「過度な自己犠牲は過度な自己正当化を生む」をビジネス流行語大賞にしたい
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「過度な自己犠牲は過度な自己正当化を生む」をビジネス流行語大賞にしたい

土居 健太郎

医師であり大学教授でもある岩田健太郎先生のツイートを紹介するだけのエントリー。

フロー情報として埋もれるのはもったいない、ビジネス分野で流行語大賞にノミネートされる程度には多くの方に見ておいてほしい、と思い発掘した。

過度な自己犠牲は過度な自己正当化を生みやすい
「俺は悪くない、こんなにがんばってる」モード

表現が的確すぎる。


「この人なんか変に意地になっちゃってない?」と感じたら黄色信号


職種とか役職とか経験値とかスキルの高さとか関係なく、キャパを上回る責務を抱えて余裕をなくした状態や、自身のコントロールが効かない状況下で一方的に責務を押し付けられる状況が続くとけっこうな確率でこうなる。

かくいう自分も過去にはこれに近い心境をいくらか経験したことがあるのでよくわかるが、はっきり言って自分にとっても周囲にとっても決してプラスにならない。

具体的には、冷静ではあるし他責的になっているのとは少し違うのだが、どうにも無駄に意地をはるようになってくる。

意地を張る、というのは極端に言えば「俺が今どんだけやってるか知ってるよな?それ全部わかった上でそういう要求してんだよな?そういう覚悟持って言ってんだよな?」のような態度が出るということ。

自分または周辺で心当たりがある人も多いのではないだろうか。


「自己犠牲&自己正当化」の沼にハマったらすぐにリセットする


結論から言うと、誰かが沼にどっぷりハマってしまっている状態は、本人にとっても周囲にとってもロクなことにはならないので強制力をはたらかせてでもいち早くリセットするほかない。

放置しておくと、マネジメントコストがかさむ割にチームの生産性も上がりづらくなる。周囲にハレーションを生むことも出てくる。いうなれば「組織開発上の技術的負債」が積み上がっているような状態になる。

チームのために献身的に頑張る、結果出すためにハードワークする、そういうポジティブなモチベーションがあるうちは正直いくらやってもらっても構わないと思っている。

一方で、責任感、義務感、諦め…のような感情のもとでただストイック(=自己犠牲的)にハードワークしている状況は高確率で上記のような状態を招くだろうし、それ以前に本人の精神を痛める可能性も高い。


沼かな?と思ったら


自分が沼に片足つっこんでいる自覚がある、隣の人がそういう感じに見えている、自分の部下にそういう態度が見えてきた、いずれにしても、すぐにアラートを出し、さっさとリセットする。

完全に沼にはまって意地になってしまっている場合は、本人からは限界がくるまでヘルプが出ないので、周囲が察知してアラートを出す。

何らかの事情で即座にリセットがきかない場合も、とにかくリセットするモードに切替え、期限とタスクを決め、プロセスをサポートする。


「それは甘え/甘やかしだ、そこを乗り越えてこそだ」といった声も聞こえそうだが、そこでツッパっても結果的にあんまりうまくいかないことを経験上知っているので、基本的にはおすすめしない。


自分がそういう状況にあってヘルプ出したい、近くにいる人がすでにこうなってる気がするけど他の人は気付いてない、と思ったらこの記事をシェアした上で「私 / あの人、ちょっと沼にハマってる気がします」と伝えよう。



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土居 健太郎
ナイル株式会社 取締役 人事本部長。現在、総勢200名ほどのベンチャー企業の人事責任者。このnoteでは主に人や組織、マネジメントなど仕事に関わることについて不定期で更新します。