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紀元1世紀の教会を訪れる

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この文章は、初代教会の様子を現代のクリスチャンに伝えることを目的としており、綿密な考古学的研究の成果によるものです。 著者ロバート・バンクス氏はオーストラリア・シドニーにあるマッ…
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2022年9月の記事一覧

紀元1世紀の教会を訪れる(9)

休憩時間になると、フィロロギウスは、長女がこの集まりのためにささやかな献げものを用意した…

けんたろ
2年前
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紀元1世紀の教会を訪れる(10)

このときリュシアスが、アキラの合図でテーブルにあるカップを補充し始めたので、私たちの話し…

けんたろ
2年前
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紀元1世紀の教会を訪れる(11)

全員が着席し、リュシアスがゲームを片付けると、アキラは頭を少し下げて、彼の神の霊にこれか…

けんたろ
2年前
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紀元1世紀の教会を訪れる(12)

わずかにできた間を縫って、プリスカは立ち上がり、ランプに火を灯した。 もう外はすっかり暗…

けんたろ
2年前
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紀元1世紀の教会を訪れる(13)

機織り職人の妻が話し始めた。 「ここに座ってアキラさんの話に耳を傾けながら考えていたので…

けんたろ
2年前
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紀元1世紀の教会を訪れる(14)

外は真っ暗だった。 街の道路は、よほどの機会でない限りは点灯しないので、それ以外の時に道…

けんたろ
2年前
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紀元1世紀の教会を訪れる(著者による序文のことば)

この短い物語は、西暦1世紀半ばの初期キリスト教の集会に参加したときの様子を描こうとしたものだ。舞台としてローマが選ばれたのは、当時の一般人の生活の詳細が他のどの国や街よりもよく分かっているからである。 教会のホストとしては、アキラとプリスカを選んだ。彼らはパウロと長いつながりを持っていたので、彼らの家での集まりは、おそらくパウロの手紙が示唆する路線に沿ったものになるだろうと考えたからである。 人物の描写は、できる限り何らかのデータに基づいて描くように努めた。 資料がない場

紀元1世紀の教会を訪れる(訳者あとがき)

使徒の働き(使徒行伝)の時代、教会とは建物のことでなければ、宗教組織のことでもありません…

けんたろ
2年前
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