Arnoldの猫 2

前回「Arnoldの猫 1」の続きです。前回のノートは以下。

Arnoldの猫がなぜ猫という名前がついているのかというと、それは原典であるArnold and Avez『古典力学のエルゴード問題』での説明に使われている図に猫が描いてあるからです。

どんな図かというと、下のようなものです。
最初に黒猫ちゃんのイラストが書かれています。

画像1

黒猫ちゃんにArnoldの猫写像を作用させていくと…

画像2

画像3

猫が引き伸ばされていきます。数回で、もはや原形をとどめません。
物理学者のみならず、数学者も猫に酷いことをするようです。

Arnoldがこの図で何を説明したかったのかは次回。

前回も引用したArnold and Avez『古典力学のエルゴード問題』は以下。


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