見出し画像

六甲縦走西行記

昨日、六甲縦走西行してきました。宝塚駅から塩屋駅までです。

かなり長いので適当に、写真だけでもみてもらったらよいかと思います。

ざっとデータを書くと、42.5km、累積標高は上り2370m、下り2399mだそうです。いやーもうめちゃくちゃですわこれ。しんどすぎ。中には往復する方もいるらしいですが、、バケモンやなマジで。

普段山にいったりするけど、3〜4時間ぐらい歩くぐらい。筋トレはするけど、ランニングなど日々有酸素運動はしてない。そんな人間でもいけるのか?というと、正直なんとも言えない。だけど宝塚からの西行きの場合、六甲山にさえつけば、山の中から街にアクセスしやすいのでどこからでもエスケープは容易だと思います。ただ、東行きの場合、六甲山抜けちゃうと公共交通機関あるのかな・・・?!きつくてもたどり着かなければいけない可能性あります。

自分としてはこんなに長距離を歩くのは東海道以来か・・・。このときからどうも長い距離に挑むことが好きだったのかもしれない。


画像1

朝4:00前に起きる。明石駅から宝塚駅へ。4時台の電車ってあるんやね。今日の予報は午前中雨。というか明石駅までのバイクですでに結構な雨。電車には20人ぐらい1車両にいるかんじ。スーツとか土木系とかの仕事の人が多い雰囲気(そらそうか)。

そもそも雨なのになぜいくのかというと、なんかその方が過酷でいいかなというのと、レインウェアの機能性を試したかったからです。先日BSでやっていたグレートレースにもろ影響を受けました。

画像4

6:00過ぎに宝塚駅を出発し、住宅街を歩く。雨はがっつり降る。山に入れば木である程度防げるけど住宅街だとやっぱり傘必要ですね。もってきてよかった。

画像5

うふぉー!とかいいつつ自分を盛り上げる。靴はすぐにぐちゃぐちゃに濡れていたのでいまさら気にはならない。altraのランニングシューズで来ていたけど、防水ソックスや防水シューズならどうだったのか。それでも濡れてしまいそうだけど、、メッシュがある靴だと乾くのも早いから歩いてたらそのうち乾く。


画像6

これはどのへんなのか・・・よくわかりませんが。たぶん西宮の船坂とかそれぐらいだったような・・・。

画像7

はじめは坂がきつかったけれども、徐々に標高があがっていくかんじなので、なだらかなところは走って移動。

画像8

伊勢堂岱遺跡の土偶みたい。

画像9

これね。

画像11

雨だと自然との一体感はある気がする。奄美で雨の中歩いた時もそうだったけど。でもこの時点で上はレインジャケット下は短パン(水着)でしたが、パンツまでずぶ濡れです。歩いているとそうでもないけど、風も強く、吹きつける場所だと結構冷えました。冷えるとふとももの筋肉が動かなくなる。

画像10

雨ということもあってか、ハイカーは摩耶山に行くまで一人も会いませんでしたけど。あたまの中では”タッチ”の歌詞”星屑ロンリネス”を”ずぶ濡れロンリネス”に変換されて流れている。

画像12

六甲山の絶景です!!!視界ゼロ!!!

画像13

これが六甲山上。霧もすごくて、ひともまったくいないのでゴーストタウンみたいでした。六甲山のあたりは閉鎖している感じやったけど9時過ぎだったので単純に時間の問題なのか?六甲山ってめっちゃ観光地なんやなー、と実感。ちなみに六甲山って登ったことない。山頂に行く道もあったけどスルー。だっていってもなんもみえないし。

画像14

画像15

画像16

"653"ろっこーさん、、目指したけど見つけられず。六甲山から摩耶山まではほとんど道路を通っていった。歩いていてもあんましおもろくはない。ダンプカーとかぐらいしか通っていなかった。

画像17

霧のおかげで神秘的。

画像18

夜景で有名な掬星台ですよ、みなさん!うっすら晴れてはきた。

画像19

monte702で休憩、ここまでノンストップで来た。というか雨も降ってるし休むとこもない。はじめて今日人と話しました。ていうか開店前だったけど快く受け入れてくれてほんと感謝です。この時点で10:30なので、4時間ちょっと。30分ほど休憩。今調べてみたら19.3kmあるようです。なのでだいたい半分か。体力的にはまだまだ大丈夫。

