムード感あるスムースなジャズで使われているようなお色気ジャケをベッド・インのキャラクターも相まってベースにヌードイラストと60's的な背景のイメージを合わせたレトロ趣味的な空気感を持ったものに仕上げました。なお筆者自身がギタリストでありギターオタク的な部分もございますので、ちゃんまい嬢の愛用ギターに関しては細かく描いた次第です。どれだけイラストが上手でもギターの描写のツメが甘い人は許せないタチなものです。
また、ギターRECですが、スタジオではなく家のキッチンにてプロデューサーの高木壮太氏の指示の下ちゃんまい嬢のギターを2日にわたり録音致しました。
嬉しいことに版元のPARKTONE RECORDSではSOLD OUTとなっており、購入に際しましては、全国のレコードショップにて在庫確認の上で購入いただけます。
Disk Unionオンラインショップ
https://diskunion.net/punk/ct/detail/1008211050
芽瑠璃堂 オンラインショップ
https://merurido.jp/topic.php?srcbnr=44596
STEREO RECORDS
https://www.stereo-records.com/detail.php?itemCd=42693
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