見出し画像

コーチング被害者の会?|なぜあなたのコーチング体験はイマイチなのか

正直なところ、コーチの提供しているサービスの品質が心配である。

画像1

★ 本当にコーチングを理解してサービスを提供しているのだろうか?
品質の低いコーチングを提供されて被害を被っている?人が世の中にたくさんいるのではないか。
それを放置しておいていいのだろうか。

そんなことを最近よく考えるようになった。

特に、この自粛生活下にて「自称」コーチたちが、人助けと称して無償で、あるいは、低価格でコーチングを提供すると宣言するSNS投稿をたくさん目にするにつけ「ああ、また被害者が増えるのか」と感じざるを得ない

私が特に危惧するのは、あまりに知識や経験を有していない「自称」コーチがコーチングというサービスを提供すること、そしてそれが受益者のマイナスイメージを増大させている構図が拡大していくこと。
これ、どうにかならないだろうか。

そんなことを思って、一石投じてみたくなったのがこの記事です。多少辛辣な物言いを選んで書いていますので、不快にさせてしまう方がいたとしたら本当に悪いので、ここまでで既に不快な方は読み進めないことをお勧めします。

「コーチになるには資格がいらない」という不都合な事実

コーチングを提供するいわゆる「コーチ」というサービス提供者を大雑把に2つに分けると、

①適正な教育を受け、たくさんの経験を積み、倫理的な観念を守り活動している人
②何の教育も受けず、自己流で倫理的な観念も考えずにコーチングっぽいものを提供している人

(ま、大雑把すぎるけど、それはこの際許してもらって・・・)
そして、①と②を一括りにしたサービス提供者を「コーチ」と呼んでいるのが現状。

違う側面から言うと、経験者も未経験者も、片手間にやってる人も、コンサルティングなどと併用して使っている人も、専業の人も、まるまるひっくるめて「コーチ」という名前を使っているという現状がある。

これが実情だとすれば、当然、サービス品質の振れ幅は大きくなる
コーチングって最高という経験をする人もいれば、その逆の経験をする人もいるってことね。

そして、残念なことにネガティブな経験をする人が日に日に増えているように私の目には映っている。
これは由々しき状況だと思う。

コーチングを受けたいという顧客層は限られているのだよ、同業者の皆さん

そして、もう一つ語らなきゃいけないのは「コーチングを受けたい」と思う顧客の数、あるいは見込み顧客の数は限らているということ。

またさっきとは別の切り口で世の中の人を大雑把に3つに分けるとすると

① コーチングを受けている・受けたことがある
② コーチングに興味がある、受けてみたい
③ コーチングには興味がない・受けたくない

という3つのカテゴリーに分けられると思う。

きっと細かい説明をしなくてもおわかりいただけると思うが、②は全体の人口からすると限りなく少数であると考えられる。
そして、②に向かって多くのコーチがアプローチするわけだから、供給過多の状態が恐らく起きている。

何が言いたいかというと、経験値の低いコーチが限られた数の見込み顧客に向けてサービス提供するわけだから、それはサービスクオリティーも低ければ、満足度も低い経験が増えていくことになる、ということが起きていると私が推測してるってこと。

私が目にし、耳にすることの多くが「コーチングを受けてみたけど、なんだかよくわからなかった」とか「なんかあまり良い体験ではなかった」という声の数々であるという単純な事実からも、こんな状況があちこちで起きていることが想像できる。

コーチはもっと勉強を!テキトーなサービスをしないで!

コーチに向かって言いたいことはたくさんある、と言えば、まぁそうなんだけど、それを一言で言えば勉強してからサービス提供しようね、ということ。
必要な人は連絡してくれれば個別に教えるので(有料ね、念のため)、連絡してきて欲しいし、お金払えない人にもDELICオンラインという動画をYoutubeで無料提供しているので、2時間半我慢して画面の前に座ってくれてればある程度のことは学べるようにしてあるので、最低限そのくらいの時間の投資はしよう。
業界を守り続けるために、みんなよろしくね。頼んだよ。

コーチングを受ける人も事前準備をしてください!

そして、コーチング被害者?の皆さま、もう一度コーチングという手法と、コーチという職業の人にチャンスをくださると嬉しいなぁ。

というのと同時に、コーチングを受ける時、あるいは知人のコーチから「受けてみない?」と営業をかけられた時、「何のためにそのコーチとの時間を使うのか」について考えてみて欲しい。

コーチングは受け手のあなたが丸腰で、コーチ任せだと全く上手く行かないのです!!

コーチングは「あなた自身」が「自力」で考えて解決の道筋をつけていくための時間で、コーチはその横で伴走する人。何かをあなたのために作って提供してくれる電子レンジやレストランのような役割は残念ながら持っていないのです。
どちらかと言えば、キャンプ場の管理人的なイメージが近い存在。

無用な助言もしないし、許可なくしゃしゃり出ることが無い代わりに、あなたが無限に考えられる静かで真剣な時間を提供するのがコーチの仕事。

よく私が使う言葉で言うと、
「馬を水飲み場につれていくことはできても、飲ませることはできない」というのがコーチの基本的な方針。そこに向けて「ウチのコーチは何もしてくれない」とのたまうお客様の多いことと言ったら。。
それはサービスの範疇外。あなたの代わりに私が水を飲んでも何の意味もないわけで。。
そこをどうぞお間違えなく。

コーチングを受ける人が事前に問いたい4つのこと

そして、ぜひ、こんな問いかけをコーチングセッションの前に自問自答してもらって、少し準備をした状態でコーチングを受けてみると、きっとコーチングのちからを実感してもらえるはずです。

【コーチング前の問い】
① あなたはどんな願いを持ってコーチングを受けるの?
② コーチにはどんな役割を持って関わって欲しいの?
 (鏡のような存在?強い承認をしてほしかったりする?ブレスト手伝って欲しい?)
③ コーチングの時間を使ってあなたが手にしたいものは何?
④ コーチにしてほしくないことは何?
 (無用な助言?強い介入?わざとらしい共感?などなど)

少しの準備で、コーチングセッションは主体的で、自律的な意味のある時間になります。
コーチングはお客様の協力や主体的な関わりが必要な、世にも珍しいサービスですので、ぜひ自力で有意義な時間を作り出してください。

さて、ここまで、いろいろ書いてきたが、なんとも、コーチングというものが低く評価されていたり、誤解を受けていたりする現状には寂しいものがあるし、この状況がなんとか打開できないものかと常々考えている。

提供する側も、受ける側も工夫をこらすことで、コーチング被害者?のような人たちがこの世界からどんどん減っていくことを願っているし、私もそれに向かって活動を止めずに進みたいと考えています。

<私とお話してみたい人、毎週水曜日に誰でも参加できるグループコーチングを開催していますので、もし良かったらこちらの記事↓でチェックしてみてくださいね>


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?