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梅雨の前に紫陽花とか

梅雨に入る前と言えば、春の花が終わっていく時期。
そして、6月の花と言えば紫陽花が思い浮かぶ。
紫陽花は生えている土地によってその色が左右される花で、青い紫陽花は酸性の土地に咲き、赤い紫陽花はアルカリ性の土地に咲く。

EOS R RF16mm F2.8 STM
ISO100 f/5.6 1/320s

この花に見える部分がガクで装飾花とも言われるが、この形はガクアジサイと言われるガクと真花が分かれているものを改良したと記憶している。

EOS R EF100mm F2.8L MACRO IS USM
ISO400 f/3.5 1/2000s

ご覧の通り、紫陽花の装飾花が外側にあって額の様に見え、真花は額に縁取られた中にあるのだが、普通の紫陽花の様なボリュームは無い。
自分はガクアジサイの方が好きで写真にもしやすいと感じている。
 
ところで、生えている土壌の酸性度で色が変わる紫陽花なのに、花が白い物もあるのをご存知だろうか?
リトマス試験紙の様な花なのに何故・・と思って調べてみたら、遺伝的に色素の無い株があって、色素が無いので白くなるらしい。そしてそんな白い紫陽花が山下公園咲いているので、撮りに行ったのは言うまでもない。

EOS 5DMarkⅣ SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM A
ISO100 f/2.8 1/200s 19mm

この写真はSIGMA 14-24mm F2.8 DG HSMのテストを兼ねて撮ったもの。
14ミリはEF14mm F2.8L USMを持っているが、ピント精度に難があったので2型を買うかSIGMAを買うかで悩んでいて、RF版が出るまでの間にF2.8という明るさを確保するなら必要と判断したのだ。
なるほど大口径ならではのボケがあり、Artシリーズの優れた光学性能によって自然なボケ味とディストーションの少なさにもかなり驚かされた事を思い出す。
 
RF10-20mm F4 L IS STMという魅力的なレンズが登場しているが、ステージ撮影や夜景を撮る上ではF4という暗さはやっぱりハンデになるので、37万を超える様な投資を行う気にはなれないでいる。(とは言え、フルサイズで10ミリは欲しいと思っているが)

EOS R RF35mm F1.8 MACRO IS STM
ISO100 f/4 1/200s

山下公園は「ガーデンネックレス横浜」というイベントもあって、以前に比べて花が多くなっている。
100ミリのマクロを使って花を撮るのも楽しそうだが、手持ちではピント位置がずれやすいので、RF35mm F1.8 MACRO IS STMで撮る事が多い。

EOS R RF35mm F1.8 MACRO IS STM
ISO100 f/3.5 1/1600s

撒き餌レンズとは言い難い価格(ヨドバシ価格で77,000円)ではあるが、マクロならではの素直な光学特性があり、ボケ味も穏やかなのでこういった撮影には向いていると感じている。
 
今年はいきなり台風が来たりして季節感喪失の加速化を感じているが、梅雨入り前の山下公園にもこんな雲が出ている日があった。

EOS R5 RF24-105mm F4L IS USM
ISO400 f/10 1/6400s 24mm

最近の街撮りには、軽い&小さい事からRF24-50mm F4.5-6.3 IS STMを使う事が多い。ただ、比べるとRF24-105mm F4L IS USMよりはやっぱり劣るので、作品として撮る可能性がある場合は24-105mmを使う様にしている。
今回は久々に24-105mmを持ち出しの撮影だけど、大きくて目立つ事を再確認。
 
この日は想像以上に人出があってゆっくり花の写真を撮る気分になれず、白い紫陽花の撮影は断念した。中華街ほどの喧噪は無かったけど、人混み嫌いな自分としては、速くその場から離れたい気持ちを抑えられず、避難する事に。

EOS R5 RF24-105mm F4L IS USM
ISO400 f/10 1/320s 81mm

目指したのは「The Wharf House」
目的はクラフトビールとスパゲッティ・ナポリタン!
 
実は「The Wharf House」、オープン当初はテラス席の管理をしていなかったので、料理を頼んで席に着こうとすると無い・・と言った問題も起きていた。
 
当然だけど足は遠のく。多分、他の客でも同じ様に感じて寄らなくなった人はそれなりにいると想像する。それでもそこにクラフトビールがあるなら・・と寄ってみたら以前とは随分変わった事に気づき、それ以来抵抗なく寄る様になっていった。

EOS R5 RF24-105mm F4L IS USM
ISO200 f/5 1/500s 33mm

現在は、入店すると席に案内され、席で注文するスタイルになっている。
テラス席にもスタッフが常駐し、スタッフを呼べるベルをテーブルに配置するなどのコントロールがされているので、オープン当初の様なドタバタは無く穏やかな空気が流れる落ち着いた空間になりやすい。
(トップシーズンはどうだかわからないけどね)

EOS R5 RF35mm F1.8 MACRO IS STM
ISO1600 f/10 1/250s

まずはクラフトビール「瀬谷の小麦」を、Lサイズで!
名前の通り、横浜産の小麦を使って横浜で作ったクラフトビールだ。
 
そう、このレストランは横浜産の物を使うスタイルを持っていて、このビールは「横浜市瀬谷区の岩﨑農園産小麦を使用している」とある。
そして、アテとしてオーダーしたスパゲッティ・ナポリタンが登場した。

EOS R5 RF35mm F1.8 MACRO IS STM
ISO800 f/6.3 1/100s

昭和時代、スパゲッティと言えばミートソースかナポリタンしか無かった高度成長期を生きてきた自分にとっては、たまに無性に食べたくなる好物の一つ。
しかもこの店では、清水屋のケチャップを使用しているのでトマト由来の甘味が強く出て、一味違う美味しさが楽しめるのだ。
 
ちなみに、清水屋ケチャップは明治29年に誕生した日本初のトマトケチャップを当時の資料等を元に再現した物で、カゴメやハインツより高価。
なので、このケチャップを使ったナポリタンを出す店は、かなりの拘りがある店だと言って良い。
当然だけど、粉チーズとタバスコを使って味変しつつ食べていくのだが、それらをかけ過ぎずに食べた方が楽しい、と思っている。
 
今日、横浜は曇り、のち所によって雨。
梅雨入り前らしく湿度が上がって汗が出るけど、紫陽花には雨が付き物。
雨が降るまで待ちたかった白い紫陽花は曇天下では艶っぽさが弱かったけど、カメラを持って出かけたタイミングで1枚だけ撮ってみた。
 
やっぱり、雨があった方が良かったね。

EOS R5 RF24-105mm F4L IS USM
ISO400 f/5.6 1/2000s 24mm

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