偉大な選手になるためには、偉大な選手になれ #488
おはようございます。
息子との戦いごっこにて。
ぼく「お前は誰だ!!」
息子「おれはかめんらいだーはくそだ!」
ぼく「歯クソ??」
息子「うん、はくそ」
今日は、スラムダンクより「常勝軍団」海南から学ぶ、組織におけるウイニングカルチャーについて考えてみたいと思います。
強い組織ほど、独自の「文化」が出来上がっているものです。ではどうぞ。
<常勝軍団>
神奈川県王者、海南大附属高校。
昨年(スラムダンクの話の中の)はインターハイベスト4で、今年も全勝でインターハイの切符を手にしている優勝候補の一角です。
そんな海南のチームスローガンは「常勝」です。
試合を有利に進めていたとしても、それに甘んじることなく相手の弱点をついて攻めようとした時に、ルーキーの清田は「そんなことをしなくても勝てるんじゃないか」とキャプテン牧に言います。
すると、キャプテンの牧(高3に見えねぇ)は「常勝」の文字を見て、「海南のプレーヤーなら甘ったれたことを言うな」と一括します。
出典:スラムダンク(井上雄彦/集英社)
常に油断することなく、勝つために最善を尽くす。海南のチームとしての方向性と、それを達成するためにプレーヤーとしてどう行動すべきなのか。
「常勝」という言葉は海南にとってのコンパスみたいなものなのです。
<ウィニングカルチャー>
ウィニングカルチャーと言うのは、常勝チームにおける文化のようなものです。
強いチームは礼儀もきっちりしていて、チームメイト、スタッフ、審判、ファン、全ての人たちに対してリスペクトを持って接しているように感じます。
日本代表のチームのロッカーが使った後めちゃめちゃキレイ、と言う話はメディアでも取り上げられ少し話題になりましたよね。
強いチームというのはプレーが素晴らしいのはもちろんのこと、人間的にも素晴らしい選手が多いです。
「偉大な選手になるためには、偉大なチームに入れ」という言葉があります。
そもそも偉大なチーム(オールブラックスとかFCバルセロナとかイメージしてもらえばいいかな)に入るためには、そもそも選手として素晴らしい結果を出していなければいけません。そこは頑張って努力しましょう。
ここでは、プレーとしての偉大さとしてではなく、プレーヤーとしての偉大さを求めます。
いっときだけ活躍していく選手ではなく、レジェンドとして語り継がれる選手になるためには…ということですね。
海南で例えるならば、「どんな相手だろうと手を緩めずに、最善の方法で戦う」という文化があります。
これは相手をリスペクトしているからであり、「海南のプレーヤーであるならどんな相手でも全力を尽くせ」という行動指針になっています。
つまり、海南の選手としてふさわしい行動とは何か、を常に考えて行動していくということです。
チームに所属する選手、全員が同じカルチャーを共有し、チームにふさわしい選手になるためにはどのような行動をするべきかを理解しています。
だからこそ、どんな場面でもチームとしての方向性がぶれること無く進んで行けるんですね。
<◯◯であるべき>
ウィンニングカルチャーというのは、その集団の独特の文化、ルールのようなものです。
他の集団との違いが著しいほど、その結束は強くなる傾向があります。
まるで一つの国であるかのように、結束して、自分のアイデンティティにも繋がってきます。
皆さんも少なからず、日本人としての意識は持っていて、日本人ならこうあるべきだみたいな考えはあるのではないでしょうか?
人は面白いもので適応する生き物です。
環境が人を成長させることもあれば、逆に堕落させたりもします。
例えば、早起きが苦手だという人を、毎朝4時に起きて運動する集団の中に放り込んだとしましょう。
すると不思議なもので、最初は起きるのがしんどくても次第に慣れてきて、いつしかその生活が当たり前になってきます。習慣化です。
逆に規則正しい生活をしていた人が、そうでない人たちと一緒に生活をすると、どんどん不規則な生活になっていってしまいます。
偉大なチームは、周りに対してのリスペクトや謙虚さ、自分自身に対するストイックさや、成長に対しての貪欲さが他の集団よりもしっかりと作られています。
そうした環境に身を置くことで、いつしかそれが当たり前になり、このチームの人間ならそうするのが当然という考えが染み付いてくるんです。
だからこそ海南の選手は、常に海南のプレーヤーならどう振舞うべきかを忘れずに入れるんですね。(#本当に高校生か笑)
<まとめ>
①ウィニングカルチャーと言うのは、常勝チームにおける文化のようなもの。チームに所属する選手、全員が同じカルチャーを共有し、チームにふさわしい選手になるためにはどのような行動をするべきかを理解している。
②人は環境に適応する生き物です。環境が人を成長させることもあれば、逆に堕落させたりもする。
③偉大なチームの環境に身を置くことで、いつしかその文化が自分にとって当たり前になり、このチームの人間ならそうするのが当然という考えが染み付いてくる。
組織としての文化ができていれば、どんな場面でも方向性を見失わず進んで行けることができます。
共通の意識を持つためにも「常勝」のようなチームスロガーンがあるといいと思います!
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。
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