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サウナブームとは?

MUSIC×SAUNA=PrimalBlue
音楽とサウナをコンセプトとしたブランドを運営しているKENTです。
Twitterではなかなか伝えらえれないことが多いので、noteとして残していきたいと思います。

サウナブームの真相は?

2019年、コロナが流行する前後からメディアなどでは「サウナブーム到来!」といったワードが出始めました。
タナカカツキ氏の原作「サ道」のドラマがテレビ東京系で話題となり、2021年には「ととのう」というワードが流行語大賞にノミネートされたり、テントサウナを利用する人が増えたりといった形で「サウナ」というワードがインターネットを中心にメディアでも出始めました。
「第3次サウナブーム」と言われたのもこのタイミングです。

データでみるサウナブーム
肌感でいえば「サウナブーム」という言葉が独り歩きをしているようにも感じられるのが、2020年からの新型コロナウイルスの影響でサウナ施設の営業も自粛する状態が起こります。

一般社団法人 日本サウナ・温冷浴総合研究所の調査によるデータによると2021年のサウナ愛好家の人口は前年2020年から1000万人減の1573万人だったということ。

引用:【データ】日本のサウナ実態調査2022
図1.①B:サウナ愛好家の人口推移(2016~2021)
引用:【データ】日本のサウナ実態調査2022

データを見るとライトユーザーが2020年の半数以下という状況で、サウナに興味を持ったのだけれどコロナが流行したので行かなくなってしまった。
という仮説が立てられるのではないかと考えます。

コアなサウナユーザーとは何なのか?

twitterではこの点の説明がなかなか難しく、いろいろな意見をいただきましたが、コナなサウナユーザーとはいったいどんな人なのか?
先ほどのリストに載っている月に15日、2日に一回以上行っている人はコアなサウナユーザーと定義ができるのでしょうか?

サウナ好きの方の考えとしてはサウナに行く回数が多い人はコアユーザーとして考えられると思います。

ただ、サウナ施設や僕のようなサウナブランドからの視点だとコアなサウナユーザーとはいったいどんな人なのでしょうか?

それぞれの視点で見るとコアなサウナユーザーというのは定義が難しいです。
「サウナユーザー」という言葉もわかりにくい点になってしまったと思います。
サウナ愛好家の視点では毎日のようにサウナを利用する人、それは自宅にサウナを作る人も含みます。
サウナ施設や銭湯の視点では毎月、いかにその施設を利用して利用料金(宿泊、食事そのほか含む)を払ってくれる人。
サウナグッズブランドからの視点では「サウナハット」やサウナにまつわるグッズを購入してくれ集めてくれる人。

それぞれの視点でコアなファンというのは違います。
サウナハットを被ったりするのは「にわかファン」(ライトユーザー)という意見も間違いでは無いと思いますが、毎日サウナに通う、通常「コアサウナユーザー」の方もサウナを長時間楽しみたい、髪が痛むをの避けたいとう医学的な理由で愛用する方も多くいるのでサウナハット=にわかファンというのも違うと個人的には考えております。

わたくし事になりますが、サウナ歴は30年以上にもなりますし月に15回以上サウナに行っていることも当たり前ですが、サウナ室は上段に行くほど温度が上がる部屋で、サウナ室に座ると必然的に頭部が一番温度が高くなるため、足の先まで温まる前に脳が「熱くて耐えられない」という認識をしてしまい、その後の水風呂、外気浴にも影響を与えてしまい水風呂から上がったら足先は冷たいしなんか寒いという経験はないでしょうか?
そのためにサウナハットを被ることで焼く5℃ほど温度の体感が下がり、足先まで温まるだけの十分な時間6分~12分サ室に入っていることができるので、その後の水風呂、外気浴も快適、いわゆる「ととのう」という状態になりやすい環境を作り上げることができます。
そんな「サウナハット」がPrimalBlueがサウナハットを作成する前は9割以上が外国からの輸入品でおしゃれなデザインがなく、日本のブランドがあっても高価でなかなか最初の1個として購入するにはハードルが高い、せっかくならおしゃれで安価なサウナハットがあった方が良いので無いか?という考えからサウナハットを制作しました。

ブームとは誰が作っているのか?

最近では「キャンプブーム」「タピオカブーム」「バナナジュースブーム」「韓国コスメブーム」「Vtuberブーム」「TikTokブーム」。

ブームというのは誰が作っているのでしょうか?
大人の話となってしまえば業界や会社が作っているというのも1つの正解ですが、ムーブメントとなるようなブームは基本若年層(T層、M1層、F1層、M2層、F2層)10代~34歳までの男女が作っているといわれています。
「タピオカブーム」「バナナジュース」ならT層、F1層、「韓国コスメブーム」ならF1層、「Vtuberブーム」ならT層、M1層、「TikTok」はT層、F1層、M1層となると思います。

難しいのがキャンプブームで、M2層(35歳~49歳)ではないかという言われていますが、キャンプも「キャンプ女子」アニメ「ゆる△キャン」などにより一般層にも広まりT層やF1層、M1層が追従したのではないかと考えられます。
ブームというのは基本的に自分のためにお金を使う余裕が多い独身の男女が熱烈にそのターゲットを愛することで生まれるので上記は合点がいきます。

それでは「サウナブーム」はどこなのでしょうか?
一昔前は「サウナ=オジサン」のイメージが強かったのではないでしょうか?
サウナブームと言われてもそれは実は変わっていないのです、メインとなるサウナ好きは30代~50代の男性が圧倒的です。
逆に10代~25歳までの女性は全体では約10%程度、まだまだサウナと女性は近しいものとは考えられないのではないでしょうか。

性別や年齢で分ける時代では無いとは思いますが、データとしてみると女性は熱しやすく冷めやすい、男性はなかなか熱しないが好きなったら拘ると昔から言われています(あくまで一般論です)
そうみるとキャンプというのはブーム、ブームと言われ始めて早10年くらいたって今ではブームから市民権を得てレジャーとして確立したといえるのではないでしょうか。
サウナはまだ市民権を得ているとは個人的には考えておりません。
男性用サウナが一般的である日本では女性が入れるのは銭湯やスーパー銭湯、最近では個室サウナも流行っていますが、圧倒的に少ないのが現実です。

その状況が、現在のサウナ施設などにも影響を及ぼしており、サウナブーム=潤うではないことを次のnoteで深堀していきたいと思います。


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