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母のスマホ買い替えサポート

4年使った実家の母のスマートフォンを買い替えた。
スマホの買い替えに関わる一切の作業は息子である僕の役目だ。前回、初めてスマホを導入する際もそうだったし、それは今回も変わらない。

今年75歳になる母は、昔から好奇心が旺盛で、新しいことへのチャレンジにも抵抗がないほうだ。20年ほど前にパソコンが欲しいと言い出した時もそうだったし、10年以上前から始めた英会話を今も続けているのも素敵だと思う。4年前に初めてスマホを渡した際も、目をキラキラさせて新しいおもちゃを楽しんでいた。

新しい機種についての母の希望は、今までと同じ(5.8インチ)程度画面の大きさと、バッテリーの持ちがよいことの2点だけで、あとはすべておまかせとのこと。
普段スマホの新機種やトレンドを追っていない人間にとっては、どういう基準で機種を選んでよいか分からない。だから、僕が母に話すときは、複数の選択肢を提示しない。利用用途から最適と思われる機種を色も含めて僕が選び、完全に絞り込んでから母に伝えることにしている。
Googleとともに生きている僕はAndroid端末を利用しているので、母から使い方の質問があったときに対応しやすいように、母が利用する端末も当然にAndroid。
母の利用用途は、LINEとメール、それにちょっとした調べもの程度なので、高額のハイエンド機は不要。ミッドレンジといわれるクラスから、手に持ったときにこれまでのものと比べて重くないものを。
人のものを選ぶのは、自分のものを選ぶ以上に難しい。

今回選んだのは、2021年11月に発売された AQUOS sense6。ディスプレイは6.1インチ、重量156g、バッテリー容量4570mAh、顔認証・指紋認証あり。USB Type-C。購入金額は3万円台。
端末に充電ケーブルが付属してこないのは想定外だったが、滞在中にAmazonで注文して翌日届いたので問題なし。

この機種についていくつかのレビューを読むと、バッテリーの持ちがとにかくよいとの評判。これは実際に使ってみた印象も同じで、驚くほど電池が減らない。ディスプレイもSHARPのIGZO OLEDと呼ばれる高精細の有機ELが素晴らしく美しい。
スマホケースは、世の中には膨大な種類があるので、選ぶ負担を極力母にさせないように。好みがあるだろうから、一応2,3種類の中から選んでもらったものの、これかなと狙った一番最初のものを母は指定してくれたので、読み通りで僕も満足。
スマホ端末、ケース、画面保護フィルムを僕がネットで購入して実家に発送しておき、帰省した際にすべてセッティングして母に引き継ぐ流れ。

母のGoogleアカウント、MVNOキャリアのアカウント、LINE IDといった各種重要情報は、以前からすべて僕が管理しているので、新スマホの設定にあたって、「あれがないこれがない」という混乱もない。
LINEアカウントの引継ぎ、Gmailの引継ぎ、連絡先の設定移行も滞りなく完了。2泊3日の滞在期間中、母に新しい端末の利用を色々試してもらったところ、問題なく使えそうということで一安心。

何より、新しいスマホを本当に気に入ってもらえてよかった。
用もなくスマホを開いては、顔認証で即座にホーム画面に切り替わり、問題なく動作することに安心し、にこにこしながらまた閉じる、ということを繰り返している母を見て、僕も笑みがこぼれる。

ちなみに、母が利用しているMVNOは、利用データ量が500MB以下ならその月の月額基本料が0円という太っ腹で、ここ数カ月は月額料金が一桁(ユニバーサルサービス料の3円w)しかかかっていないとのこと。実質タダじゃないか。
いわゆる3大キャリアは月額利用料金が高いので最初から選択肢に入れておらず、4年前の時点で迷わずMVNOを選択したのが正解。必要なサポートは、遠隔で僕が行うか、どうしても必要な場合は実家に出向いて対応することにしている。3大キャリアは店頭でのサポートが受けられるのが利点ではあるものの、そこに毎月6,000円以上をかけるだけの理由はない。

ともかく、母には新しいスマホを使い倒してほしい。
次回買い替えの時もサポートするからね。

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