けんちゃんの読書記録③OECD Education2030を読んで

おはようございます。1ヶ月ぶりの更新となりました。
今日は、白井俊さんが書かれた、OECD Education2030を読んだことをまとめていきます。近年、よく聞く「コンピンテシーとは何か」という自分の謎を追って、書いていきます。
 そもそも、コンピンテシーという言葉を聞くようになったのは、数年前からです。言葉はよく聞くものの、実際のところ、どういったもののことを言うかは定かではありませんでした。ただ、本書は「難しい」と言うお話を聞きたいので、少し時期を考えて読もうと思い、学期が始まっている最中には読まないようにしていました。夏休みに入り、少し時間ができたので、職場の先輩が持っていると言うことだったので、借りて読ませて頂きました。

コンピンテシーとは?
 言葉の定義から先に確認します。コンピンテシーとは、一般的に「有能」や「能力がある」といった意味で使われるそうです。ここからわかるのは、状態を表すと言うこと。つまり、何かしらの力を指していると考えました。しかし、読み進めていくと、実は提唱者により定義が少し違うらしいです。近年、こういった言葉が違うことや、定義づけがされていないと言うことは結構多い。そのため、自分にとって都合の良い方に行くこともある・・・
 定義づけはされていないものの、特徴はあります。それは2つです。1つ目は、総合的アプローチです。簡単に言うと、実社会で使える力であり、教科の学びにある力でしょう。これも曖昧ですが・・・
 2つ目は文脈に即したアプローチです。この力は文脈に沿って考えていくと言うことです。つまり、そこには解釈やどうやって考えたか、学習者の考えが必要になります。
 ポイントは、実用可能な力と言うことと、解釈ー考えの形成といったの過程が大切。じゃあ、実用可能な力にするには、どうすればいいか?また、新たな問いが生まれた。

具体的な力
 とはいえ、どんな力をつけるべきかは、明確にしておきたい。ここでは、出てきたつけたい力についてまとめた。
 結論から言うと、コンピンテシーを獲得したいから、つけたい力があるわけではない。自分が生きる社会で、皆が幸せになるためには、○○の力が必要ということだ。そして、つけたい力をつけるためには、コンピンテシーが欠かせないということだろう。じゃあ、どんな力か。
①価値創造力
②行動力
③対処する力
 この3つである。価値創造は、自分の中での価値、社会の中での価値、親にとって価値、、というように価値観は無数であるのではちょっとした。ここでは意図ある問いかけ、取り組みによりこの価値観を一つの視点として見ることができます。
 行動力は、この言葉の前に、本書では責任ある行動力という言葉がかかってきます。つまり、単純に行動することから始まり、年代が上がれば、責任ある行動をすることが求められます。
 最後に対処方法です。対処方法やシステム上のことから、保護者対応、生活指導対応というようにこれも無数にあります。ここでは、どの優先順位が良いかご自身の置かれている立場や状況次第。だから、自分自身で優先順位をつけながら、対処方法を会得することが大切だろう。

最後に・・・

 これらの行動をより良いものにするためには、振り返りが欠かせないと考えられます。学習前に自分自身の見通しを持ち、振り返ることでより「自分に迫った」ものへと変わっていくだろう。そして、何よりもやりっぱなしにしないこと。どんな結果だろうと、振り返る習慣をつけ、自分の良し悪しを見つけるきっかけになれば、いいなと感じています。

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