画像20

ヤマツツジっていうのか?たくさん咲いていました。山の上は平和です。新緑の季節で緑も濃い。

画像22

天狗坂と稲妻坂。岩がちで段差も高い。あとで考えるこれが後々のダメージに。

画像21

市ケ原到着。1時間弱でつく。結構下ったとおもったけど標高700mぐらいから260mぐらいまで降りてたのか・・・。ここから先はいったことあるところばっかりになるのでそのあたりはイメージが湧く。

画像23

川から水を補給。浄水器使ってますが、これがあると安心してどんな水でも飲めるし、繰り返して使えるので災害時のことも考えると持っておくことをおすすめします。ちなみに商品名はsawyer mini。

画像24

鍋蓋山までのトレイルで。このへんは神戸の景色がよく見えるのでお気に入り。ポートタワーとかもよく見える。走れる道も多いけどこのあたりになると体力的に平坦じゃないと走れなくなってくる。

画像25

鍋蓋山山頂で、12:30すぎ。monte702で食器類返却した際にスタッフさんが行動食に、とくれました!食べてみたら普通のクッキーの3倍ぐらいのカーボとプロテインが入っている感じだった(当社比)。

画像26

天王吊橋。ここまで降りるところがかなり急角度でダメージが半端無い。ここから嫌いな菊水山へ。下りが長いし階段も多い。ただただ体力が浪費される印象があって苦手。ここで13時前。

画像27

菊水山からの眺め。これから登って行く山が写っています。このあたりから山に登って降りて、住宅街をすこしあるいて次の山へ・・・を繰り返すことになる。

画像28

雨も降ってくる。菊水山階段ばっかでほんとやだわ。

画像29

雨降っても水が濁らないのって山が雨を受け止めてくれるからなのか。

画像30

鵯越駅周辺。住宅街で迷いやすいので注意、というか迷った。

画像31

にゃー

画像33

高取山へ。だいぶのぼりくだりがきつなってきたところだったので、一番右端の細かい段差の階段がめっちゃ助かる。気遣いに感謝。

画像34

朝からおっちゃんが酔っ払っていることで有名な安井茶屋。

画像35

東山から高取山の眺め。ちょっと登っては立ち止まらないと動けない。平坦な道なら大丈夫だけど、下りもまっすぐ降りれなくなってきた。暑くもなってきてペースがかなり落ちてくる。ここで16時過ぎ。鍋蓋山の後ぐらいから登って降りて・・・ということが多すぎてマジで嫌気がさす。

画像36

須磨アルプス、有名な馬の背。六甲山系でもエンタメ性随一だが、いまは別に楽しくもない。登りかどうかしか関心がなくなってきた。

画像37

横尾山から380段ぐらいのひたすら階段。階段がかなり体に響くので途中から後ろ向きに降りると楽だと気づく。

画像38

高倉台のショッピングセンターへ。ふつうの塩おにぎり食べただけだけど”うまっ”と思わずいってしまう。コメってやっぱ大事だ。ここで10分ぐらい休憩する。結局ちゃんと座ってゆっくり休憩するのは、摩耶山とここでの二回だけだった。あんまりのんびりしていたら1日で着く気がしなかった。英気を養って最後の山へ!!

画像40

おらが茶屋あたりからの風景。須磨の山からの景色が一番好きです。

画像37

旗振茶屋を見た時、”きたーー!!”と思わず、、感慨深いものがありました。暗くなってきたので画像もぶれぶれ。

画像39

自撮りも指が写り込んでままならない。

画像38

須磨山上遊園を横目に帰る。うーむ・・・絶景だ。須磨山上遊園はおすすめです、レトロ好きなあなたにはぜひ。

ここからはなだらかな坂を下って塩屋駅へ。駅前の田仲豆腐店(買ったものよりおまけが多いことで有名)と魚一でお買い物して帰路へ。

六甲縦走をやってみた感想としては、本当にきついってことと、別にここまで自分を追い込んでやる必要あるのか?!ということ。楽しめるレベルは完全に超えてきている。特にきついのは須磨から摩耶山のエリア。アップダウンが激しい。一番心が折れそうだったのは須磨アルプスかな・・・。

ただ、もちろん達成感はある。とくに自分は須磨の山は何度かいっているので、長い距離を歩いてその景色を見たときには感慨深いものは確かにあった。東海道を最後まで歩いた時もそうだけど、遠い場所でも足を止めずに歩き続けたらいつかはかならず到着するということを確かめたくて歩いているのかな、とかぼんやりと考えていた。足は止めずにさあ次の足、止めずにとひたすら出す。そういえば病みキノコがそんなリリック書いてたな。おしまい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?