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世界遺産 海印寺
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自分は高卒後、印刷技術をベースにグラフィックデザインを学んだ。
『文字』に携わる仕事も考えていた。
印刷≒本≒文字と考えるのは容易く、
後に鶴見大学で司書資格を取得し神田駿河台の明治大で働き、
国会図書館職員を目指していた。
その学校ではグーテンベルクの開発した活版印刷技術は世界初で画期的で、根幹の方法は変わっていない。そう習った。
でも、グーテンベルク以前に木版印刷があるよなぁと自分は思っていて、
特に和綴じの本(大学図書館の貴重書)はほぼ木版印刷だった。
木版があれば見てみたい!ずっとそう思っていて、
実は半島にあると言う事で、お出かけ。
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この木版を刷ると
こうなる
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かんじーざいぼーさーぎょうじんはんにゃーはーらーみーたーじー(1行目)
お四国で唱え続けた般若心経です。
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寺院であると共に哲学文化の発信地でもあった海印寺。
高麗八萬大蔵経の膨大な版木がほぼ完全な形で残っている。
大陸や半島の歴史は「上書き保存」が常識なのに、
ココではそれがなされずに「名前をつけて保存」されている。
なので世界遺産なんですね。
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はるか彼方の大陸から半島を経て島国に伝来した仏教。
半島の寺院では五体投地がスタンダードなんですね。
少し長めの座布団が堂内部に用意されていて、仏像と対坐する。
秘仏なんて聞いたことがないし、堂の外部から手を合わせることも無い。
島国では神道と融合して独特な哲学に昇華しているのを強く思う。
百聞は一見に如かず、いい旅になりました。・・・・・・
蛇足
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海印寺の俯瞰模型かなぁと近付いてみると
分かる?
分かった人は
本日オープンです。
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